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顔と目と舌の写真だけで「老化度」を判定

2024-03-15 10:33:35 | その他
中国の研究者が、個人の顔と舌と網膜の画像を人工知能(AI)を使って分析し、「生物学的年齢」を判定するツールを開発したという記事がありました。

ある人の実年齢(暦年齢)は、運転免許証などを見れば知ることができます。これに対して、生物学的年齢を知るのは難しく、実年齢とは違い広く合意された測定方法がありません。

生物学的年齢は環境や生活様式や遺伝の影響を受ける可能性があります。例えば喫煙者は実年齢よりも老けて見えることがあり、フィットネスに熱中している人ははるかに若く見えることがあります。この2つの年齢の差は、見た目だけの問題ではないようです。

生物学的年齢が実年齢よりも高い人は、慢性疾患があったり、平均よりも早く認知機能が低下したりしているかもしれません。一般に生物学的年齢を測定するモデルは「老化時計」と呼ばれています。

初期の老化時計は、遺伝子の働きを抑制する「DNAメチル化」のパターンを様々な組織で調べることで、生物学的年齢を見積もっていました。別の老化時計では、健康診断で検査する血糖値などの代謝マーカーの量を測定していました。

これらはいずれも、皮膚に刻まれたしわや加齢に関連する疾患(例えば糖尿病)のリスクなど、年齢とともに変化するものに注目しています。しかし老化は複雑なプロセスであり、複数の臓器系に無数の影響を及ぼします。

中国マカオ科技大学のグループは、顔、舌、網膜の画像から相応の年齢を判定するAIモデルを使って、生物学的年齢の「全体像」を捉えようとしました。

グループはこのような手法は、膨大な量のデータを調べ、眼に見えないつながりを発見しているため、人間よりも厳密に生物学的年齢を判定することができるとしています。

生物学的年齢の判定ツールを作成するために、研究グループは中国北部の健康な1万1223人の顔、舌、網膜の画像を使ってモデルを訓練しました。顔と舌と網膜の画像に含まれる情報は、老化を多面的とらえています。

顔のしわは日焼けや汚染などの環境要因を反映しています。中枢神経の一部である網膜の薄さや血管の損傷は、脳や循環器系の健康状態を反映しています。舌の形や舌苔は、細菌叢や腸の健康状態を知る手掛かりとなります。

今回の研究の一環として、参加者は5年間血液検査や尿検査、生活習慣に関するアンケート、診察などによる定期的な健康診断を受けました。

このような生物学的年齢の測定が実用化されるかは分かりませんが、試験者の負担が少ないことは確かですので、面白い方法と言えるようです。


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