サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

サキさんとのこと話してきました

2021年10月14日 21時27分09秒 | 私の日記
 今日、午後から岐阜市役所へ行ってきました。


市役所15階の展望デッキからの眺めです。長良川と山の緑と青空がとてもさわやかでした。

 本当は、9月に行われる予定だった「認知症サポーター養成講座」。緊急事態宣言による2度の延期を受けて、本日の開催となりました。30分ほどの時間を頂き、サキさんとの思い出を話させてもらいました。


 ノートにびっしりと書き込んで、迎えた今日の本番なのですが・・・、結局、ノートは全く見ずに、頭に浮かんだ内容をノンストップでお話しさせていただきました。

 辛い記憶ばかりをお話しして、認知症への恐怖心、不安感をいたずらにあおってもいけないと思い、サキさんとの楽しい思いでもたくさん話しました。そして、「認知症」と診断されたサキさんの言うことを全面的に信用してあげなかったこと、薬(向精神薬)の使用で、サキさんが全く動けなく、話せなくなってしまったことなどをお話しさせていただきました。サポーターとなられる皆さんには、認知症のある方と関わるときには、どうか素直にお話しに耳を傾けてあげてくださいとお話しし、最後に今あなたのそばに見える一番大切な方にこれからも優しく接してくださいとお願いして話を終わりました。

 いつもいつも、勢いで話してしまうのでいけないのですが、それでも自分の今の想いのいくらかはしっかりと伝えられたのではないかと思います。

 でも、サキさんのお世話をさせて頂いたのもずっと前の話です。記憶も薄れてきました。もちろんお手伝いできる範囲では何でもさせていただくつもりですが、本当は、今現在、現役で支えてみえる方のお話の方が、より伝わるのではないかな・・・などと思っています。

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