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カテゴリ:中東情勢
さてさて。前回はロシアの重要性について。 アメリカが本気で世界の平和を守るのならば、ロシアの協力が必要だ。と、 そのような話で御座いましたね。 うん。まあ、色々な意見があるとは思うんです^^; ですが、一つの現実問題としてね。 ロシアの代わりになれる国家って、世界に存在しないんです。 つまり、ロシアが背負っている負担。責任を背負える国家も存在しないんです。 よろしいでしょうか? 前回にも書きましたが、ここが中国とロシアの大きな違いなんです。 中国が無くなっても何の問題もありません。 なぜなら、コイツらは何の負担も責任も背負っていないからです^^; それどころか何の負担も責任も背負っていないくせにね。 責任を背負っている国家。・・・私達日本を攻撃する限度を超えたバカです^^; 日米同盟に依存して安全保障戦略を組み立てている。 言うなれば日本に依存して自国の平和と未来を守っている。 それが今の中国の実情です。 そうだと言うのに・・・その日本を攻撃するってバカじゃん。うん^^; 何にもわからないままに世界を混乱させて、平和を破壊しているんです。 だから、むしろ中国は排除して消滅させるべき世界の敵です。 それ以外に結論なんか無いんです。それだけです^^; でも、ロシアはそうじゃない。 ロシアは明確な負担。責任を背負っている。それも特大のものを背負っている。 大国としての役割を果たして世界秩序。世界平和に多大な貢献をしている。 もし万が一にもね。 そんなロシアが消滅した。なんて事になったら、世界の混乱はハンパじゃない。 あの、言っておきますが私達日本は無理ですからね?絶対に無理です^^; ロシアの責任を日本が担う。肩代わりをするなんて不可能です。 これも前回に書きましたが対中戦略。対意中包囲網においては。 ロシアとの協力を前提としているくらいなんですからね。 それゆえにロシアの消滅など日本は。アジア諸国は断固として認めません。 ・・・ですのでね。 それをアメリカが背負う。と言うのなら私は何も言いませんよ?^^; あるいはアメリカとヨーロッパがロシアの分の責任を背負います。 ロシアの物凄い負担を背負います。と言うのならば私だって何も言わない。 ですが、どうか現実を見て下さいませね? アメリカは2013年の段階で世界の警察と言う地位を放棄した。責任を放棄した。 それにより既にパクス・アメリカーナも消滅しているんです。 その責任を背負えなかったから・・・です。 そんなアメリカがさ。ロシアの責任を背負います。と言ったところでさ。 国際社会の。一体どこの誰がアメリカの言葉を信用するんです? そのような事が出来るのなら、なぜ世界の警察の地位を放棄したのか? なぜパクス・アメリカーナを消滅させるような事をしたのか? つまりは世界を混乱させるような事をしたのか?・・・と、 そういう事になっちゃいますでしょう?^^; うん。そうなるのが普通。一般的な。常識的な見解であるはずです。 世界の警察の地位を放棄した。と言う事はさ。 それは言い換えれば、アメリカは限界だと宣言した。と言う事のはずです。 もうこれ以上は無理だ。とのギブアップだったはずです。 そのアメリカが、一体何を考えてロシアの責任を背負える。などと豪語するのか。 出来もしない事を出来る。などと言って世界を混乱させようとするのか。 これでは世界の超大国。世界のリーダーとして不誠実極まりない。と、 そのように厳しく批判されたとしても文句は言えません。 ・・・うん。やっぱりさ。 このブログでも何度も指摘してきた事ですけれどね。 このようなアメリカの無責任な言動が、どこまでも権威と信用を失墜させている。 世界中の。国際社会でのアメリカの評価が急速に低下しているんです。 これは誰であろうとも否定する事の出来ない事実である。と私は考えております ・・・いや、繰り返しますけどね。別に良いんですよ?^^; 本当に出来る。と言うのならば。 本当に問題無いんだ。アメリカが何度かするんだ。 もしくはアメリカとヨーロッパが責任を持って最後まで対処するんだ。と、 そういう事なら私だって何も言いません。 でも、本当に後悔しませんね? 今ここでロシアと対立して無駄なコストとリスクを背負った場合。 これから先の世界情勢の変化について、まったく対応出来なくなりますけれど。 それについても覚悟の上だ。と言う事で・・・よろしかったですね? アメリカの貧困層が今まで以上に貧しくなって、とてつもなく国内が混乱しますし。 