「地蔵になるな!」
なにか質問をされたときに、じっとして黙っている。
その状態をある先生は「地蔵」と言い、当時学生だったわたしは、よく叱られていました。
頭を使って考えて、発言することを恐れないよう、呼びかけて下さっていたのだと思います。
考える力を、毎日すこしずつ鍛えていく
ところで、頭を使って考えることは、一朝一夕で身につくものではなく、忍耐力を要します。
そしてわたしは、我が子の「わからない」とすぐにあきらめるクセに、悩んでいます。
簡単な計算や一問一答は答えることができても、文章がすこし長めの文章題などは、問題を見るなり思考がストップするしまつ。
これは、先行きが不安です!
そこで、去年の夏からはじめたのが、『算数ラボ10級 考える力のトレーニング』。
『算数ラボ』は、算数の考える力を伸ばすための問題集です。
算数検定・数学思考力検定で使われた問題が掲載されていて、10級は、小1・小2程度。
考えることが苦手なお子さまは、目安となっている級に取り組むのがおすすめです。
我が家は、小2で10級でちょうどいい感じ。
逆に、考えるのが好きなお子さまは、1つ上の級からはじめていいレベル感です。
『算数ラボ10級 考える力のトレーニング』
この問題集は、ステージ1(やさしい)・2(ふつう)・3(むずかしい)・チャレンジ問題にわかれています。
数の問題では、情報や条件を整理して、論理的に考える力。
図形の問題では、形を想像して考える力を、身につけることができます。
問題の数は、約120問。
お値段は800円+税で、条件推理の問題も載っているので、将来的に適性検査や私立中学の入試に挑戦されたいお子さまの土台づくりにもぴったりだと感じました。
まとめ
ご参考までに、このシリーズは『算数ラボ10級 考える力のトレーニング』と『算数ラボ10級 図形 空間認識力のトレーニング』の2種類が発売されています。
どちらも似たような内容なので、いずれか1冊を選べば十分です。
果たしてトレーニングの効果は一気に現れるものではなく、ほんの少しは考えるようになってきたような、きていないような。
★考えるちからは、少しずつ鍛えていかなければ、もったいない!