日本は津波による大きな被害を受けるだろう UFOアガルタのシャンバラ

エーテル界の人類の源郷か?神の国か?天上のエルサレムか?
チャネラーとコンタクティの情報を集めています。森羅万象も!

「上位の眷属がしたことは、太陽神界(天照太御神)の眷属である金色の龍神は、金光教・黒住教を起こし、地球神界(国常立太神)の眷属である黒色の龍神が天理教・大本教を起こしました」(4)

2021-10-26 15:31:49 | 森羅万象

<ラファエルを日常生活に呼び込む方法>
・ラファエルを描いたコラージュや、写真、あるいは言葉を書いたものを作り、常に目に留まる場所に貼っておく。

・自分自身の癒しの力を、日常生活で活かしていく方法を考えてみる。見知らぬ人が心配そうな顔をしていたら、微笑みかけましょう。それだけで大きな違いが生まれます。

・自分が住む地域で起こっている問題の調停に参加する。まったく異なる意見を持つ人々の間に立ってそれぞれの言い分を調整していくのは、とてもよいことです。

・人々が犯罪やテロリズムに走る理由を考えてみる。ラファエルが人間の邪悪さを見逃したり、許したりするよう仕向けるわけではありません。邪悪さの根源を理解して傷を治す方法を学ぶよう諭すのです。

・家族や親しい友人がいない入院患者を見舞う。

・身の回りにある美しいもの――木々や花、雲、星、絵、建物、銅像――を愛で、感謝の言葉をかける。

・踊ったり、スキップしたり、スケートしたりして、体を動かすことを楽しむ。

・辛い目に遭ったり、孤独にさいなまれたりしたときはいつでも、ラファエルが放つ愛のエネルギーを思い出してください。自分を哀れむのは間違いです。あなたは、素晴らしい世界に生きています。森羅万象に感謝しましょう。朝起きたとき、そして夜寝るときに「ありがとう」と口に出してはっきり言いましょう。

<ミカエルについて>
・ミカエルの名前は、“神に似た者”という意味があります。古代ペルシアの伝説において、ミカエルはベシュタールと呼ばれていました。“人類に栄養を与える者”という意味です。また、太陽の大天使と呼ばれることもしばしばです。シャバティエルという名前もありますが、これは“神の安らぎ”という意味です(“シャバット”とはユダヤ教の休日のことです)。ミカエルはユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教において最上位の崇敬対象となっています。多くの絵画に赤い縁取りが施されたマントを着た姿で描かれていますが、これはミカエルがセラフィムであることを示すものです。

・ミカエルの象徴はリーダーシップで、守護を得意とし、警察官の守護天使とされています。魂の重さを量るための天秤を手にした姿もよく知られています。



『魂は知っている』 すべてが思い通りになる人生の法則
高坂美紀   幻冬舎     2015/6/19



<マイケル、ラファエル、イエス様>
・「マイケル、ラファエル、イエス、アリエル、ウリエル、ガブリエル、司祭」これは、「私についてくださっているのは誰ですか」と、チャネリング(見えない世界との交信)ができるエンジェル京子さんに尋ねた時に教えられた名前です。
 それぞれ、大天使マイケル(ミカエルと同じ)、大天使ラファエル、イエス様、大天使ウリエル、大天使ガブリエル、そして司祭です。見えないとはいえ、立派な方々ばかりで、ありがたいことです。主人には大天使マイケル(ミカエル)が、そして姑にはマリア様がそれぞれついてくださっているそうです。
 
・どうやら、その人の魂の個性とか、与えられた役割とか、本人の気づきのレベルなどによって、守護天使が異なるようです。
 それに、その人の心と状況によって、たくさんの天使の中で、どの人が前に来るかが変わったり、交代したりします。その中には、天使だけでなく、アセンデッド・マスターと呼ばれる存在もいるようです。アセンデッド・マスターというのは、この世に生きていた人が天界で、天使と同じように人を助け、導く存在になるもので、マザー・テレサ、ダイアナ妃、ウォルト・ディズニーなどは新しいアセンデッド・マスターらしいですよ。

