月組公演「今夜、ロマンス劇場で」 観劇の感想 その1 | エイシャントドリーム 宝塚つれづれ

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ヅカ歴30年のファン
全組観劇派。



ヅカ歴30年になるファンです。
観劇の記録をつけたいと思いはじめました。
全組観劇派。(月組・星組強め)

趣味は観劇、読書、お酒を飲むこと。

月組公演

「今夜、ロマンス劇場で」 

 

観劇の感想

その1

 

 

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映画が原作ということで、

どうなるのかな、と

楽しみ半分、ちょっと心配なのも半分だった。

 

しかも、

映画が上映されていたのはCMで

知っていたけれど、

特に賞レースに

のぼっていたわけでも、

大ヒットしたわけでもなく。

(これは映画のスタッフがプログラムに書いていたし)

 

 

贔屓組なので、

まぁ、楽しむか、くらいの気持ちでいたが、

これが佳作。

 

 

映画のスクリーンから

憧れの人物が飛び出してくる、という

突飛な設定だけれども、

月組のリアルな芝居と

大真面目にコメディに取り組んだ結果、

笑って、笑って、

そして、

泣ける作品になっていた。

 

 

スクリーンから人物が飛び出してきて、

それが所謂、

芸名の女優ではなく、

その作品の人物というのが

面白い。

 

例えば、

このロマ劇がブルーレイ化して

TVで見ていたら

飛び出してくるのが

海ちゃんではなく、

美雪、というような感じ。

 

 

ヒロインが何も知らない

お姫様なので、

浮世離れしており、健司が撮影所に連れて行っても

騒ぎを起こすばかり。

 

 

ドタバタするし、映画から出てきた大蛇丸たちも

現実離れしているが、

上手くキャラが作られているおかげで、

楽しくハラハラしながら

観ることが出来た。

 

 

主人公とヒロインの

関係性がとても

面白く、

振り回されながらも

愛情を感じた。

 

そして、ラスト。

 

近くの席の人が

「泣くなんて聞いてないよ」と

言っていたが、

本当にそう。

 

 

泣けるけれど

悲しいのとは違い、

温かい気持ちになる。

 

 

新生月組のスタート。

 

とても良いものになった。