「四六時中」は、もともと「二六時中」だった? – 四六時中の語源

二六時中

「四六時中(しろくじちゅう)」という言葉があります。
これは、「一日中ずっと」「いつも」という意味で、2020年に大ヒットした人気アニメ・『鬼滅の刃(きめつのやいば)』にも登場します。
が、実はこれ、もともと「二六時中(にろくじちゅう)」といわれていました。

「四六時中」は、もともと「二六時中」だった

「二六時中」という言葉は、昼と夜をそれぞれ6つの刻(とき)に分けて1日を表わしていた江戸時代の時刻制度に関係があります。
つまり、昼と夜の刻が合わされば1日が12刻(2×6=12)となることから生まれたのが「二六時中」という言葉なのです。

しかしながら、1872年(明治5年)になって24時間制が採用されたため、「二六時中」の表わす時間が半分(半日)になってしまいました。
そのため、新しい時刻制度に合わせ、4×6=24で「四六時中」という言い方が使われるようになったわけです。

「二六時中」から「四六時中」へ

いわば、計算方法を変えて、つじつまを合わせたわけですね。

おわりに

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今日は、「四六時中(しろくじちゅう)」はもともと「二六時中(にろくじちゅう)」だったという話でしたが、いかがでしたか?
ちょっと驚きでしたね。おおっ!(゚o゚)

ちなみに、江戸時代は1日の時の長さを表わすのに十二支(じゅうにし)を使っていました。
十二支は、ご存じの通り、子(ね)~亥(い)までの12個しかないため、各刻(とき)にそれぞれ2時間ずつを割り当てていました。
つまり、1刻は1時間ではなく「2時間」に相当(そうとう)するわけです。

1刻=2時間

こんなことも、豆知識として頭の片隅に入れておくとよいのではないかと思います。(^^)

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