故郷はトイ・ボックス

♫やっとこやっとこ かきだした♫

これいいだろう、と昭和の子

2023年01月20日 | 昭和30年代の町の子の生活

 

今年からガラリと生活が変わるハズなので、販促をかねてグッズを作る。お手軽にマグカップ。

 
「これいいだろう 」
昭和の子供、見せびらかしの常套句
次に来るのは「あーげない」
バリエーションあり。「あーげる」「ほらあげた」対象物を上に上げる。
 
昔、近所にまんじゅう屋の息子がいて、私に、僕が包んだんだと、キレイに包装された箱を見せてくれた。余りに見事なのでどうするか知りたくて、もう一回やって見せてくれと頼んだが、たかしちゃんは調子が悪いみたいだった。「今、うまくできない」
今、考えるとあれはお店の人が包んだ物で、たかしちゃんは目を丸くしてキチンキチンと折られ畳まれるのを見ていたのだろう。そしてその素晴らしい物を私に自慢したくなって、自分が包んことにして見せにきたのではないか。だって、たかしちゃんが見付けた宝物は、たかしちゃんのものなんだもの。同じ事なのだ。
たかしちゃんの名誉のために言っておくと、私の目の前で畳んだのもグチャグチャではあるが、ちゃんと包みにはなっていた。手順はしっかりモノにしていたのだ。
ことさらさように、お店屋の子供はお店の物や出来事を、見つめて、愛している物なのだ。
 
私も帰って真似してみたが、おまんじゅう屋さんではなくハンコ屋の子なので上手には包めなかった。
 
閑話休題、ラッピングが未だに出来ないから、グッズを販売するのは難しいかも、と。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。