・天使にもアセンデッド・マスターにも、得意技とかキャラクター、くせ、エネルギーの色があって、まるで生きている人間のようです。

・そのイエス様は、地球を守るアセンデッド・マスターの集団のリーダーで、愛と許しを説き、難病を治したりすることで知られています。
 私が体の悩みをかかえる人を癒す時にイエス様に呼びかけることがあるのですが、人によって、とても速くイエス様の助けが得られる人と、別の天使が来てくれる人がいます。その人の状況によるのか互いの周波数の相性なのか、私には分かりません。



『セラフィム・ブループリント』  
ルース・レンドリー   VOICE 2010/6/15



<どうすればセラフとコンタクトできるか>
・ほとんどの場合、これまで人間とコンタクトをとるのは「天使」か「アークエンジェル(大天使)のどちらかでした。

・西洋文化におけるヴィジョナリー(聖書に登場する『先見者』)は、アークエンジェル、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ユリエルと交信していたと言われています。おそらくヴィジョナリーにとっては、それが至高の交信相手だったのでしょう。

・天使は私たちに信頼できる情報を与えてくれます。そして然るべき手順さえ踏めば、いつでも彼らとコンタクトをとることができるのです。

・天使は地球外のソースと密接なつながりを持った存在にほかなりません。その天使とのコンタクトが許された人は、宇宙において高い地位を与えられたも同然です。

・そのうえ、前述のセラフの言葉も示すとおり、天使もまた人間とのコンタクト望んでいます。実際彼らは、すでに私たちの周囲に存在しているのです。たとえば、様々なクライアントのリーディングを通じて、私は、天使が人間の姿をしているケースを数多く見てきました。

 彼らには次のような特徴が見られます。
●普通の人より単純で、だまされやすく、頭が鈍い。
●約束の時間に遅れたり、夢のようなことばかり考えたりしている。
●物事を体系的に考えることが苦手で、いつもピントがずれたような受け答えをしてしまう。

・ほとんどの場合、彼ら自身もそういった自分の欠点に気づいています。そこで彼らは、人間の姿になることで、その欠点を克服しようとしているのです。

<セラフィムとは何か>
・新約聖書では、天上の存在は7つのランクにグループ分けされています。すなわち、「エンジェルズ(天使)、アークエンジェルズ(大天使)、プリンシパリティーズ(権天使)、パワーズ(能天使)、ヴァーチューズ(力天使)、ドミニオンズ(主天使)、スローンズ(座天使)」です。

・その後、キリスト教神秘神学では、7つのランクに、旧約聖書に登場するケルビム(智天使)とセラフィム(熾天使)を加えた9つを「天使の階級」として唱えるようになりました。

・セラフィムは「すべての天使を統率する最高位の天使」にほかなりません。



『天の岩戸開き』  アセンションン・スターゲイト
 Ai(アイ)   明窓出版   2010/6



<中今のスピリチュアル・ハイラーキーとは?>
・大いなるすべての源、一なる至高の根源神界、すべての神界、すべての天界、そして神智学でいうスピリチュアル・ハイラーキー、アセンディッド・マスター方はもちろん、アインソフ評議会、大天使界、聖母庁、キリスト庁、メルキゼデク庁、宇宙連合、銀河連合(連邦)、太陽系連合、インナーアース連合、それらのすべてがひとつなのです。もちろん、皆さんのハイアーセルフとそのネットワークも含まれています。その総称を、「スピリチュアル・ハイラーキー」としています。

・「宇宙聖白色同胞団」(グレート・ホワイト・ブラザーフッド)とは、「スピリチュアル・ハイラーキー」の中でも、宇宙の創始からのマスター方を指します。
・皆さんは、天津太陽神界( 高天原)という、魂の源、故郷から太陽の国、日の本へと天孫降臨した子供たち、子孫です。

<スーパー宇宙アセンションに向かって!!!>
・今回の地球、シリウス、ここの銀河のアセンションは、地球ハイラーキーと、その長のサナート・クマラ、シリウス・ハイラーキーとその長のヴァイワマスの、「シリウス・プロジェクト」でもありますが、それをサポートするのは、アンドロメダ銀河であり、ここの宇宙の最高評議会のアインソフです。アンドロメダ銀河は、ここの宇宙で創始に生まれた領域であり、すべての存在にとって、最も本源に近い故郷です。

