母が癌を患ったことがきっかけとなり、健康的な生活を心掛けるようになりました。毎日の食事はもちろん、日々使う身の回りの日用品や化粧品も出来るだけ注意してきたつもりです。
そうしてきたにも拘らず、去年「病気です」と言われました。病名を聞かされた時の驚きは相当なものでした。

診断名「卵巣嚢腫」

その時の経緯はこのようなものでした。
過度の検査には疑問を持つ私ですが、昨年の春ごろ市町村でよくあるような健康診断を久しぶりに受けてみたのです。

取り立てて気になるところはありませんでしたが、超音波の検査で子宮にひとつだけ小さな子宮筋腫があると言われました。
もうそろそろ子宮筋腫があってもおかしくない年齢ですし、これにはそうびっくりすることも落ち込むこともありませんでした。

薬も治療も必要ない程度ですからそのままにしておこうと思いましたが、検査してくれた診療検査技師の方が「一度婦人科で詳しく検査してくださいね。」とおっしゃったので、そうすることになりました。

たかだか子宮筋腫ですからすぐに婦人科に行くこともありませんでした。近くの婦人科を訪ねたのは、もう年の瀬の迫った12月下旬になってからです。大体このような会話をしたのを覚えています。

 

「今日はどうされましたか?」
「市民検診で子宮筋腫がひとつあるので、専門医に受診するように言われました」
「では診てみましょう。…確かにひとつ小さな筋腫がありますね。ところで奥さん、右のお腹は痛くはないですか?」
「??痛くありませんけど…?」
「右の卵巣が卵巣嚢腫ですよ」
「えっ、卵巣嚢腫?どうしたら良いでしょうか?」
「この病気には薬はありません。人によって大きくなるスピードは様々です。お腹が痛くなるほど大きくなったら手術しか方法はありません。まあすぐにそんなに大きくなるわけではありませんから、3か月後にまた来てください」

 

その時の実際の写真を貰いました。卵巣嚢腫と子宮筋腫が映っています。
右卵巣の大きさは23㎜×33㎜でした。(写真左)
子宮筋腫は18㎜の大きさでした。(写真右)

今まで手術をしなければならないような病気になったことがなかった私は、卵巣嚢腫という病名がついて正直かなり落ち込みましたし、ショックは隠しきれませんでした。

病気の原因について

薬も処方されませんでしたし、これからどうしたものかと考えました。
どうしてこんな病気になってしまったのかと自分なりに原因を考えました。

完璧とは言えないまでも、血液がドロドロになるような食生活は出来る限りしていないつもりですし、日用品にも気をつけています。大きなストレスがある訳でもありません。

どこに原因があるのかをじっくり考えたら、年齢を重ね、ホルモンバランスが乱れてきたことが原因であるような気がしてきました。

 

現代社会はPCBダイオキシンを始めとする、ホルモンかく乱物質に取り囲まれています。日用品や衣料品など身の回りのものを使うことで P-ノニルフェノールビスフェノールA等、エストロゲンに似た作用を起こす物があふれています。
知らず知らずのうちにこの影響を受けている可能性がないとは言い切れません。

子育ても終了するような年齢になり、ホルモンバランスが乱れているのが原因ではないかと考えました。ではホルモンバランスを整えるには一体どうしたら良いか。

この時私がしたことはホルモンバランスを整える作用のあるクリームを使う事と、栄養を摂ったり炎症を抑えたりするサプリメントを補助的に使う事でした。



ホルモンバランスを整えるクリームの上手な使い方

対策のメインとなるホルモンバランスを整えるクリームは皮膚に塗るだけという簡単なものです。塗るだけですが、その際いくつか気を付けたポイントがあります。

まず体に塗り込む時間帯です。というのもクリームが吸収されやすく有効に働くためには、お風呂上りに塗るのがベストのようなのです。
また塗る場所もリンパ節が多くあるところに意識的に塗るようにし、耳下腺、脇の下、鼠径部、膝の裏等に一日一回サクランボ大の量を塗りました。
バランスよく体に吸収されるよう、塗る場所は毎日変えてローテーションしました。

そして生理が始まったらその日から一週間は塗るのを休みました。一週間ほど休んだらまた次の生理まで続けて塗ります。

実際に塗り込んだクリームはこちらです。

ハーモナイジング クリーム

補助的に使ったサプリメント

補助的に使ったサプリメントは次の3つです。ひょっとしたら手術せずに済むかもしれないと、藁をもすがる思いで摂ることにしました。

ひとつ目です。体がちゃんと機能することを期待して、ミネラルやビタミンの入ったこちらを摂りました。味はラズベリーが一番感じます。果物がいっぱい入っている感じです。

ミネラルソリューションズ

もうひとつはハワイの原住民が奇跡のフルーツと呼んでいる、ノニを中心としたこちらのサプリです。

ハワイアンノニ ドリンク

ノニは痛みを取る作用もあるようですが、私は炎症を抑える作用を期待して摂ることにしました。お味は酸味と甘みがちょうど良く、飲みやすい感じでした。

そして最後は活性酸素を除去するサプリです。
活性酸素が多くの病気を引き起こすと言われています。

〇〇炎という病名は、まず活性酸が大きな要因だと言われています。卵巣が通常の大きさ以上に大きくなっているということは卵巣嚢腫も炎症があると考えるべきだと思い、こちらも摂ることにしました。

リベノール

3か月後の診断結果

単に伸びのよいだけのクリームが、果たしてホルモンバランスを本当に整えてくれるのか…サプリメントもあまり利用したことがなかったですし、自信も全くないままに、クリームとサプリ対策を始めて3ヶ月近く経ちました。

もともとお腹に痛みはありませんでしたし、良くなってきたという実感も一切ありませんでした。となると、どう考えても完治しているはずはありません。
それでも薬もない訳ですし、やれることはやったんだからと自分を慰めながら婦人科を訪ねました。

 

「2㎝ですね。」
「2㎝?」
「正常です。筋腫の方は16㎜と少し小さくなっていますね。」

 

2㎝の意味がよくわからず聞き返してしまいましたが、どうやら確かに小さくなったようです。

正常ということは、卵巣嚢腫ではないということですよね。では、気付かない内に治っていたということになります。

クリームがどれほど有効だったのか、サプリメントはあれで良かったのか、自分ではわかりません。当然治るという確信も持っておらず、まさか3ヶ月足らずで薬も治療法もない卵巣嚢腫が治るなんて思ってもいませんでした。

確信を持っていたなら「2センチですね。」と言われた時に、「先生は3か月前には小さくなることはなく、薬もないし、大きくなったら手術しかないとおっしゃたのでは?」と反論するところでしたが、自分でも半信半疑だったのでそれも言わずに帰って来ました。

まだ信じられなくて、帰り道に看護師の友達にメールで訊ねました。
「教えてくれる?卵巣の正常な大きさはどれ位?」
「だいたい親指大よ。」
この返事で本当に治ったんだと思いました。

 

これはあくまで私の体験です。
どうせ手術しか選択肢がないのなら人に聞いたものを試してみようとやってみて、たまたまこのような結果になったのです。いずれにせよ手術はせずに済んで本当に良かったと思います。

何かの治療法を試したり、代替医療を行ってみるのはご自身の判断です。
最近は若い女性でも子宮系の疾患が増えているようですが、体調が優れない時は、まずは専門医を訪ねてくださいね。