●前回の話 お騒がせ事件簿【異国の住人編】…その97
ブラジル人だよ全員集合アパートで紅一点、女性入居者のYちゃん。決して美人とは言えないが、性格は他の不良ブラジル人に比べたら断然いい、家賃滞納無し(最近は)、30代独身。趣味なし、生きがい=変な宗教。
前にも書いたが、彼女は変な宗教にハマっている。一度、断れなくて集会に参加したがとんでもない宗教だった。
今回の話は本人から聞いたのだが、めっちゃおもろいから、ブログのネタにした
Yちゃんは猫を2匹飼っている。決して許可した訳ではない、捨て猫を拾ってきて勝手に飼っているのだ。
猫を拾って来たその日、病気である事が判明した。かなり重い病気だったので、すぐに動物病院に連れて行った。どうやら緊急手術になるらしい。
獣医はYちゃんに「金、掛かるけどいいか」と聞いた。
彼女はキリッと答えた。
Y「小さな命を救うのが最優先、そんな事言ってる場合じゃないでしょ!」
さすが人道派~ドラマチックなセリフ
手術は成功した、獣医は笑顔で言った。
獣医「治療費8万円。難しい手術だったからネ」
彼女は答えた
Y「お金ありましぇん」
はぁぁぁー
獣医「何ぬかしとんねん、このアマ~、しばくで!」
※実際は静岡弁だが、ぬるい表現なんで大阪弁に翻訳した。
すったもんだした結果、後日必ず支払うという念書を書いて、よーやく解放された。
だが、8万円はYちゃんにとって大金、貯金は一切ないから払えない。
ちなみにYちゃんは派遣で月収は12万円、家賃が4万円、教団への上納金5万円(過去、家賃滞納してもこれは絶対に滞納しない)、残り3万円が生活費。かなり厳しい現実
そこで、所属しているカルト宗教の教祖さま(家須・霧巣戸)に相談した。
Y「今まで教団に心身ともに尽くしてきました、だから猫の治療費8万円貸して下さい」
教祖は、急に瞑想をしだした。
しばらくして…
教祖「今、私の中に神が降りてきました。そして、おっしゃいました」
「〇〇〇〇〇〇〇〇」
えええぇー
…後編に続く
人気ブログランキング
にほんブログ村