悠々自適か．．．

昨日の朝、少し早く着いたので、

お隣の職場の人とロッカーで一緒になった。

５０ｋｍぐらいをマイカー通勤だから、

かなり、早く家を出ているそうだが、

１時間半近くも掛かってしまうだけに、

いつも、通勤が大変だって思ってしまう。

この夏で定年を迎えるのは知っていたが、

再雇用はしないとも聞いていたので、

「定年後はどうするんですか」

そう聞いてみたら、

「自治会の会長を頼まれていて．．．」

「あっ、そうなんですか」

実際、シニアの人で雇用満了になると、

自治会の役員をする人もいなくはない。





「でも、年金受給まで５年もあるでしょ」

「それだったら、もう資金はあるんですよ」

「えっ、そうなの、悠々自適か．．．」

「若いときに職を失ってから、

　とにかく貯金だけはしていたものなので」

「へぇ～っ、すごいですね」

これには、言葉を失ってしまう。

年金の受給が６５歳になってからというもの、

それまでは雇用が義務付けられていても、

最低賃金程度で、とても現役並みでない。

それでも、働かざるを得ない人が多い中、

しっかり、老後の設計ができているのには驚き。

そんなことを職場の人と話していたら、

「車も４台あるとか、余裕があるみたいだけど」

「なるほど、特に働かなくてもいいんだ」

ある意味、羨ましいとも思っていたら、

「でも、独身だと老後が淋しいかもね」

あっ、そういうことだったんだ。

確かに子供がいると、お金もかかるし．．．

まぁ、人それぞれだけど、

やはり、娘たちに孫たちの方が．．．



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