涼樹悠樹の本。

まず一言、使われてるなぁ。

勇者様が魔王を倒すために健気に働く少年の話だ。
ただし、中身は定かでは無い。

さて今回は、全壊と違って大幅に加筆修正されていた。
難民護送任務の際に魔物に襲われたり、金貨や銀貨を組織的に削っている連中を捕まえたりと大活躍だった。
そのせいで、この先も色々な仕事が回ってきて、大変なことになることも確定していた。

まあ、筋肉で物事を解決しようとしている連中が多いので、頭を使う人間は重宝されてしまうのは確かだが、それにしてもこき使われている気はする。
まあ、魔王討伐には行かないが主人公なんで仕方が無いことなのかも知れないが。

そうそう、この話を読んでいて最も強く感じることは、小説家になろう掲載作品にしては女っ気が無いことだろう。
その代わり、おじいさんとかおじさんとか有能な王族とかがやたらに出てきている。この辺も珍しいかも知れない。
逆に、今回の難民の発生地で有る隣の国は、何の脈絡も無く、出番も無く滅んでしまったが、まあこの辺も仕方が無いのかも知れない。

最後の加筆された場所に勇者様の家族の話が出てきていたが、こちらはこちらで脳筋な展開になっているようだ。
狭い世界で生きているとこのような展開になってしまうのかも知れないが、この先の展開は結構楽しみだ。
三巻の発売が決まったというので、楽しみに待っていたいと思う。


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