ソウルで蓋散歩 その2 T字地紋、デザイン | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

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マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。
他にも歩き遍路や街道歩きなどの歩き旅もの、旧字・異体字など雑多です。

日本のとよく似たT字地紋の蓋もたくさんありました。やはり通信関係に多いようです。

 

この紋章は警察のものだったはずなのでやはり信号制御用の通信線でしょうか?

 

ソウル市旧市章の「삼수도」수도は水道だったり首都だったりするようです。日本語と同じように同音異義語が多いようですが漢字を使わないので判別がむつかしいですね。で、삼は多分「三」なのですが「三水道」にしても「三首都」にしてもおかしいですね。と悩んでいたら、一文字目が間違っていました。「삼」ではなく「상」 サンじゃなくてサで「상수도=上水道」でした。いきなりですが通信用ではなく水道用でした。

新市章の蓋。

「수도계량기≒スドケリョギ」水道計量器すなわち量水器(水道メーター)でした。

「신호등≒シノドゥン」ここで信号灯が登場。

これは前出の韓電ですね。

ここからは通信会社系でしょう。SK Network、HTI(하나로통신=ハナロ通信):WikiによるとSKブロードバンド社の旧社名だそうです。ロゴの右の「삼화≒サムファ」の意味は分かりません。

LG Powercom, kt

 

こちらは「전기=電気」の蓋。ロゴの左右の「종합」は総合という意味だそうですが社名でしょうか?一応、종합전기という名前の会社のウェブページは見つかりましたがロゴが違うようです。英語のページを見るとゼネコンのようですがどうでしょう?

「신양」ロジスティクスの会社が見つかりましたがこちらもロゴが違いました。

 

いわゆるデザイン蓋も見ていきましょう。

 

ソウル市の上水道蓋 「제수밸브」なんとかバルブ。チェスは制水かな?つまり制水弁。

「소화전=消火栓」「주정차 금지=駐停車禁止」日本と同じように電話番号は119なんですね。

「문화재청」は文化財庁だそうです。確かにどこかの史跡にあったような気もします。消火栓の火も文化の化も日本語では「カ」と発音しますが韓国では「화≒ファ」なのですね。現代中国標準語もそんな感じだったかもしれません。

こちらの梅模様の排水口もそんな史跡か公園にあったんだったと思います。

 

あと1回です。