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ほぼ二年近く、カメラを持たなかった。撮るときはiPhoneだけで、大したものは何も撮ってない。
一番大きな理由は、写真というもの、そしてそれを撮ることの意味が、今の世の中全く変わってしまって、写真で何かを表現したいとか、それをする意味とか、そういうものを全く見い出せなくなってしまったから。

なんだけど、ここに来て突然、ふつふつと写欲が湧き出した。と言って今の自分に何が撮れるのだろう。わからない。わからないけど気負わずリハビリしようかなと思う。

そんなリハビリパートナーに、自分としては五年ぶりくらいの富士フイルムのカメラを選んだ。中古のX100F。最新はX100Vだが、別に最新機種にことさら興味はない。ただ、さらに前のX100Tと比べてみたときに、フィルムシミュレーションにモノクロのACROSが入っているので、Fを選んだ、
数年カメラの進化を追わない間に、APS-CのX100Fでも、フルサイズの初代α7と同じ画素数になってるし、だったら単焦点35mmのカメラとして、全く問題ない。

以前、X-T1を買ったときに入手して、その後ずっとしまっていたacruの革ストラップも、丁度今の自分の気分にしっくり来るように思う。
今年、自分の新たな趣味となった自転車にまたがって、散歩しながらぼちぼち撮れたらいいな、と思う。

今年の夏に、父が亡くなったのと同じ年齢になった。これから先はどんな人生になるかな。