<アガルタ(インナーアース・首都はシャンバラ)>
・アガルタ(インナーアース・首都はシャンバラ)の領域は、5次元の現実です。この5次元の領域は最近、惑星の地表から地下へ4百マイル(640キロメートル)の地点に存在する。

・地球の重力のニュートラル・ゾーンまで拡張されました。このように母なる地球は、5次元の領域を徐々に3次元の惑星の地表に近い場所まで移動させています。



『スピリチュアル地図の読み方』   自分の霊性に目覚めよ
ラウル・イクセンバーグ    青崩堂    2009/1



<奇妙な天体―月>
S 「確かに月は空洞で人工天体です。人工天体というよりも他から持ってきたものです」
R 「月の石の分析から月は50億年以上も前に誕生していて、地球より古くなってしまいます。また、地球霊団の入口を回っているという説もあります。月はどこから持ってきたのでしょう?」

S 「月は火星や金星に近い成分からできているはずです。火星の惑星だったものを持ってきているはずです。UFOの基地は月の裏側にあり、尖塔状のドームから入り、地下に基地があります。金星人が主体でプレアデスがバックアップしています。目的は地球を守るためで、このことはNASAも知っています。太陽系全体はプレアデスが守り、さらにその後ろにシリウス、こと座がバックアップする態勢が続いています。
ここ500年くらいは太陽系はプレアデスが守っていました。その担当をシリウスにバトンタッチする予定でしたが、まだ移行しきれていません。地球と地球人類の進歩が遅いからです。
地球は、特殊な電磁場の下にあり、地球外生命体は地球人のDNAの進歩を観察し続けています。
それと、地球の誕生は50億年程度ではなく本当は460億年にもなります」

<サン・ジェルマン伯爵の謎>
R 「私が歴上の人物の中で非常に興味深く思っているのがサン・ジェルマン伯爵です。彼は1561年の生まれで、1784年2月27日に死亡したとされていますが、その後に彼を見たという証言や“赤い服の男”としてナポレオンに忠告を与えたとか、イギリスに現れて時の首相のチャーチルに助言を与えたという話もあります。
 実際に実在した人物です。フランスのルイ15世の前で人工ダイヤを見せ、社交界で話題になり、ルイ15世にシャンボール城の一室を与えられています」

S 「たしかに『シバの女王とも会った』とか『リチャード一世と一緒に参戦した』とか『アレクサンダーがバビロンに入城する時にその場にいた』と言っていた方ですね」

R 「そうです。エリクシールという特別な水を飲み、丸薬とカラス麦だけを食べて年をとらないと言われていました。博識多才で英・仏・独・露語からサンスクリット語、ペルシャ語までを自由自在に話せたそうです。
不思議なのは、歴史上有名な人物も実際に彼と会っているということです。音楽家のジャン・フィリップ・ラモーは『恐ろしいほど話題が豊富で時間を超越した世界に生きているようだ』と証言しています。カサノバも『音楽や化学に通じた不思議な人物』と話し、当代の博学のヴォルテールをして『すべてを知っている男』と言わせています。

S 「この資料集からとても暖かいエネルギーが伝わってきます。彼の霊体は宇宙人です。時を超えて一時的に身を隠したり、ある時期また世に出てきています。プレアデスから金星、火星を経て地球に来ています。今はプレアデス以上の次元に還っています。
変幻自在に現れることができました。本当は野菜や水さえもいらず、空中のエネルギーだけで生きることができました。
こうしたタイプの霊体が宇宙人の人間は何人かいました。ロシア革命の時に捕まって銃弾を5発放たれたものの、それをよけ、その後レーニンを補佐した人物や皇室のアドバイザーの一人もそうでした。あまり詳しくは言えませんが、かって政党関係にいた人もそうです」



『「怨霊信仰」が伝説を生んだ』  神代・奈良・平安時代
井沢元彦     光文社  2012/11/17



<『源頼光』>
・しかし、頼光の兄弟たちの時代はそれぞれが勇猛振りを語る伝説があります。これは長男頼光が、大江山を根城にする化け物のような山賊の大将を退治したという話で、「大江山の酒呑童子退治伝説」と言われています。