ヨーロッパに至っては小国が木っ端微塵に消滅する。くらいの事は起こるでしょう。 ウクライナ一国のために。 それだけのコストとリスクを背負います。と言う事で間違いありませんね? 重ねて申し上げます。 これらの全てを考慮している。覚悟していると言うのならば。 御約束通り私は何も言いません。 ただ私は、ちゃんと警告しましたよ?後で文句を言わないで下さいませね? ・・・と言うわけで、本日の話題に入りましょう^^ えーと。まあ、何と言いましょうか。 ほぼ予想通りに米ロ会談が決裂する流れになっております。 なので、これから先の展開も予想通りの動きになるだろう。と私は見ております。 そんなわけで。 本日の話題はウクライナ。ロシア情勢の影響を受ける中東情勢。 どのように今後の世界情勢が変化していくのか?と言う話をしたいと思います。 それでは参りましょう^^ まず最初に確認です。 2021年。昨年の段階で警告しましたように今年の2022年は地獄です。 米ロ会談と言うのは地獄の、その始まりでしかありません。 ですので、この最初の米ロ会談の段階で右往左往しているようでは話にならない。 これも以前から指摘しておりますが、現在のアメリカ政府。 バイデン大統領とバイデン政権と言うのが、どれほど実力が低いのか。 どれほど国家。国民。国益の事を考えていないのか。 その点が嫌と言うほどに明確になります。 ・・・うん。まあ、この瞬間もね^^; アメリカに対する失望が世界中で広まっている。と言ってもよろしいでしょう。 ん-。まあ、これも一応確認しておきますが。 アメリカと言うか。バイデン大統領とバイデン政権ってさ。 最重要は「アジア」だ。と言っていた連中なわけで御座います^^; つまるところ。 現在のロシアの動きに対して何一つ予想出来ていなかったし。 何一つ準備が出来ていなかった。と言う事に他ならないわけです。 完全完璧に予想外の。想定外の事態に突入しているのが今であり。 そのために今のアメリカ政府では、これから先にどうしていくべきなのか。 政府閣僚の誰もがみんな「わかりません」と言っている状態なわけです。うん^^; それに加えて既に書いているようにロシアの重要性について。 ロシアが背負う負担。責任についても考える必要がある。 何の考えも無しにロシアを攻撃して、ロシアを弱体化させてしまえば。 それだけで他地域に対して物凄い悪影響が出てくる。 例えば私達日本を含めたアジア地域が、その良い例で御座います。 ロシアの弱体化は対中戦略において重大な悪影響が発生します。 それはアジア全体の不安定化に直結する。と表現しても過言じゃない。 このような問題についても対処出来るのかどうか。 それが今のアメリカには問われているわけであって・・・。 もしも「出来ません」なんて事になってしまえば。 その瞬間にアメリカはアジア地域から蹴り出されます。邪魔だからです。 ええ。そうですとも。 そのような事を私達日本を含めたアジア諸国は断じて容認しないからです。 うん。そうなんです。もう今の時点でさ。 アメリカとしては赤っ恥も良いところなわけであってさ^^; さっさと負けを認めてロシアと和解すれば良いものを・・・。 無駄に意地を張って。無駄に対立した挙句に新たな問題を引き起こそうとしている。 まったくもって世界情勢が見えていない。現実が見えていないんです。 「何の計画も。何の準備もしていないけれど、戦うぞっ!」 ・・・と言っているわけでさ。 これを客観的に判断すれば、そりゃあ無理じゃん。となるわけです^^; 今のアメリカが何一つ世界の秩序だの。世界の平和だのを一切考えずに。 自分達の利益と都合だけでゴリ押しを続けている。と、 そのように判断する以外には無いわけであり。 もう一度言いますが、現在のアメリカに対して世界各国は失望しております。 ・・・かつて。 どこかの誰かさんは日本に失望している。と、 そんな事を言った事があったようですけれどね。 さてはて・・・本当に失望されているのは、どこの誰なのでしょうかねぇ? とまあ、こんな感じがね^^; こんな感じが現在の世界情勢になるので、大体これが前提条件になります。 「アメリカの無責任な言動により世界が不安定化している。 このような今のアメリカを信用する事は出来ないぞ。どうするべきなのか?」 うん。こんな感じがさ。 現在の国際社会の共通認識になっているでしょうね。 なので、これを前提条件として世界中の。あらゆる国家が動き出す。と、 そのように考えるのがよろしいのではないかなぁ。と私は考えております^^ さて。それで前置きが長くなりましたが本題の中東情勢です。 現在の中東情勢で注目するべきはアメリカの重要な同盟国である二か国。 