小浜逸郎・ことばの闘い

評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。

ワクチン全体主義に抵抗せよ!

2021年06月04日 17時14分54秒 | 社会評論


客:6月20日まで緊急事態宣言が延長されたな。うっとうしい梅雨空にさらにうっとうしさが覆い被さる。一体いつまでこんなことを続けるつもりなのかね。それにオリンピックは無観客だろうと何だろうと、何が何でもやる気らしい。アメリカのメディアが決定権持ってるからな。日本じゃ中止すべきが60%以上だってのに。

主:まあ、政府がやってることは問題ごとにその場しのぎで長期見通しなんか何もないからな。ここんところ東京は検査件数減らして陽性者数も減ったかのように見せてる。緊急事態宣言とワクチンのおかげでこれだけコロナが鎮静しました。さあ、世界の皆さん、来てくださいってつもりかね。統計数字の操作なんていまや慣れっこだからな。

客:ボランティアも相当ボイコットしてるらしいぞ。ボイコットっていやあ、防衛省の発表によると、ワクチンの大規模会場の予約キャンセルが1週間で7500に上ったそうだ。

主:この壮大なインチキに気づき始めた人が少しは増えてきたのかな。

客:いや、それよりもワクチンについての危険情報が出回ってきたってことじゃないか。俺の身近な範囲でも、死者はまだいないけど、もう4人がきつい副作用で苦しんだと聞いてる。コロナの時は、周りに罹ったなんて人は全然いなかったのにな。

5月21日時点で、日本じゃ866万回接種で死者85人、アメリカじゃ5月7日時点で死者4400人、ヨーロッパじゃ12000人近くが死亡。CDCが、「ワクチンを受けたにもかかわらず、10000人以上がコロナに感染」と発表したニュースもある。。
https://www.rt.com/usa/524795-cdc-vaccinated-catch-covid/
実際はとてもこんなもんじゃないだろう。

主:その100倍はいるという説もあるな。ただ、感染者数ってのは当てにならないし、第一、ワクチンはもともと病原体の一部を体内に埋め込んで抗原にして、免疫抗体の形成に期待するんだから、ある程度感染者が出るのは当然とも言える。

「にもかかわらず」っていうよりは、接種したからこそ、という部分があることは知っておかなくちゃな。だけど、死亡や重篤な副作用や不妊や半永久的な障害となると話は別だ。

客:しかし、コロナによる死者と比べたら、接種数に対する死者の割合は少ないから、やっぱりワクチンは有効だって論じるやつがいるな。これはどう思う。

主:それは全然ダメだよ。まずコロナ死者はものすごく水増しされてるから、実際にはずっと少ない。ある医者が重症者のその後に焦点を当ててそこから死者数を割り出していったら、日本では公式発表の10分の1くらいという試算結果が出た。

この通りじゃないとしても、この方が実態に近いんじゃないかと思う。それに、コロナは1年半、ワクチンはまだ半年。これからワクチン死者がどれくらいになるか未知数だ。

それより何より、そういう考え方、つまりリスクとメリットを比較してメリットが上回ればそっちを取るっていう経済合理主義みたいな考え方をこの場合に当てはめることそのものが根本的に間違ってる。

コロナの流行は、一般の人にとって、選択の余地のない、降って沸いた災難だけど、ワクチンは、コロナの感染から免れるという大義名分のもとに、製薬会社、政府、自治体、医療機関を通して救済手段として提供されて、一般の人は選択することを強いられている。

そこで重症者や死者が生ずれば、提供主体に重大な責任が発生するのは明らかだろう。たとえ重症者、死者の数や割合がどんなに少なくても、このワクチンが不適切でなかったかどうか、深刻な反省をするのは、提供主体にとって当然のことだ。

これと、コロナ流行による重症者や死者の数とを比較して何か言うという論法は、ナンセンスとしか言いようがない。

これはたとえていえば、100人の人が海に放り出されたので、絶対救えるという触れ込みの助け船を出したのに、その船に乗せたら、船の欠陥によって、泳いでいれば助かったはずの人まで溺れ死んでしまった、というのと同じだ。船を出した人の責任が問われないはずがない。

厚労省は「今のところ重大な懸念ではない」などとうそぶいてるが、国民が国策によって何人も死んでるのに、因果関係を認めずに見殺しにするとは、なんたる倫理的退廃だろう。

