「できる男は超少食」という本のブックレビューを、前2回、ご紹介しましたが、本に記載されていた、「半断食」を自分が実際にやってみて、今、感じていることをお伝えします。

どのようにやってみたか

「半断食」は、朝食を抜く、半分の断食です。

「朝食だけなら３分の１断食じゃないか」と、言われそうですが・・・

多分、１日のうち、半分以上の時間、何も食べていないので、半断食と言っているのでしょうね。

食事の内容は、それほど変えていませんが、意識的に牛乳、卵、肉、は取らないように気をつけています。

辛くないか

始めて初日のブログで、「お腹すいたー」とぼやいてしまいましたが、

意外に慣れるものですね。

もちろん、お腹は空きますよ。「ギュルギュル」言っています。

でも、それだけです。

お腹が空いた時は、水を一口飲むと、結構やりすごせます。

辛くはないですよ。「空腹」を充実してるかな。

体調はどうか

体調は、とても良好です。ゴールデンウィークの頃からジョギングを始めたのですが、半断食中の今も、続けています。

ジョギングは、家の近くの「庄内緑地公園」という、広い公園のマラソンコースを走っています。１周で２．３キロのコースです。

空腹時のほうが、よく走れます。「空腹のほうがパフォーマンスが上がる」というのは、本当のようです。

食後、６時間経過してから走ったところ、１周で１４分かかりました。

昼食前、つまり食後１６時間経過して走ると、１周１３分でした。

空腹時のほうが、１周で１分速く走れています。身も軽いです。

ちなみに、食後すぐに走ると、１周できません。吐き気がするとかではなく、バテてしまう感じです。血糖値の問題か、血流が食べ物の消化に使われてしまっているせいでしょう。

睡眠時間はどうか

半断食なので、それほど短くなった感覚はありません。

本には、睡眠時間は、

３食食べれば９時間

２食食べれば６時間

１食食べれば３時間

とありましたので、以前も睡眠時間は６時間ほどでしたから、変わらないのでしょう。

ただし、朝のパフォーマンスがものすごく良くなりました。

夜の１０時に寝ると、翌朝３時か４時ころには自然と目が覚めます。

それからは、一切、眠くなりません。

朝食を食べるのに必要だった時間もないので、朝の８時には、今まで午前中にやっていた仕事がこなせています。

その後も、頭はスッキリしています。

ただし、そのスッキリ感が基準になってしまうのでしょうね。

昼食後、眠気を強く感じます。

食事が、どれほど頭や体のパフォーマンスを下げていたか、よく分かりました。

その他気づいたこと

ベジタリアンの方の気持ちが少しわかりました。

先日、カレーを作ったのですが、野菜カレーにしました。

ブロッコリーをサッとゆでて、

人参、玉ねぎ、ナスを炒めて、

ブロッコリーとスイートコーンを合わせて、

トマトのホール缶をドバっと入れて、

SBのカレールウとコンソメで味を整え、出来上がり。

脂っこくないので、３食続けて食べられます。飽きません。

野菜は体が喜ぶのですね。

肉は頭が喜んでいる気がします。(頭に良いという意味ではなく)

だから、しばらく肉を食べないでいると、頭がそれほど肉を喜ばなくなるのかなあ。

その他に、自分の生活が今までどれほど食事に大きなウェイトを置いていたのか、よく分かりました。

朝食を食べない朝が、とっても、なが～いのです。

食事に時間をとって、食事を楽しみにして、食事を煩わしく思って、食事の時間に追われて、

そういうことが無くなったり、少なくなると、「自分の時間の使い方」、「自分のしたいこと」、について考えるようになります。

芸能人のタモリさんが、料理が上手なことは有名ですよね。

でも、タモリさんもとても少食で、一日一食しか食べないそうです。

料理は人を喜ばせようとして、自然に腕が磨かれたようです。

アメリカのオバマ大統領も一日一食だそうです。

精力的に働いている人の中に、少食な方は結構いるようです。

少食になると、自分の時間を人のために使おうとするようになるのでしょうか。

私は、今、意外に沢山、自由にできる時間ができて、正直なところ戸惑っている感じがあります。

それでも、時間を有効に使うことを考えると、例えば、「より充実した内容でブログを発信して、皆さんに喜んでもらいたい」、とか、

「沢山の本を読んで、知識を深め、自分の提供できるサービスの質を向上させたい」、など、人と関係することに時間を割きたいな、と思うようになりました。

半断食、なかなか良いです。上手くいくと、自分の生活の質がガラッと変わる可能性があります。

無理の無い範囲で、試してみる価値はありますよ。