「 湘南の海の夜明け 」
河津 米子さん 撮影
あちら立てればこちらが立たず、という難しい問題であることは
分かるが、今は既に決断の舵を切らなければならない時ではない
だろうか。
しかし国はあくまでも、非常事態宣言は爆発的段階が来るまでは
出さないと明言している。それでは如何にも遅いのではなかろうか。
いざ発動されたらまさに爆発的異常事態なのか、国はもう手の打ち様
が無くなったのかと、国民に与える不安と恐怖感は計り知れないもの
があるのではなかろうか。
もし非常事態宣言を出すとしたら、次の4点が基準だという。
重症者の病床の稼働率
60歳以上の感染者の増加
PCRの陽性率
感染経路不明者の増加。
この4点が宣言を出す基準だという。もうその時のような気がするの
だが、具体的な数字、明確なレベルが示されていない。
はっきり明示しないのは、数字にしてしまうとその時点で待ったなしと
なってしまうので、それでは政治的判断をする余地がなくなるからだという。
それではまるで、国民に本当のことを知らせずに国民を操った大東亜戦争
の時と同じじゃないか。
経済復興という政治的美名の元に、無理矢理操作しようとしているとしか
思えない。はっきり明示しない基準だが、それを大幅に上回っていざ発動と
いうその時で間に合うのか。既に火の海ではないのか。
いつも野党やTVの某キャスターのように、文句ばかりを言いたくないのだが、
この有様に対してはさすがに言いたくなる、言わざるを得ない気持ちになる。
又日本が先の大戦時のような、悲しい泥沼のようなコロナ戦争に陥りそうで
心配なのである。馬鹿な男の心配性、不安症そして妄想であって呉れれば
良いのだがと祈るばかりだ。