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反町隆史さん、ドラマ「相棒」を卒業|思っていたより冠城亘が好きだった

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反町隆史さんがドラマ「相棒」を卒業してしまうことがショックなaoikaraです。

 

というわけで、今回のテーマは

 

反町隆史さん ドラマ「相棒」を卒業

 

さびしい…。新相棒の話はさておき、まずは今までを振り返りながら、思いを綴りたいと思います。

 

相棒の卒業

私は相棒のファン。シリーズ20も続く長寿ドラマだし、相棒は今までに4人もいて、卒業も何度か経験しているから、反町さんの卒業を覚悟していなかったわけではないです。

 

だけど、一番最初にショックで「さびしい」という気持ちがありました。

 

相棒が卒業というよりは、あまりにも長年続いているものだから、ドラマとして終わりを迎えることも覚悟しています。でも、もし終わるなら反町さんが演じる冠城亘がいいと思っていたから、その分のショックもあるのかもしれないです。

 

冠城亘というキャラクターは、それだけ魅力的でした。

 

冠城亘とは

冠城亘の最初の方の印象は、今までの相棒にはいない官僚らしいクレバーさと軽快さがあるなぁと思いました。女性にだらしないとか(最近はあんまり描かれていないけど)、コーヒーへのこだわりが強いとか、個性もあって。

 

そして、久しぶりに「右京さん」と読んでくれる相棒でもありました。亀山君だけでしたからね、「右京さん」と呼ぶのは。神戸君もカイト君も「杉下さん」だったから、なつかしくてうれしかったです。

 

スーツ姿がよく似合っていてカッコイイ、そして切れ者。右京さんに負けない、ときに出し抜く作戦も持っている。純粋な正義感もある。官僚を辞めて、いちから警察官になったくらいですから。そして、かわいげもある。

 

水谷豊さんが、冠城亘を「スタイリッシュ」と「チャーミング」と言い表していましたが、まさに2つのワードがしっくりときます。

 

コミカルにもシリアスにもなれて、右京さんとの相性もよかった。何より安心感がありました。相棒として、とてもしっくりと来ていました。

 

それは、“時間”も関係しているのだろうと思います。ついこの間の回で、相棒としては最多出演回数になったそうで。初代の亀山君よりも多いんですよね。

 

相棒になってから7年。もうそんなになるかと、7年も親しんできた相棒なのだから、そりゃあしっくりと来るし、そりゃあ寂しくもなるよなと納得もしました。と同時に、いつでも新鮮だったから、そんなに長い時間が経っていたのかと驚きました。

 

この安心感は、きっと反町さんのお人柄もあるんだろうなと思います。本当に素敵な人だなと、画面を通してだけですが、伝わってくるものがありました。

 

正直、個人的には、今の相棒にはなくてはならない人として、冠城亘という存在が私の中で確立してしまっているんですよ。いなくなるというのが想像できなくて。

 

本当に、本当に、さびしいです。

 

終わりは美しく

さびしくても、悲しくても、もう決まってしまったことだから受け止めます。相棒を作っているスタッフと演者の方々が決めたことだから、門出を応援したい。

 

私はいち視聴者に過ぎないので、物語にアレコレ言う資格などないと思っています。ブログであーだこーだ言ってますが、あくまでいち感想でしかないです。作り手や演者の方々へのリスペクトを忘れてはいけないと肝に銘じています。

 

それでも、という思いで、とても個人的な要望を伝えられるのだとしたら、「終わりは美しく」。

 

具体的にいえば、冠城君は逮捕されないでほしい。殉職もしないでほしい。今までの相棒の卒業はこんな感じでした。

 

  • 亀山君→親友の意志を継いで海外へ
  • 神戸君→右京さんと対決、警察庁へ。その後も交流あり
  • カイト君→逮捕

 

亀山君は全く出てこなくなってしまったのはさびしいけど、でも物語の中で名前が出てくるから、うれしくなるときもあります。神戸君はときどき出てくれてうれしい。

 

ただカイト君は…どうしてこのラストになってしまったのか。仕方ないし、全然受け止めてはいるんですけどね。冠城君なんか、最初の方で「あなたは自分の相棒も逮捕したから」って右京さんに言ってたくらいだし。

 

でも、やっぱりつらい。あと小野田官房長も殺されているし、逮捕とか殉職とかは、個人的には嫌です。

 

ドラマの作り手としては、見る人の予想を裏切るのが醍醐味でもあるかもしれません。まして刑事ドラマだし、想像を超える展開をお届けしたいと思うのかもしれません。また、今までの展開だって、いろんな人の意見が交わされる中で、決まったことだろうと思います。

 

だけど、やっぱりいちファンとしては、とてもやりきれなかった。今まで見てきた姿はなんだったのだろうと。もし“あちら側”に行くのだとしたら、1シリーズかけて丁寧に描いてほしかったとも思っています。

 

ドラマとしても面白さは大切です。作り手が“面白さ”として、冠城君が衝撃的な最後を迎える展開を作るかもしれない。

 

だけど、今まで長く見てきたファンの思いと、何よりも反町隆史さんや冠城亘という存在を大切にしてほしいと思います。予想を裏切ることは、衝撃的な展開は、正義ですかと。

 

冠城亘は、誰かを裏切る人ではないと思います。命が奪われていい人でもない。そうやって7年間描かれてきたのではないでしょうか。

 

相棒に今まで出演してくださった人たちの中で、今はもういらっしゃらなくて、二度と会えなくなってしまった人が、たくさんいます。近年も悲しくてやりきれない別れがありました。

 

でも、ドラマを見れば再会できる。ドラマの中では、今でもいるのかもしれないと希望を持てる。

 

だから、せめてドラマの中で失わせないでほしい。ドラマの世界にはいるのかもしれないと思わせてほしい。絶望が多い現実の社会において、ドラマの中くらいは希望を持たせてくれてもいいじゃないか、と私は思ってしまいます。

 

とまあ、要望はないと言いつつ、めちゃくちゃ要望があるじゃんっていうね。

 

今までありがとう、そして最後まで見届けたい

反町隆史さん、冠城亘を長年演じてくださって、本当にありがとうございます。私は相棒というドラマが好きですが、その“好き”の中には、「冠城亘がいてくれたから」という気持ちも強くあります。

 

新しさを届けながら、次第に安心感も与えてくれる、すごく魅力的な相棒でした。お疲れ様でした。本当に、本当に、感謝しています。

 

そして、まだお別れではありません。来年の3月まで相棒20は続きます。まだ冠城君を見ていられるのだから、一話一話を大切に見たいと思います。しっかりと最後まで見届けさせてください。

 

本当の「さよなら」はそのときに。さあ、相棒を見届けるぞ。

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