客:しかし、これまでの話からすると、国家は今やDSの下僕に成り果てているわけだから、ある意味、彼らは確信犯で、そういう風に振る舞うのは当然とも言えるんじゃないか。

主:そりゃそうだな。課長や係長が専務や部長の言うことを聞かなきゃならないのとおんなじようにな。だから話はどうしても仕組まれたコロナ、仕組まれたパンデミック、仕組まれたワクチンという一連のプロセスを全体としてどう見るか、われわれはどうやってこれに抵抗するかというところに落ち着く。

客:そういえば、及川幸久さんがYouTubeで、イギリスとノルウェーの学者の論文によって武漢ウイルスが人工的に作られたものだってことが証明されたと報じていたな。アメリカのメディアも、それを認めて、それまでの「陰謀論」規定を覆し始めたって。
https://www.youtube.com/watch?v=GpmFR8ZT4l0
https://www.youtube.com/watch?v=67-j3vP26Ck

主:うん、あれはあれで貴重な報告だと思う。もっとも、そんなことはとうの昔から知られてたけどな。でもまあ、アメリカの大手メディアが『陰謀論』説を覆したってのは、いいことだな。

ただ、ちょっと懸念するのは、いま西側諸国の住民は反中意識で固まってるよな。もちろんそれは大きな意義と根拠があることで、日本も米英やオーストラリアやインドなどと協力して、独裁的な中共帝国主義を大いに叩くべきだと思う。

だけど、この「生物兵器」の研究そのものは、もとはといえば、アメリカの国立アレルギー・感染研究所長のファウチが追求してたんだろ。彼はオバマ大統領時代に蝙蝠由来のコロナウイルスの機能獲得研究のために武漢ウイルス研究所に巨額の資金提供を斡旋してる。それがトランプ大統領時代に危険視されてアメリカ国内では禁止された。

で、俺が思うのは、及川さんがそうしてるって訳じゃないけど、受け取り方によっては、米中という二大国家の表面的な政治対立の構図の中にこの問題が回収されてしまう可能性がある。中共の責任を問うってかたちでな。でもバイデン政権が本気で責任追及するとは思えない。バイデン政権は表向き、中国と対決姿勢取ってるけど、経済関係では、トランプ政権が中共に施した制裁をどんどん崩してズブズブになってるからな。

そうすると、気になるのは、もっと大きな、国境など気にしないDSの連中がこの一連の問題を引き起こしてるっていう核心的な事実から目をそらされやしないかという点なんだ。コロナからワクチン強制への流れは、一国家など超えた巨大な勢力によって支えられている。

客:君が言ってるのは、ジョージ・ソロスみたいな、ダボス会議に出てくるような国際金融資本の主たちのことか。

主:それもあるし、ビル・ゲイツも、ワクチン推進の世界的組織GAVIも、ビッグテックも、WHOも、ユダヤ資本も、もちろん中国共産党もこの流れに絡んでる。日本の竹中平蔵もだ。彼がダボス会議の常任理事を長年務めてるってのは知ってる?

客:え、そうだったのか。国民を貧困に陥れておいて、どこまで悪いやつなんだ、あいつは。

主:「あなたはグレートリセットを受け入れますか?」って、50分くらいのなかなか見応えのある動画があるんだが、ぜひ見てほしい。竹中も盛んにやり玉に挙げられてるぜ。
https://www.bitchute.com/video/bwysKKFtCcgA/?fbclid=IwAR16wR9Liw6OckAX035xWB63HECWcVXVJ7xrb39tabEOXIAn9Y3FfQgdF84

この動画は、コロナ流行が、民衆を恐怖と混乱に陥れるために2010年くらいからアジェンダの一環としてあらかじめ準備されてたって認識のもとに編まれてて、その証拠も提出されてる。

客:そりゃ、例の80年代のジャック・アタリの構想を実現するためにか。
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo/e/c0f7a3d69fefa125c6e225af567bd209

主:結果的にはそういうことになるな。
だけど俺がこの動画の中で一番関心持ったのは、WHOが2009年以前には、「パンデミック」の基準を感染者数、重症者数、死亡者数によって定めていたのに、2009年以降、重症者数と死亡者数を基準から外しちゃったんで、ただ感染者数だけで、いくらでもパンデミックと名付けることができるようになったって指摘だ。