・酒呑童子というのは、いつも酒ばかり飲んでいて赤ら顔だったからついた名前という説もありますが、いわゆる鬼のことだといわれています。鬼というのは、根城にしている山中から、時々里に下りてきては山賊行為を働き、金品や娘、食料や酒を奪っては山に帰っていく集団のことです。

・日本の伝説には「三大悪妖怪」というのがありまして、九尾の狐、大天狗となった崇徳上皇、そして酒天童子といわれています。なかでも酒呑童子は数ある鬼の中で最強の鬼とされています。では、鬼とはいったい何者だったのか?

・わたしは赤鬼、青鬼というように、見るからに異形の持ち主だったと思います。昔は先天的、あるいは病気や火傷のような後天的なものにしろ、顔が不通ではない人々を鬼といって、一般社会から排斥するようなことがあったわけです。そういう人がひとりで生きていけるわけもありませんから、次第に徒党を組んで集団化したのではないかという説があります。

・これは珍説に近いのですが、赤ら顔で巨大、いつも酒をかっ食らっている、もしその酒が赤ワインなら血を飲んでいるように思えることから、何らかの理由で日本に漂流してきた白人なのではないかというものです。確かに鎌倉時代に描かれた『男衾三郎絵詞』には、白人と思えるような異形の野武士が描かれていますから、絶対に違うとは言えませんが漂流者には白人もいれば黒人や黄色人種もいたはずですから、白人だけを赤鬼にするのには無理があるような気がします。

・いずれにしろ、そういう都から離れた山中で暮らすアウトサイダーの集団が丹波国の大江山(京都市西京区大枝)の酒天童子となって山塞を構え、都を荒したことから、酒天童子討伐の命を受けた源頼光が頼光四天王を引き連れて、酒天童子討伐に向かいます。この頼光四天王の中でもっとも有名な人は、「足柄山の金太郎、マサカリかついでお馬のけいこ」という童謡でも知られる「金太郎」こと坂田金時です。

『武内宿禰(たけのうちのすくね)』
・(生没年不詳)その寿命が約280歳ということから、実在が疑われる人物。『古事記』『日本書紀』によれば初期の大和朝廷において景行・成務・仲哀・応神・仁徳天皇の5代にわたって棟梁之臣・大臣として仕えたとされる。

<「仲哀天皇」という漢風諡号を付けた人物は彼の可哀想な人生の深層を知っていた>
・武内宿禰の年齢についてはいろいろな説があるのですが、短いので280歳、最も長いので360歳で、この間に初期の大和朝廷における5代の天皇に、ひとりで仕え続けたという、とても人間とは思えない長命の人なんです。
 しかも、その超人的生命力で、人生の全てを天皇家のために捧げた伝説的超人であり、ゆえに「忠臣の権化」というわけです。

<360年も生きたとされる伝説の超人武内宿禰こそが応神天皇の父親>
・わたしは神功皇后が産んだ応神天皇の父は、武内宿禰と考えています。武内宿禰という人は、360年も生きて5代の天皇の割には、たいした事績があるわけではありません。「三韓征伐」とその後の香坂皇子らの反乱鎮圧以外には、景行天皇に北陸・東国の蝦夷征討を進言したとか、応神天皇の時に帰化人を率いて韓人池を作った、という程度のことしか残っていません。
 それより、彼には昔なら仙人や神様、今なら超人といえる伝説ばかりが残っているのも、彼が応神天皇の父であることしか残っていません。

・武内宿禰は最長で360年も生きたとされる超人ですが、『因幡国風土記』には、武内宿禰は360歳のときに、因幡国でクツを残して行方不明となったとあります。
 単純に読めば武内宿禰は因幡の国で亡くなったとなりますが、道教やのちの陰陽道では、クツを残して消えるのは、仙人が「昇天」したことを意味します。単なる死ではなく昇天とされたことからしても、武内宿禰をただ者ではないと裏付けるための作為が感じられます。

