+++心の還る場所+++
昨日、心が還る場所、のことについて、ひょんな事から大切な人と話をした。
幼い頃から親しんだ風景だったり、学校だったり。
ここが自分たちのベースになっていくんだね、と。。。
私の場合、それが葉山での風景だったり、高校時代の中庭の水の匂い、アトリエの油の匂い、四角い中庭から見上げた青空、蔦の波打つ風景だったり。
これを私は文章で表現したい。
その匂い、風の流れ、空の色、そして流れる時間を、映像を見る様に感じてほしい、と思い、彼は彼の大切な風景を、絵で表現していきたい、という。
この気持ちが、文章と絵と違うけれど、同じなんだね。ってそれがわかってもらえるってすごいね、と不思議な気持ちになった。
同じ場所、同じ時間を共有していたわけではないけれど、同じ美術を学んだその世界観は似ていて、美術に対する思いや、その時の空気、匂い、感覚は、まるで同じ場所にいた様に同じなのが不思議。
違う時間の中を生きてきても、共有出来るものがある。
大切に思う感覚が同じ。
全てが同じじゃなく、意見が違っても、そこは否定しなくていい。
違う視点として受け入れてくれるか。私も自然とそんなふうに、私にはなかった感覚、として、そこから見えるものに新鮮さを感じたり。
そんな事がとても嬉しい。
今日も空が青い。
今は別の場所で、また新しく見つけた子供たちの学び舎で、私はまた、大切な風景を幸せな気持ちで見つめる。
その近くにいてくれる感覚が、また嬉しかったりする。