セラピスト 美穂 & カオリです
ご訪問くださってありがとうございます
カオリです
とある、お山⛰に登った時のことです。
私も、一緒に行った人たち誰にもわからない”重さ”を美穂だけが感じていたのです
確かに急な登りだった箇所もありましたが、
まだ登り始めて少しのところで美穂が異常な汗をかいて必死になっていました
「体力大丈夫かなぁ〜」なんて登る前に笑いながら話していましたが‥‥そんなに異常な汗
美穂「ヤバイ、カオリ引っ張って!」と汗ダラダラ💦
一緒に行った人にも、後ろから来た人にも「お先にどうぞ〜」と美穂はすぐに立ち止まってしまいます。
私が美穂の前を歩くことなんて、まずあり得ません
歩くのが遅い私
いつも美穂の横を歩いていても、いつしか遅れをとってしまい
どんどん早足の美穂が遠ざかっていき、慌てて駆け足して美穂に近づくというほどです。
時々お寺や神社にお参りに行ったときに長〜い階段があると、途中で
美穂「疲れた〜」と言って少し止まって、また歩き出したり
私が後ろから”重たい身体”を押すこともあります。
ところが、今回後ろから押しても美穂の身体は軽いのです
いつも感じる”重さ”がありません。
美穂は私に「引っ張って!」と
「重たくて重たくて仕方ない。私、頂上までいけるかな。大丈夫かな」と。
美穂の身体、下から押しても重たくないけど
それはそのはず、
私にはわからない”重さ”だったのです
たくさんの人が登るお山⛰
特にこの時に登ったお山は普通のお山⛰とは違いました。
皆さんは登っていくほどにスッキリしていくそうですが
そのスッキリするために見えないモノを登りながら落としていくそうです
その落としモノを美穂はご丁寧にも拾ってしまうというのです
私も含め、一緒に登った人たちのモノはもちろん
たくさんの知らない人たちの落としモノも拾い集めて山⛰の上まで持っていったそうです
最初に汗をかいていた時はそんな大変なことだとは分からず
「美穂、”体力”大丈夫か」と思ったのです。
でも美穂を引っ張り出したら
「あ、これヤバイやつだ美穂の体、大丈夫なのかな」に変わりました。
一緒に行った人たちも、美穂の尋常でない辛そうな姿にビックリして困惑していました
美穂の見えないモノが作用している時は私たち普通の人間たちは
悲しいかな、何も出来ないのです
美穂が1人で闘っているのはわかっても、
何に闘っているのかわからないし見えません。
何が出来るのかもわからず
何も出来ない自分と、闘う美穂をただただ見つめるしかありません。
私は普通に山登りする人がツライときのように
「あともうちょっと!」
「あそこまで行こう!」
「もうだいぶ来たからもうすぐ頂上だよ!(ウソ)」とかしか言えず、
ただ美穂の辛さを見ながら、美穂の手を引くしか出来ませんでした
本当に無力な私
いつも美穂は助けてくれるのに、こんな時に何もできない
美穂「ほんとに重たい、、、こんな風になるとは。
だけど、帰りは天狗のように飛んで帰るかもよ👺」と言うのです。
「帰りに天狗👺のように飛ぶように降りたら、みんなにわかるわ。
この重たさが私(美穂)の体力の問題ではなく別のモノだってこと」
ひぃ〜〜〜っ
そんなこっちゃいいけど、美穂が今にもぶっ倒れそうだよ
と心配な私でしたがなんとか頂上まで登り切りました
頂上では美穂がエネルギーワークをしてくれたり
自然に溶け込み、自然の遊びを美穂が誘導してくれました
とっても楽しいだけど、、、美穂大丈夫なの
という私の心配にも
美穂「大丈夫、大丈夫」といつもの大丈夫なのかそうじゃないのかわからない返事
代わる代わる頂上に到着する人たちが降りて行くのも気にすることなく
1時間ほど頂上で過ごした”美穂ご一行さま”
みんな自分の中に充満している何かを感じつつ下山することに。
先頭は美穂💨
トントン、スイスイ、トントン、スイスイと降りて行きます
まさか、、、
天狗👺さんが舞い降りたようでした
時折、みんなの様子見がてら後ろを振り返るも
トントトン、トントトンと1人でどんどん降りて行く。
小さくなっていく美穂の姿にみんなビックリ
もう私は自分の足元しか見れず必死に美穂を追いかけました
だって天狗👺さんになっているから大丈夫だと思うけど登りの辛そうな美穂を思い出すと
何かあってからでは遅い、もしぶっ倒れたりしたら‥‥と
足がもつれてしまうのではないかと思いながら美穂を追いかけました。
が、その速さについて行けませんでした
途中止まって待ってた美穂に追いつき「大丈夫なの」と言うと
涼しい顔して「私(美穂)早く降りたいから」だって
なんということ
何が起こっているのか
さっぱりわかりません
必死に美穂を追いかけた私も
一緒に⛰登ったみなさんも
翌日は普段使わない筋肉が頑張ってくれて脚が筋肉痛でした。
膝ガクガクの人もいました
美穂はというと‥‥
筋肉痛もなし、疲れもなし
えーーー
こんなことアリ
美穂は肉体を使っていなかったのでしょうか
なんとも不思議な、楽しい1日でした