<『聖徳太子』>
<怨霊を鎮める「贈『徳』の字方式鎮魂法」は聖徳太子あたりから始まった>
・ですから、まず聖徳太子という名称は彼の本命ではなく、後世に贈られた称号であるということが重要です。
 本命は厩戸皇子です。天王家ですから性はありません。厩戸皇子、この奇妙な名前は厩戸の前で出生したからといわれますが、キリスト教となんらかの関係があるのではないかという人もいます。これはキリストが馬小屋で生まれたというエピソードから、凄い聖人が馬小屋で生まれたという話が日本に伝わり、のちに厩戸皇子を聖徳太子として持ちあげるときに、このキリストの話を採用したのではないかということをいう人もいます。
 ただ、この説は中国では景教と呼ばれたキリスト教が5世紀ごろに日本にも伝わったという説が根拠かもしれませんが、中国から聖書の話が日本に入ってきたと認められる痕跡が見られるのはあとの時代なので、この説には少し無理があるのではないかと思います。

・また聖徳太子はいろいろ言われていまして、聖徳太子自身が存在しなかったという人もいます。ただ誤解してほしくないのは、厩戸皇子が存在しなかったというのではありません。厩戸皇子は存在したけれども、その人は大した人ではなかった。その大したことのない人を持ち上げるために、聖徳という凄い名前をつけるに当たって、様々な凄い事績をくっつけてしまったのではないかと思うのです。そういう意味でわたしたちが知っている聖徳太子はいなかったという説ですね。

・聖徳太子と「十七条の憲法」は720年に完成した『日本書紀』に載っているわけですから、厩戸皇子が死んだのが622年ということは、仮に他の誰かが作ったのだとしたら、厩戸皇子の死後百年以内に、厩戸皇子に対する美化が行なわれたことになります。

<『聖徳太子伝略』に記述された聖徳太子の最後は妻との心中を想起させる>
・聖徳太子という人は数々の伝説で彩られた人で、一度に十人の人の言葉を聞きわけたとか、野で飢えて倒れた人と出会い、聖徳太子は哀れんで飲み物と食べ物と衣類を与えたが、後日その人が死んだという報せが入り、聖徳太子は亡骸を埋葬した。後日、聖徳太子がその墓を訪れると、墓前に聖徳太子が与えた衣服だけが畳んで置いてあったことから、仏だか仙人だかわからないけれど、そういう人が聖徳太子を試したのだというような話もあります。
 聖徳太子は黒駒という素晴らしい馬を持っていて、この馬で富士山を駆け登り、都まで戻るのにわずか三日しかかからなかったとか、中国の偉い坊さんの生まれ変わりであるといったことが伝えられていました。

・ですから、聖徳太子という人は、日本史上、宗教とか文化を考える上で最も重要な人ではないかと思うのです。

<『役小角』>
・役小角、飛鳥時代から奈良時代の呪術者で実在の人物。加茂の一族の中で、のちの高賀茂朝臣出身と伝えられる。修験道の開祖とされている。大和国葛城山での修行で超能力を体得して神仙と呼ばれ、平安時代の山岳信仰隆盛と共に、役行者(えんのぎょうじゃ)と呼ばれるようになった。のちに妖術で人心を惑わしたという嫌疑で島流しにされるが、夜間に飛行術で富士山に飛んで修行したなど伝説が多い。

<日本特有の神仏合体が神道系の山岳信仰を代表する役小角をもてはやした>
・光格天皇は、烏丸大納言を勅使として聖護院に遣わし、役小角は単なる行者でも優婆塞でもなく、菩薩様であったのだという意味で、神変大菩薩の諡を贈ります。
 これは、すでに役小角が人々の間で神変大菩薩として崇められていたために、それを天皇が追認したとも考えられますが、没後千百年にわたってたいそうな力を持ち、仏教の守護神のような形で信仰の対象になっていたというのは事実なんですね。

<『アテルイ(阿弖流為)』>
・阿弖流為(生年不詳~802年9月17日)
平安時代初期に東北地方陸奥国民丹沢地方(岩手県)を本拠とした蝦夷の軍事的指導者。789年には日高見国胆(岩手県奥州市)に侵攻してきた「巣伏の戦い」で朝廷軍を撃退するも、その後、坂上田村麻呂に降伏する。

