色フィルターで自分の味付けをしてみよう。 | 写真の鉄人塾

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このブログは、プロ広告写真家暦32年の私、「写真の鉄人」が、写真を撮るための実践的なコツを、毎日一つずつ紹介します。料理、商品、人物、風景、建築、広告写真はあらゆる分野に広がっています。いろんな引き出しからそのコツを紹介していきますからお楽しみに!!

ノーマルなままの自然な色ももちろんいいが、色フィルターでちょっと自分好みの作品を作ってみるのも面白い。

最初の写真は、ノーマルなまま。曇天だったので少し青みがかってメリハリがない。で、フィルターで遊んでみた。2枚目、3枚目は暖色系と寒色系の例である。分かり易いようにちょっと極端にしている。テレビドラマなどで夕暮れのシーンによく使う手だ。

最後の写真は、少しアンダー目にして寒色を少し加えた。これが最終作品である。

色フィルターは通常レンズの前に着ける。広角レンズは後玉の後ろに着けることもある。便利なのは何と言ってもPhotoshopだ。

Photoshopのフィルター機能はそれこそ変幻自在。同じ暖色系でも種類がいろいろあり、またその効果を増減できる。これが凄い。それ以外にも寒色系、バイオレッドやシアン、マゼンダ、セピア様々なフィルターが用意してある。

フィルターを作品作りに使うことは決して邪道ではない。写真は結局自分の心象風景なのだ。それに近づけるのにフィルターが効果があるのなら大いに使うべきである。ただ見え見えなのは手品師がネタばれしているような感じで、ちょっとカッコ悪いかな。