近況報告 | 目からウロコのヨウム飼い

目からウロコのヨウム飼い

初の鳥飼い、ヨウムとの生活

久々の更新です。

まずはロデムの状態から。

 

ロデムの移行上皮癌は今のところ沈静化しています。

ありがたいことに、色々ありながらも元気に過ごせています。

 

病状や経緯について、時系列で書いて備忘録がわりに更新したいと思っていたのですが、内容をまとめるより早く時間が過ぎ、一向に現在地まで追い付けないので諦めました。

 

そういうわけで、現在の闘病状況から書き始めたいと思います。

その前に写真を少し。

 
 
 
エヴァ初号機のような重ね着

 

 

 
 

 

 

さて。

まず癌との戦い方は、つい先日、武器を「パラディア」という薬に変えたところです。

これは分子標的薬という、癌細胞だけに狙いを定めて攻撃してくれる抗がん剤の一種だそうです。

 

その前までは大谷のように二刀流で、「ラパチニブ」という別の分子標的薬と、「プレビコックス」というCOX-2阻害薬の併用で、3ヵ月ほどしっかり戦ってきました。

 

プレビコックスの方は癌の確定診断が出る前から飲み始め、いきなり効果が出たので頼りにしており、この組み合わせでも癌は抑え込めているようだったのですが、進行していないがこれ以上小さくもならない、という膠着状態だったのとそれ以外の理由もあって、一旦武器を持ち変えてみることになったのです。

 

パラディアがロデムに合うのか心配でしたが、特に思い副作用も出ず、直近のエコー検査では膀胱内の腫れがこれまで以上に引いていたので、過剰な期待は禁物ですが効果はありそうです。

 

癌との戦いは、一旦この武器を継続することになりました。

 

ちなみにこの戦いにおける軍師は、全国に50名ほどしかいない腫瘍科認定医Ⅰ種の資格を持つとても頼りになる先生です。

相方さんのロデムへの深い深い深い愛情のおかげで、この先生の病院を見つける事ができ、とても良いタイミングで受診することができました。

 

 

その一方で別の戦いも。

細菌性の膀胱炎を繰り返し起こしていて、そのたびにオーグメンチンという抗生剤を飲んで対処しています。

これは今後も繰り返す可能性が高いとのこと。

 

さらにさらに。

癌や膀胱炎と戦う中、下痢が治らなかったり、食欲不振や極端な偏食になっていたロデム。

初めは薬や膀胱炎からだと思っていたのですが、血液検査でアルブミン値が低くて調べてもらった結果、「タンパク漏出性腸症」だということが判明しました。

 

これは癌とは無関係だそうで、腸菅からタンパク質が漏れ出て血中のタンパク質が少なくなる病気です。

 

これに対しては、「プレドニン」というステロイドと、血栓を作らないよう「クロピドグレル」という抗血小板剤、この二刀流で戦う、というより飲み続けて防戦することになりました。

 

ステロイドを服用すると癌への武器「プレビコックス」の相性が悪くて使えなくなるそうで、仕方なく癌治療薬のほうは武器の持ち替えになったというわけです。

 

このステロイド。

服用によって食欲旺盛、多飲多尿になります。

 

昼夜問わず短い間隔でトイレの催促があり、その都度ベランダに行かせるのは大変だし、食事やおやつの催促も圧がすごいのですが、直前まではロデムの極端な偏食と下痢、体重減少に相方さんと2人で困り果てていたので、それに比べればむしろ負担が軽くなったと感じます。

 

この数ヶ月、ドライフード数種、缶詰数種、半生タイプと、色んなフードを買っては与えてみて、食べなければ温めたり小さく刻んだり団子状にしたり、ふやかしたり。

ササミや豚肉も、茹でてダメなら焼いてみたり。

時には飼い主の食事から取り分けたような演技をして興味を引いてみたり、あの手この手で体重を維持するのに必要な量を食べてくれるよう工夫して本当に大変な日々でした。

 

 

こんな感じでロデムは、膀胱癌とタンパク漏出性腸症(たまに膀胱炎)という状態ですが、癌の症状(頻尿)が出てから4か月半、上に書いたように色々ありつつも、寝込んでしまうわけでももなく、散歩に行けなくなることもなく、想像以上に穏やかで元気にいてくれています。

 

犬の平均寿命が13~14歳、その中でもイタグレは長寿で14~15歳だそうです。

 

ロデムはこの夏13歳になったので、飼い主としては常にある程度の心づもりをしながら毎日を過ごしていく必要があります。

 

できればこのまま、今のように負担が少ない戦い方で、癌に負けず、なるべく穏やかに天寿を全うさせてあげたいと思っています。

 

 

 

次はコハウロの近況

 

まずコハクから。

こちらもまずは写真を数枚。

 

 

 

 

お腹の調子を崩して血便や嘔吐をし、絶食して1~2日で復活。

しばらく調子がいいと思ったらまた血便…というサイクルがもう2年近く続いているコハク。

 

コハクはコハクの戦いをしております。

 

以前は大丈夫だった種類のフードも、ここ数年のあいだで受け付けなくなり、ササミやじゃがいも、豆類、白米など、基本的に大丈夫と確認できたものだけを与えていますが、それでも周期的に調子を崩すので、別の要因があるのではと思っていたら、どうやら気圧が関係しているらしいということが判りました。

 

もともと食べる物にも敏感な上、気圧の急な変化で調子が悪くなるようです。

 

気圧の変化を教えてくれるアプリで確認すると、急低下や急上昇がある時と、コハクが調子を崩すタイミングがほぼ一致しました。

 

原因が分かってもなかなか予防策がないのですが、事前に分かっていると、食べる量を少なくしておいたり散歩を控えたりと、少しでも楽に乗り越えられるよう準備することが出来るようになりました。

 

それ以外の時は食欲も旺盛で、とても元気にしています。

 

 

最後、大トリはウロコさん。

写真からどうぞ。

 

 

 

 

 

 

彼女は全く問題なく元気いっぱいです。

 

ロデムが夜中や早朝にトイレに行くと目が覚めるので、ウロコも寝不足気味なんですが、がんばって家の中を明るく(うるさく)してくれています。

 

最近覚えたかわいらしい言葉は……「食べたよ」

 

 

短いですが↓


 

 

「食べたか?」と聞くと返してくれます。

「そうか、かしこいな」とこちらが返すと、さらに「おーきに」と返事してくれます。

 

「食べたよ、ごちそーさん」で教えているのですが、ごちそーさんは全く言う気配がありません。

 

そのかわり、別で覚えた「おーきに」を組み合わせてくるのはウロコらしいです。

歌を教えてもなかなかその通りには覚えず、その代わりに自分でかなりのアレンジを加えて楽しそうに歌っている、アバウトで自由で陽気なヨウムです。

 

 

そんな感じで、ヤツらはなんやかんやありつつも、わりと楽しく過ごしております。

 

 

 

また更新します。