<米の取れない北海道はリスクを負ってまで獲得する必要のない無価値な土地だった>
・アテルイ、史料には「阿弖流為」「阿弖利為」という字が使われていますが、名前からいっても、彼らは当時の大和民族とは明らかに違う文化や文明を持っていた異民族です。

・族長であったアテルイとモレは、征夷大将軍坂上田村麻呂が助命嘆願したにもかかわらず、あっさり処刑されてしまいます。
 しかし、アテルイとモレの降伏によって、東北一帯に生活していた多くの人々が、生き延びることになりました。東北を捨て、安住の地を求めてさらに北上した人々、あるいは住み慣れた東北に残った人たち、いずれにしても数多くの異民族が生き延びたわけです。

・東北に残った人たちの中で、朝廷への帰服を受け入れた「俘囚」となり、現地に定住をすることを許された人と、日本全国に強制移住させられた人々に分かれます。時を経て彼らの中から陸奥国に俘囚長安倍氏、出羽国に俘囚主清原氏、俘囚上頭奥州藤原氏という強大な豪族を輩出します。そして、安倍氏、清原氏の勢力が強大化するうちに、彼らは再び朝廷に逆らい、抵抗するわけです。

<日本先住民の縄文文化による大逆襲が平将門、源頼朝であり、武家政治だ>
・だからこれを逆に言うと、狩猟をやっている民族は、穢れに満ち満ちた差別の対象になるわけです。そういう民族が縄文文化にいたアテルイであり、安部貞任であり、もともとは中央の人間がそっちに行くことで二つの文化が交わったハイブリッド系ということになります。
 その縄文文化の大逆襲が平将門であり、源頼朝であり、武家政治であると考えればいいと思うんです。



『魔界と妖界の日本史』
上島敏昭  現代書館    2009/3



<織田信長が第六天魔王と自称したと、フロイスが報告する(西暦1573年)>
・1573年4月20日(天正元年2月)、イエズス会宣教師のルイス・フロイス(42歳)は、同会日本布教長フランシス・ガブリエル(41歳)に書簡を送った。その中で京都の政情などを報告した後、武田信玄(53歳)と織田信長(40歳)に関する次のような噂を記した。

・「(前略)信玄が遠江と三河の国に来襲する前、面白いことがあった。それは彼が信長に書状をしたためた時、まったくの傲慢さから己の名を高めようとし、書状の封筒に己が名を記したことであった。すなわち天台座主信玄と。(中略)これに対し信長は、第六天の魔王信長、すなわち諸宗派に反対する悪魔の王と答えた。(後略)」

・第六天の魔王と言うのは、あまり聞きなれないが、仏道が成就しようとするときそれを妨害するために現れる悪魔のことで、『太平記』にも二箇所ほど登場する。ひとつは巻十二『千種殿附文観僧正奢侈附解脱上人』。

・解脱上人という人が伊勢神宮に参詣し外宮に通夜念誦すると、その夜中、にわかの大嵐。電光が走る中、雲の上に車を轟かし馬の走る音が聞こえたかと思うと、忽然として空に、玉を磨き、金をちりばめた宮殿楼閣が現れ、2、3千人の眷属を引きつれた阿修羅王の軍団が出現する。そのかなり上座にいる将軍が第六天魔王で、兜に金字で「第六天の魔王」と銘が刻まれている。

・もう一つは巻十六『日本朝敵ノ事』。日本が開闢し、イザナギ、イザナミの第一子である天照大神がこの国の主となり、伊勢国裳濯川の辺に鎮座した。そのとき第六天魔王が現れてこの国に仏法が広まるのを邪魔しようとしたので、天照大神は「ここには仏・法・僧の三宝を近づけない」ことを誓う。すると魔王は怒りを鎮め、五体から血を流して、「未来永劫まで天照大神の末裔をこの国の主とすべし」と誓約し、証にその血で印を作って、天照大神に奉った。これが神璽、すなわち、八坂瓊勾玉だという。つまり、天皇の王権を保証しているのがほかならぬ第六天魔王だというのだ。これは当時の宣教師間でもかなり知られた説であったらしく、『日葡辞書』にも「神璽は第六天の印の判。日本国王の持っている三つの古い工芸品の一つと言われる印判」と記されている。



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