洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

大人になったら分かる?!(A Secret of Adulthood)-片付けの時に起こりがちなこと- ① 感情を表す表現  Better Than Before より

2021年02月10日 | 英語表現
みなさん、こんにちは。
コロナ禍で大変ですが、外出自粛期間を活かして、家の片づけをおこなった方も多いのではないでしょうか。

今回は、Better Than Before - Mastering the Habits of Our Everyday Lives by Gretchen Rubinより、家の片づけをする時に起こることにまつわる、英語表現をご紹介します。

著者(Gretchenさん)が友人(Marshallさん)の部屋の掃除を手伝った時のエピソードからの引用です♪

まずは、家の物が整ったら、生活も整う!という理論に基づいて、Gretchenさんが、彼女の研究の一環として、家の片づけの手伝いをさせてもらうことになった友人Marshallさんの家に着いたところから。


I couldn't wait to begin - but Marshall looked as though he might be having second thoughts.


※have second thoughts ー ’二番目の考え’とは?!

”1回考えて、またもう一度、考えること(考え直すこと)”です。

この一文で、Gretchenさんがどのようなことを伝えているか考えてみます。

誰かに家の片づけを、いざこれから手伝ってもらう!となった時に、どんな気持ちになるか?

散らかり具合にもよると思いますが、もう一度、部屋を見渡して、いや、やっぱり汚い(散らかっている)から、こんな状態を見せるのは恥ずかしいし、やっぱり断ろうという気持ちになるかもしれません。

この文章は、そう思っていそうなMarshallさん の様子が書かれています。

「やっぱりいいよ」と思っていそうなMarshallさん に対して、彼女の研究の調査も兼ねて手伝いに来たGretchenさんは、I couldn't wait to begin. (始めるのが待てない⇒早く始めたい!)と思っています。

そこで諦めたら、彼女の研究の機会が減ってしまうことはもちろん、Marshallさんの習慣には何の変化もないまま、終わってしまうかもしれません、そこで、Gretchenさんは、彼女の姉妹の掃除を手伝った時のことを引き合いに出して、今は彼女は家を前よりきれいに保てるようになったけれど、私が初めて手伝った時は、彼女の家は本当に散らかっていて、すごかったのよ。彼女の家以上に散らかっているところなんて絶対にないわ。

だから、

"Nothing will shock me. Okay?" (何を見ても驚かないから)と、Marshallさん を説得します。


その言葉に勇気をもらったMarshallさんは、"Okay."と言って、二人は作業に取り掛かります。

そして、作業の前にGretchenさんが伝えた整理整頓のコツが、次の3つのことです。

・Follow the one-minute rule: if you can do a task in less than a minute, do it.

・Never keep newspapers overnight.

・Use counters for activities, not for storage.


私は、ついつい、気が付けば、カウンターを物でいっぱいにしてしまっていますので、3番目のUse counters for activities, not for storage.【カウンターは何かを行うために使うこと、物を置いておくための場所としてではなく】 というのが、確かに!と思います。

全然実践できていませんが



さて、このお話、まだ続きがありますが、Marshallさんの家は、実際にどんな状態だったのか?そして、これからどうなるのか?!
続きは次回♪


☆今回のおすすめフレーズ☆

Gretchenさんが言った”Nothing will shock me.” です。

感情を表す表現は、日本語に訳したときに少し英語の形とズレが生じます。

例えば、「私は驚いています。」という時、そのまま、I surprise. としたくなりますが、surprise という単語は『~を驚かす』という意味を持っていますので、言っている本人である自分が驚いているのに、I surprise.というと「私は驚かせます」と言っていることになります。
しかも、そこで終わると、”何を驚かせるのか”が、とても気になる文章になります。

自分の感情を伝える時は、何かがあって、そのことに驚かされているということを伝えなければいけませんので、
I am surprised. という風に【be動詞と過去分詞】の形にすることを忘れないようにすることが大事です。

今回紹介したGretchenさんの言葉、Nothing will shock me. は、意訳すると「何を見ても(私は)衝撃を受けないわ」となりますが、直訳にすると「何も私に衝撃を与えることはない」と言っています。
Gretchenさんに衝撃を与えるもの(感情の原因となるもの:ここではNothing)が主語になっていますので、この文章では【be 動詞+過去分詞】の型は使われていません。
もし、I から始めるとすれば、I will be shocked by nothing. という形になりますが、ここでは、受動態にするより、衝撃を与える原因となるもの(Nothing)を主語にした文にするほうがスッキリしますし、インパクトも強いですね。

感情にまつわる単語は、他にも沢山ありますが、例えば、interest などは、名詞で使うと「興味」、動詞で使うと「興味を持たせる」という意味になって、
「私は興味があります。」と伝える時には、興味を持つきっかけになったものがあって、そのことに興味を持たされている状態になっていることになりますので、【be 動詞と過去分詞】I am interested.と言います。

”あ、でも今の話だから、進行形にしなきゃ!進行形ということは、ingをつければいい!!”と思って、I am interesting.と言ってしまいそうになりますが、I am interesting.というと「私って面白いですよ」と自ら宣言してしまうことになりますので、注意が要ります。※ing は、その動詞の動作を行う側、つまり、interestにさせるほうを表します。

感情を表す文で、今の話かどうか、は、be動詞の形で伝えます。

I am surprised. ⇒ am ということは、今の気持ち
I was surprised. ⇒ was ということは、過去の気持ち です。

訳したときにズレがでるので、ちょっとややこしいですが、基本の感情を表す表現をきちんと使えるようになると便利です。

今回の話が載っている本は、こちら(↓)です♪ より良い習慣を身につけて、より幸せになる秘訣が書かれています。色んなエピソードが紹介されていて面白いです。



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英会話スクール English and Beyond のホームページは、こちらEnglish and Beyond
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