-Quiet Quitting- 静かな退職 が広がっていくか?
「静かな退職」とは、
自分の時間を大切にする、
ワークライフバランスを大事にする、
働き方だそうです。
中高年のside fireの話かと思いきや、
米国、若者世代(Z世代)で広がっているそうです。
要求された仕事だけする、時間外労働はしない働き方。
週休3日制の議論とからめ考察する方もいるようです。
経済的な基盤がない人が若いうちからそれをやると、
10年に一度の●●のような外部環境が大幅に悪化した場合、
組織から早々に排除される予備軍になってしまうのではと思っています。
よっぽどの能力がないと相対比較の観点で。
実績・経験値・創造性・個性的思考は、知識習得だけでは難しく、
実体験(外部への暴露体験)から生み出されるものが多くあります。
実体験(外部への暴露体験)が多ければ多い程、魅力的な人材に一般的にはなっていく(はず)
そして、組織の資源の配賦は上限があり、組織にとって有用な人材を残そうとする。
外部環境が変わっても、へっちゃらという人は
きっと以下のような組織に頼らなくてとも成功できる人材、
または
組織内で別の角度から存在価値を示せる人材でしょうか。
個性的なアート思考で新しい価値を自身で創造できる人
業務独占できるような高付加価値を生み出せる専門職の人
環境が変わった際にすぐに働き方を変え成果をだせる人
運と縁の引き、メンタルが強い人
コネがあるまたは人材ネットワーク構築がうまい人
(アマチュアでも収益をだせる世になっているので低コストで生きるという道はあると思います)
働き方や仕事のとらえ方は、人生の価値観によるところが大きく、
何をもって幸せとするかは個人の考え方なので、
経営陣は採用活動がより大変になっていくだろうなと想像します。
特に日本のような新卒一括採用で
人件費が安いうちに採用して長い時間をかけて育てていくやり方をしている社会だと余計に。
この辺に人材紹介業や適性検査を提供する会社にビジネスチャンスがうまれるやもしれないですね。
別にやる気があろうとなかろうと、
労働時間が長かろうと、短かろうと、
求める成果を出して、労働生産性・人時生産性を示せば一義的には問題はない訳で。
「静かな退職」が日本でも広がれば、
欧州のような
どんなに仕事を積まれようが、しっかり、きっちり、確実に長期休暇を取る、
という社会になっていくかもしれないな、と想像しました。