夢は夜ひらく

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週末の楽しみの邦画だけど、

昨年暮れから続いているのが、

1960年代の日活映画ばかり。

『逢いたくて逢いたくて』



これは正月休みに観ていて、

松原智恵子さんが目当てだったもの。

その半年後に公開されたのが、

『夢は夜ひらく』で1967年1月公開。



藤圭子の歌だとばかり思っていたのに、

発表は園まりの方が早かったのを知らなくて...

歌詞も歌手も違うのにヒットしたという。






『逢いたくて逢いたくて』のような、

コミカルな作品ではなかったけれど、

渡哲也とドリフターズはどちらも出ている。

前作は伊東ゆかりや中尾ミエだが、

本作は布施明に奥村チヨの顔もある。

66年の横浜が舞台なので、

マリンタワー、中華街だけだ思ったら、

懐かしいドリームランドもロケ地だった。

夜の閉演前なので、観覧車ぐらいだったけど、

昼間だったら、ロンドンバスも観られたのかな。

この頃の作品は、ストーリーが端折られていたり、

結構、雑なところもあるので、

今だったら、ツッコミどころ満載なんだが、

81分によくまとめられているのがいい。

やはり、90分から100分程度、

これくらいの方が集中できるだけに、

最近の2時間越えばかりだと冗長感も否めない。

それにしても、歌謡曲のイメージで、

数々の作品ができるのにも感心してしまった。



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