サウジアラビアとイスラエルです。 この二か国はアメリカの中東戦略において中核的な存在だ。と言ってよろしい。 まあ、アジア戦略における日本と同じくらいには重要でしょうね^^ それにもかかわらず。 この二か国に対するアメリカの言動は恐ろしく不誠実です。 このブログで既に述べた事としては。 やはりアメリカの備蓄放出による原油価格の引き下げ、です。 これってさ。 普通に考えたら事前の調整。話し合いが絶対に必要不可欠であり。 特に産油国との話し合いが必要不可欠になるはずです。 ・・・少なくとも、サウジアラビア側の同意を得た上で発表するのが筋です。 でも、この一件で産油国が大激怒したところを見る限り。 まったく同意どころか。満足な話し合いが行われていなかったはずです。 そんな状態で一方的に備蓄を放出する。と、 原油価格を引き下げる。だなんて・・・それは暴挙です。 当然の話として、産油国にとっての原油価格は国家財政を大きく左右します。 国家戦略全体を大きく左右するほどに重要なものです。 それをアメリカの意思一つ。都合一つで変えられて不満を持たないわけが無い。 それに何よりもね。 これ以前の話としても昨年1年間のアメリカ政府。 バイデン大統領とバイデン政権は、中東戦略を半ば棚上げ状態にしていました。 最優先がアジアだ。と宣言してしまうくらいには。 それくらいには中東諸国を冷遇した事実は変えられない。 そのような背景があった事を考えると、余計に問題は根深くなります。 それまでの中東戦略の全てを停滞させるかのように、まったくの無関心でした。 中東地域が安定するか否か。その重要局面にあったのに、です。 それがあっての・・・先の一方的な備蓄放出による原油価格の下落です。 バイデン大統領とバイデン政権は極めて不誠実である。と、 そのように中東各国が考えるのは、これは至極当然の話であるかと思います。 ・・・ん-。まあ、よっぽどさ^^; トランプさんの評価を否定したかったんでしょうけれど。 でも、そんな陳腐な理由で世界戦略を判断するべきではありませんでしたよねぇ。 一応。念のために申し上げますが。 もうアメリカは世界の警察ではないのですからね? 今まで見たいなゴリ押しが通用するわけが無いんです。 ちゃんと同盟各国と話し合った上で。また同盟国以外とも話し合った上で。 その上で行動する事が今のアメリカには求められているんです。 今のアメリカ政府と言うか。 バイデン大統領とバイデン政権は、この点をまったく理解していません。 全てが自分達の思うが儘に行動出来る。と本気で考えております。 これは本当に致命的な大間違いです。・・・アメリカ合衆国が破滅するほどに。 でまあ、もう一つ。 コレと同じか。それ以上の問題がイスラエルです。 バイデン大統領とバイデン政権は、先のオバマ政権の人員を引き継いでいます。 であればこそ、わからないはずがありませんよねぇ? オバマ政権とイスラエルの関係は最悪でした。 それこそアメリカ合衆国の建国から考えても最悪だ。と言っても良いくらいに。 この両者の関係は最悪なものでした。 それは当時のイスラエル首相であるネタニヤフさんが直接乗り込んできて。 アメリカ議会で現役のアメリカ大統領を批判したほど・・・ですからねぇ^^; そんな掟破りの、とんでもない大事件が起こるほどにね。 かつてのオバマ政権とイスラエルの関係は本当に悪かったんです。うん^^; ですので、そのオバマ政権の人員を引き継いだのが今のアメリカ政府。 今のバイデン大統領とバイデン政権である以上はね。 イスラエルとの関係が良好であるわけが無いんです。 ん-。さすがにね^^; オバマ政権と比較すればマシな状態ですが、それでも疎遠である事は否定出来ない。 特に前任者のトランプさんとイスラエルの関係が良好だった事。 その事を考えると現在のアメリカに対するイスラエル側の不信感は小さくない。 ・・・まあ、声には出さなくともね。 今のアメリカは信用出来ない。と言うのがイスラエルの本音である事でしょう。 さあ。それで、です^^; 昨年の土壇場に無理やり詰め込んだ話を、もう一度書きますと、ですねぇ。 ウクライナ情勢の不安定化。米ロ両国の対立の隙を狙う形で。 極めて高い確率で中東地域が燃え上がります。 ・・・って言うか。イラクのシーア派が燃え上がります。うん^^; こうなる最大の要因は、やはりアメリカが信用出来ない。と言う一点です。 と言いますのもね。 従来の中東情勢におきましては・・・なんやかんや言ってもさ^^; アメリカが多大なリソース。国力を割いて安定化を実現させておりました。 まあ、アメリカ何とかするから勝手な事をしないでくれ。