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【アンテベラム】観てきました。

2021-12-15 20:30:00 | レビュー・映画・本
「アンテベラム」
とは
アメリカにおいて南北戦争(以前)を表す言葉。

見たかった映画「アンテベラム」。
ホラー、反戦スリラー、サスペンス、
さまざまな言われ方をしていますが
地元で上映が始まったので観てきました。


この映画は、
ぜったいにネタバレしてはいけないので
何も語れないけれど、

多重なトリックに騙されながら
胸糞悪い思いを抱えて観る映画です。

チェロとティンパニーの重低音が響く
冒頭の長回し。

赤い蝶。

差別を可視化するとこんなにも
こんなにも
つらく
怒りに震えるのかと

すべてを観終えて
すべてが解ったのち
さらに胸糞悪くなる映画です。

でもそれは
わたしが
人として間違っていないことの証でもあるのどと
信じています。

そしてこれは
終わった物語ではなく
続いてきたストーリーであり
現実も続き続いてゆく現実であることを
受け止めなければならないのです。

反戦。差別。
奴隷制度。
暴力と恐怖。
支配。

本当の悪とは。
本当の恐怖とは。

そして
私たちの罪とは。

胸糞悪さを抱えて考える夜。





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