考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『春の訪れ、山菜採りが恒例行事』(山菜採り1)

2024-02-17 21:26:55 | 英作 解答

英作問題『山菜採り』

1. 春が訪れると、山で山菜採りをするのが、我が家の恒例行事だ。

⇒ 山菜というのは、食べられる野草のことで、野草は、野にある植物なので wild plantsと呼ばれる。これに、食べられるという意味のedible を組み合わせて edible wild plants と呼ばれる。edible →edi + ble (可能) のediの部分は、語源的に、食べるの意味の eat から来ている。edi とeat は似ているので覚えやすい。

英作の注意点であるが、趣旨としては、簡単な英語、知っている英語、習った英語を、最大限駆使して、表現するということである。日本語を見たまま、反射神経で訳してはならない。直訳になるからである。日本語の表面的な字面を訳すのではなく、意味を考えて、英語にすることが大事。

 

『春が訪れると』

春が訪れるということは、簡単に言うと、春が来るわけである。come を使って、

・When spring comes.

春が訪れると、という日本語は文章になっているが、単純に『春には』と考えれば、

・In spring  もよい。

 

『山で山菜採りをする』

山で山菜採りをする、ということは、どういうことか。

山で山菜採りをするということは、差し当たり、山へ行ってすることなので

・We go to the mountains.   →特定の山というより、単に山へ行く、ということだが、通常このようにthe +山の複数形となる。

 

他にも、単に『山で』なので、in the mountains でもよい。

『山菜採り』とはどうなるか。

山菜を採ったり、花を摘む場合、pick という語がよく使われる。

・We go to the mountains and pick edible wild plants. のように使われる。

pick でもよいが、pickを知らなくても、考えれば、他にいくらでも言いようがある。

英作では、知らなければ、自分で考えるということを重んじる。

その気概がなければ、一言も英語では言えない。もちろん何でもいいわけではない。正しく、自然な英語でなければならない。

 

山菜を採るということ自体を考えると、その逆は当然、野菜を意図的に栽培することである。

栽培している野菜を収穫するのではなく、山に行って自生している山菜、野草を採取するためには、我々は何をするのか。

山菜を探す。何のためか。見つけるためである。

・We go to the mountains to find wild edible plants. 

採るということは、その前提として、見つけなければならないので、find という基本動詞でよいことになる。

採ることは、見つけること。ならば、見つけるためには、探さねばならない。look for で

・We go to the mountains and look for wild plants.   でもよい。

 

山菜を採る、ということは、山菜を得ると考えれば、

・We go to the mountains and get wild plants. 

他にも、山菜採取とは、何のためかを考えれば、山菜のためなので、for を使えば、

・We go to the mountains for wild plants.  と言えば、採取と言うのに動詞も言わずに、ただ適切に前置詞を配置すれば、事足りる。

 

該当する言い方を言えない際は、そのこと自体を言おうとせずに、他で代替する。

山菜を採る、ということだが、なぜ山に行くのか、山があるから、と言ったエベレストを目指した登山家がいたが、今回は、山に行くのは、山菜があるからなので、

・We go to the mountains because there are a lot of wild plants in the mountains.  というように、特に『採る』を言わなくても、理由を明確に述べれば、『採る』の意味を表すこともできる。

 

『我が家の恒例行事だ』を考える。

こういう文章を考える時は、『要するに』どういうことか、という観点から考えるのがよい。

要するに、恒例行事とは、定期的に何かを行うこと。もっと簡単に言えば、よく行うこと、いつも行うということに過ぎない。

『山で山菜採りをするのが、我が家の恒例行事だ』

山菜採りが、恒例行事とは、要するに、毎年行くということである。春が訪れると、ということなので、毎年春には~ということ。

・Every year we go to the mountains for wild plants in spring. 

every year と spring を合わせてもよい。

・Every spring we go to the mountains and find /get /pick  wild plants. 

我が家のということなので

・When spring comes, my family /the whole family / every one in my family / all of us in my family / go(es) to the mountains and collect /gather (集める)wild plants. 

 

恒例行事や、その他日本語特有の慣用表現等を英語で言おうとする場合、そのまま字面を英語にしようとしてはならない。直訳になると、通じない。日本語と英語は全く別物であると考えないといけない。直訳の問題点は、いくら単語レベルで英語に直しても、全体として何を言っているの不明瞭な英語になってしまうことである。少し立ち止まって、考えることで、極力間違いを避けつつ、より自然な表現に近づけることができる。

恒例行事とは、単にいつも、毎年、それを行なっている、ということでしかない。

英語にすると、単に every ~ ということであるし、いつも行う、ということならば、英語表現というよりも、文法で言うと、現在時制(現在形)を用いるだけで、変わらない習慣等を言い表せるため、別に特別な表現は、本来必要はない。

考え方だけで、自然な英語で表現ができる。

 

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