と、 それが従来の中東情勢だったわけですね^^; でも、それは2013年に崩れました。 アメリカが世界の警察の地位を放棄いて、パクス・アメリカーナが消滅したから。 その分だけ従来の中東情勢を維持するのは難しくなったわけですね。 それで、これに対する中東諸国の答えが・・・イスラム国です。 あまりにもアメリカが頼りにならないから自分達でやるぞ。と、 そもそもアメリカがイラクを。フセイン大統領を排除したから。 だから、こんな事になったんだ。としてね。 中東諸国は自分達で。自発的に中東地域の平和を守ろうとしたんです。 ですが、これはトランプさんが出現した事によって中断されました。 中東地域の安定化のためにトランプさんが尽力していたし、 実際に結果を出していたからです^^ だから、中東諸国としてもイスラム国なんて強引な手段を選ぶ必要は無かった。 でも、そのトランプさんはもういない。 中東地域の安定化を実現させる前に、トランプさんはいなくなってしまった。 そして、その代わりにやってきたのは似ても似つかない傀儡のバカ大統領。 バイデン大統領とバイデン政権は中東地域など知った事か。と言わんばかりに。 アジア地域ばかりを優先させているわけです。 これでさ・・・なんで中東諸国が黙っている。と思えるんですか? スンニ派とシーア派が本格的な全面衝突に入る前に。 その前にイラクを取り戻しておこう。と考えてイスラム国が出現した。 うん。これこそがイスラム国が出現した最大の理由でしょう。 そして、そうであるのならばね。 トランプさんが不在の今。もう一度同じ事が繰り返されると考えるのが道理です。 アジアばかりに集中して、その背後をロシアから襲われて右往左往している。 想定外の事態にアメリカは混乱している。今がチャンスだ。と、 そう考えて中東諸国が動いたとしても、何一つとして不思議な話ではありません ・・・うん。そうでしょうね。 まあ、この話ってさ。あくまでも私の個人的な見解なんですけれどね^^; 何となく、です。 何となく前回のイスラム国は、小手調べ。と言う雰囲気を私は感じておりました。 今回の動きで成功する事は無いだろう。失敗する事になるだろう。と、 それを承知の上で。それを前提とした上で動いているような。 そんな雰囲気を何となく私個人は感じているんです。 でまあ、もし仮に私の見解が正しいのだとすれば・・・次は本気です。 既に述べたようにイスラム国は普通のテロリストじゃありません。民兵じゃない。 明らかに正式な訓練を受けた正規軍であり、一国の政府組織に匹敵する官僚団がいる。 まず間違いなく旧イラク軍であり、旧イラク政府が構成員として参加している。 もう普通の軍隊と政府と言っても間違いでは無いんです。 そんな連中が前回の失敗を詳細なデータとして確保しながらね。 その上で膨大で緻密な計画を組み立てて、イスラム国が復活するようであれば・・・。 これはもう完全にアメリカを凌駕するでしょうね。 うん。バイデン大統領とバイデン政権では絶対に対応出来ません。 もうビックリするくらいに。 あっと言う間にイスラム国が復活して、信じられない速度で支配地域を拡大させて。 イラクからシーア派を蹴り出そうとするはずですし、それは実現するでしょう。 それで、これだけでも大変なんですけれど・・・。 ここにイスラエルの思惑が絡んでくる事になるんです。 先に述べたようにイスラエルは今のアメリカ政府を信用していません。 うん。そうでしょうとも。 もうどれだけ偏った視点で見たとしてもさ。 バイデン大統領とバイデン政権をイスラエルが信用する理由がありませんもん^^; だから、イスラエルもまたアメリカを無視するんです。 アメリカを無視して、独自に中東諸国との交渉を始めるんです。 まあ、何が言いたいのか?と言いますとね^^; イスラエルは、極めて高い確率でイスラム国を容認する可能性があります。 ・・・うん。仮に私がイスラエルの人間ならば本気で考えます。 イスラム国を容認する。スンニ派によるイラクでの権利を容認する。 その代わりイスラエルの権利も認めてくれ。と、 もし仮に私がイスラエルのユダヤ人であらば、この提案を本気で考えます。 と言うのも、この提案が中東諸国に受け入れられたのならばね。 イスラエルは建国以来の悲願である『安定』が手に入るからです。 あの・・・イスラエルと言うのはさ。 皆々様の中には御存知の人もいるかもしれませんけれど。 その建国の経緯が相当に複雑と言いましょうか。かなり理不尽な点がありまして。 それによってイスラエルと中東諸国の関係性は常に最悪だったんです。 そのためにイスラエルが安定した事は建国以来。