有機農業研修2年目:農地の話がおじゃんになる

農地中間管理機構経由で借りる予定だった農地の話がおじゃんになった。
農林課から電話を受けた時、こんなことってあるのだろうかと愕然とした。

「非常に申し上げにくい話なのですが…」

という切り出し文句のあとに続いた農林課担当者の説明では、借りる予定だった農地には地権者が二人いて、一人は貸すつもりで農地中間管理機構の事業に申し込んだが、もう一人は貸すことに同意しておらず、その人が反対したから、ということだった。

役所と県の組織が絡んで進めてきた話なのに、地権者が何人いるのかとか、関係者全員の同意を得ているのかどうかなどの確認が取れていなかったという、実に単純なミスとしかいいようがない。

こちらとしては借りるつもりで少しばかりではあるけれど用意を進めてきたつもりだった。結果として借りられなくなった農地の代替地が用意されるわけではないとのこと。

役所とは別のルートで農地探しを始めているところで、それがなんとかなりそうな気配ではあるため、また一から農地探しをするということにはならないのが救いだけれど。

文句を言っても何も始まらないし、そんな暇もないので、農林課担当者からの報告については、はい、はい、と聞き、あわせてこちらの農地探しの状況を伝えて電話を終えた。

いやー、個人的に地権者とやりとりした結果がこれなら、自分の確認ミスもあるし、そういう話ってありそうだよなー、で終わりにできるけど、国の政策として進めてきた事業でこんなことが起こるとは、なんともねー、という気分だ。

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