「縁起の理法」を知る人は、とても少ないようです。
学校では教えてくれません。
なぜ教えてくれないのか?
学者が知らないからでしょうか?
文科省が認可しないからでしょうか?
それとも、教科書を作る人々が「縁起の理法」を知らないからでしょうか?
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「縁起の理法」を教えているのは仏教です。
仏教を詳しく学ばないと「縁起の理法」を理解する事はできません。
仏教がいまどのように一般人に受け止められているのかと言うと、恐らくは「葬式仏教」としての認識なのでしょう。
日本神道(神社)が、七五三やお正月の初詣の場所として受け止められているように、仏教(お寺)は、葬式仏教としての受け止められ方なのでしょう。
実は、日本神道は秩序、礼節、儀式の根源に位置しています。
仏教は、法則の根源、智慧の根源に位置しています。
世界中の宗教には、それぞれ特色があります。
国家や国民を守るためのものであったり、国家国民を縛るものであったり、国家国民を発展させるものであったりと、いろいろです。
病気治しの宗教も、数多くあります。
それらは、それぞれの役目とでも言うべき使命を持っています。
が、
本来、
世界に拡がる宗教であれば、
「宗教」
の文字が示すように、
宇宙の教え(理法)を示すもののはずでしょう。
そのような知識も伝わっていないのが現代なのです。
その辺りから明らかにしていかないと、
宗教の正邪も見抜けないでしょう。
現状では、
「縁起の理法」までは、なかなか辿り着けないのかもしれません。