今に至るまで一度もありません。 常に不安定な状況が続いているのを宿命とする国家だったんです。 であればこそね。 安定を手に入れる。中東諸国と和解する事は、イスラエルにとっての悲願です。 国家と国民の全てが心の底から願っている事だと言ってもよろしい。 それが手に入るかもしれないとなればさ・・・イスラエルは動きます。 ・・・まあ、確かにね。 トランプさんが戻ってきてくれれば、また別の選択肢もあったかもしれない。 新時代の超新星たるドナルド・トランプがいたのならば。 イスラエルもまたアメリカと共に中東地域の安定のために努力したかもしれない。 でも、その肝心のトランプさんはもういないんです。 パッパラパーの大統領と政府閣僚がいるためにアメリカが満足に動けない。 そもそもイスラエルを含めた中東地域を見向きもしていない。 でも、そうだとしてもイスラエルが動かない理由にはならないのです。 イスラエルは必ず動く。 目の前にまで近づいた未来の平和を手に入れるためにも、です。 ・・・まあ、さすがにね。 聖地エルサレムの帰属問題までは解決しないでしょうから。 完全に全て問題が解決した。と言う事にはならないでしょうけれど。。 それでも相当の部分での和解は可能です。 ええ。可能ですとも。 サウジアラビアを筆頭とする中東諸国。スンニ派諸国からすればさ。 そのような提案をイスラエルが提示した場合。受け入れる可能性が高いのです。 と言いますのもね。 イスラエルと聖地エルサレムの問題って言うなればさ。外の問題なんです。 でも、これがスンニ派とシーア派の対立ともなれば完全に内側の問題になります。 問題のレベルが同列では無いんです。 なるほど。イスラエルとの対立は宗教的な観点から見れば重要な問題でもあり。 また、同じイスラム教徒を助ける大義名分。正義についても無視は出来ません。 ですが、あえて言わせて頂きます。 ここまでの問題なら・・・中東諸国にとっては半ば他人事なんです。 聖地の奪還。同胞の救済。どちらも重要です。 でも、同時にどちらも他人事と言う点が存在している。 あくまでも国外の問題である。と言う意識が残っている。 だから、今までの中東諸国には余裕があったんです。 しかしながら、これがスンニ派とシーア派と言う宗教対立。 国内の宗派間での対立ともなれば、これは完全に内側の問題になります。 他人事ではなく完全に当事者となるので、まったく余裕は無くなるんです。 スンニ派の地位は盤石でなければならない。 シーア派の躍進を止めなければならない。それが中東地域の安定だ。と、 大多数のイスラム教徒が潜在的に考える以上・・・イスラエルとの和解の余地はある。 トランプさんがいない。アメリカを頼れない。 それはイスラエルにとって大きな不安材料ではあります。 ・・・でも、このチャンスを見逃す事は、イスラエルには出来ないでしょう。 重ねて申し上げます。 イスラエルにとって建国以来の悲願である安定が、手に入るかもしれないからです。 その上で、です。 サウジアラビアを筆頭とする中東諸国とイスラエルが協力すれば。 ほぼ確実にイラクをひっくり返す事が出来ます。 うん。どこの誰が何を言ったところで確実に出来るでしょう。 シーア派を叩き出して、スンニ派のイラクに戻す事だって十分に可能です。 そして、叩き出したシーア派はトルコ経由でヨーロッパに叩き出す。 こうすれば宗派間の対立を回避しつつ、ロシアの支持も獲得する事が出来る。 まさに一石二鳥。 「ロシアの支持なんて大した事は無いだろう?」 いやいや、冗談を言わないで下さいませ^^; 中東各国とロシアの協力体制は、言い換えればOPEC+ロシアの構図です。 この協力体制が強化。それもアメリカ以上に強化されたとなれば。 その瞬間に原油価格の決定権がアメリカからOPEC+ロシアに移ります。 今までのようにアメリカの意思一つで原油価格を操作する。 備蓄を放出して無理やり引き下げる。なんて事は絶対に出来ませんもん^^; これ一つだけを見ても世界情勢の激変は確定するでしょうし。 アメリカは世界の超大国の地位を失ってしまうでしょう。 米ロ会談が決裂すれば・・・まあ、ここまでくれば決裂しなくても同じかな?^^; これから先の中東情勢は、このような流れで動くのではないかなぁ。と、 そのように私は考えている次第で御座います。いやはや^^; それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月17日 07時53分20秒
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