これが事実とすりゃ、このパンデミックがいかに作られたものかってことがわかるだろう。
ずっと言ってきたように、世界の死者数は1年半近くかけて1万人あたり4人だ。それも水増しされてるし、ほとんどが基礎疾患持ちの高齢者。どう考えたってパンデミックなんて呼ぶにふさわしくない。つまりワクチンは不必要なばらまきだ。

客:つまりそうやって騙して、「不要な役に立たない人間」は殺すか、おとなしい羊に仕上げるって寸法か。そういうことを奴らは何でやりたがるのかな。

主:この前も言ったけど、西洋人や中国人のエリートは、金と権力を手にすると、昔から平気でそういうことを考えるんだよ。君が言ったとおり、今度のグレートリセットってやつは、科学技術に名を借りた「ソフト・ジェノサイド」だ。

これは俺の仮説だけど、ジャック・アタリやビル・ゲイツのような西洋人のなかには、キリスト教の終末論的発想が体の中にしみこんでるように思える。

客:終末論? あのヨハネ黙示録みたいなやつか?

主:そう。もとをたどればユダヤ教の選民思想だけどな。ノアの箱舟も同じだ。つまり、恐ろしいことが起きて世界の終末がやってくるって前提をまず置いて、そこから救われる者はごく少数の神に選ばれた者だけ。

この発想はそのまま彼らが構想しているパンデミックとワクチン散布に置き換えられる。自分たちエリートだけがこの自作自演の「ハルマゲドン」から逃れられる。なぜなら彼らは愚かな大衆とは違って限りなく覚めているから。

客:うーん。グレートリセットはノアの洪水か。そうすると、ナチス・ドイツがやったことも同じパターンだってことになるかな。

主:なるね。あれも極端な選民思想だろ。ユダヤ人との一種の近親憎悪だ。でもジャック・アタリが言ってるとおり、そんなに露骨な方法は採れない。民主主義や大衆社会がこんなに力を持っちゃったからな。だから近代医学、遺伝子学、AI技術という現代の「魔法の杖」をかつての「神」に置き換える。

客:その説が当たってるとして、そういう世界改造意志みたいなものの根っこには何があるのかな。

主:それは大衆社会に対する飽きと嫌悪だと思うよ。彼らは民主主義的な価値を表面では重んじてるように見せながら、深層では大衆ののさばりにうんざりしてる。つまり彼らはエリートであることの孤立感に耐えられないのさ。こっちはそのとばっちりを受けてるって訳だ。

客:なんだか胸くそが悪くなってきたけど、この前君が言ってたドイツのライナー・フュルミッヒの運動以外に何か抵抗の兆しはないのかね。

主:それはあちこちであるよ。イギリスではBBC前で大々的なデモが繰り広げられているし、アメリカのテキサス州では、117名の医療従事者たちが、ヒューストンの病院ネットワークを相手取って、解雇をちらつかせながらの「実験的な」Covid-19ワクチン摂取を強制されたくはないと主張して訴訟を起こしてる。
https://www.rt.com/usa/525209-houston-emplyees-vaccine-mandate/?fbclid=IwAR1vsLlVhnKRZ0kVDwGCqe_-jLiXpsobzO2qIy7V3KoW7l33WReRGYRRbiU

学術面でも、ファイザーワクチンの研究に関わったカナダの研究者が、ワクチンに入れられたスパイクタンパクのmRNAが毒性を持つ事実を、日本の極秘文書から割り出して内部告発してる。
https://ameblo.jp/ja-narisuto-x/entry-12678215398.html?fbclid=IwAR3IaGGr4gJa8S8P0no5zzw5NskwMldjS92Bn0wbn-56Dj8ZWpyJ1dkB3Bk

客:日本は相変わらずのようだが。

主:俺もそう思ってたんだけど、最近はそうでもなくなってきたぞ。相当多くの医師がコロナパンデミックやワクチンやPCRに疑問を呈してるし、
https://www.facebook.com/photo?fbid=1274812966219888&set=gm.1098474793897271
徳島大名誉教授の大橋眞氏のように、積極的な発言をしている人もいる。
https://www.youtube.com/watch?v=zTrHel8ZnmQ

客:そうか。欧米ほど派手じゃないけど、静かに広がってるんだな。希望は持てるな。これでワクチン接種拒否がもっと広がるといいけどな。

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社会批判小説ですがロマンスもありますよ。
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