morton feldman/rothko chapel 2017年07月17日 現代音楽家であるモートン・フェルドマンが,親交のあった画家マーク・ロスコーのチャペル建設に際して,作成した楽曲である。chorus,director,viola,celeste,percussionとシンプルな編成でありながら,イメージをもって捉えることを強いるがごとく,一聴して楽曲の構成・音の輪郭を捉えることはできない。それは,迷い込んだ深い森の中で,得体のしれない生物の鳴き声を聴いているかのように。内的エネルギーに満ちた静謐は,それぞれの断片的な不安を触発しながら渦を巻く。氏は,ロスコーと同様に,無意識の底を流れる音の「元型」を掬い出そうとしたのだ。Rothko Chapel カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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