ずいぶんご無沙汰してしまって
申し訳ありません_(_^_)_

7月から闘病していた父は、
10月30日に旅立ちました。
このブログをみて気に掛けて下さって
いた皆様にご報告申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。



その日私は「あ、今日だ」と感じて
いたので、急いで父が入所している
医療老人ホームに向かいました。
部屋に入って「お父さん!サヅキ来たよー!!」と声をかけ、手を握ったら
父は嬉しそうに少し微笑んでくれました
その5分後くらいに父は逝きました。
私を待っていてくれたのでしょう。
苦しむことも一切なくとても安らかな
最期だったので、これで良かったのだと
今は思います。




さて。
父の前世(というものがあるのならば)
は、じつは乃木希典将軍だったのでは
ないかと思います。
名前、203という数字、学習院との関わり
西郷隆盛との関係、土(土地や農業)と
いうものへの意識、
毎朝の鍛錬(庭で木刀の素振り)
子供2人への関わり方やその思い…
共通するキーワードを書き出せば
他にもきりがありません。
急激に認知症が進んでからは、よく
「天皇陛下万歳」と口にしていました。
そのときは、お父さん何言ってんの〜
などと笑って私も一緒になって万歳したり
して遊びました(笑)





また前回の記事に書いた「一緒に
死んでくれ」という言葉も、じつは
私にあてたものではなく母(妻)に
言ったものだと思います。
(乃木は明治天皇崩御の際、妻とともに
殉死しています)
そういえば明治神宮ともなぜか縁が深く
父の会社もそのエリアにありますし
私や弟の七五三も明治神宮でした。



不思議です。
人って、人生って、一生って、魂って
本当に不思議です。
病に倒れるまではそりゃあメチャクチャ
な父でしたが、いまはもう素晴らしく
あっぱれな父であったと
私の誇りであると、胸をはって言えます。


気付けば、四十九日までちょうど
あと1ヶ月(本当にいま気付いた!
ちょっとビックリ)
父(と乃木さん?)に恥じないよう
心の姿勢を正して丁寧に過ごそうと
思っています。

今日、父の見舞いに行った。

大腸癌の超末期
絶飲食3ヶ月目突入
全身に癌転移
認知症もMAX状態

1週間くらい前までは大声を出し
暴れたりしていたが、今はもう
ほとんど声も出ないし身動きもできない。
かろうじて腕と首のみ何センチか
持ち上げられる状態。
意識レベルも不安定になり始めてて
眼や口を開けたままいきなり
寝る(意識が落ちる)ことも
増えてきた。



そんな父が今日、私の両手をとり
握り締めながら言った言葉。

『一緒に死んでくれ』




うーん…誰かオンナでも口説いてる
つもりなのかな?それとも私を
母と勘違いしたのかな?とも思ったが
たぶん違う。


直感的に感じたのは
「あ、おいでなすったな」
だった。

父はもう父ではない。すでに半分
なにかに取り込まれている。
そしてこの家(家系)を受け継ぎ
その歴史や因縁を背負うのは
兄弟でも母でもなく、やはり私だった
のだろう。


あと何ヶ月かで、私はその❝なにか❞と
直接対決しなければならないのかも
しれない。

もしそうなったら…
私はとうとう全面的に覚醒するのかも
しれない。


どうかただの勘違いであってほしい。
私は平和でいたいだけなのだ。





父がいる施設の隣にある小さな畑で、猫
が日向ぼっこしてた。
さてさて。
またしてもご無沙汰しております。
なんだかすっかり秋らしくなって
きましたねぇ♪

こちらは7月半ばに父の末期癌が発覚して
からというもの、今まで疎遠だった家族達
と連絡を取り合って話し合ったり、
病院やら役所やらかけずり回ったり、
てんやわんやの毎日を続行中であります。


が、
気が付いたら…わたくし只今現在
「悩み」というものが無いのです。
やらなきゃならない事や気になる事、
突発的な案件はいくらでもあります。
つい一昨日も我が家の猫の皮膚炎が
酷くなったので獣医にかかり、
猫と一緒にドタバタしました。


けど、「悩み」はない。
つまり「どうしよう、どうなるんだろ
う?」みたいに不安や恐れを持ったり
グズグズと思い煩うことが無くなった
んでしょうね。
問題とか案件はあろうとも、そのたびに
よく考えて素早く対処すればok。
(そういう迅速な動きって「神様が入って
る」とか言ったりもするみたいですね)
すぐに動いたり答えが出せない時は
「今だ、コレだ!」ってタイミングが
来るまで様子をみて、その間に他の
ことを済ませればよろし。


「悩み」って、
けっきょく問題を先送りするばかりで
真に向き合うことからは逃げていたり、
どこかで他人や状況のせいにして自分で
建設的に考えたりサッサと動かないから
生ずる感情なのではないかなと思います。

スピや占い、また宗教等の中毒になる人は
このパターンが多いのではないでしょうか…

自分の人生は自分のもの。
スピや占いや宗教や神様などなどは
それを支えてくれる存在であって
結果なにを選んでどう動くかは
自分次第。当たり前だけど、
そんなことを身に沁みて実感している
今日この頃です。