広告写真の世界では魚眼レンズを使うことは少ない。風景でもあまりない。仕事で使うなら結婚式やパーティ辺りで変化球として使うことが多い様だ。
魚眼も円形に写る円周魚眼レンズと、広角レンズより丸まった感じに写る対角線魚眼レンズがある。
今回の2枚の写真は息子が撮ったもの。町並みの写真は、魚眼レンズで撮影した後、Photoshopで周辺をぼかし、トイカメラのイメージにしたそうだ。本物の風景なのに、ジオラマの様な独特の世界があって実に面白い。
もうひとつは長時間露光にして人物を動かしている。橋や水平線、手摺の曲線に魚眼レンズの特徴がよく出ている。
魚眼レンズは、記録用として天体位置測定や雲量測定などにも使われているが、その極端な特徴を使って、面白いユニークな作品作りに挑戦してみたい。