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男子テニスは世代交代の時期か

2021-04-19 10:52:02 | テニス
モナコでモンテカルロオープン(ATP1000、マスターズ)が開催されていますが、残念ながら日本人選手はひとりも参加していません。

それでも時差が少ないためライブでもこちらの午後6時からと非常に観戦やすい時間帯ですので、注目選手を中心に見ていました。この大会はNo1のジョコビッチ、ナダルを始めとして、トップ10選手がほとんど参加していました。

開催前に現在最も勢いがある第2シードのメドベージェフがコロナ感染が分かり欠場するというアクシデントがありましたが、30歳を超えたジョコビッチらに若手がどう挑んでいくかが見どころのひとつでした。

2回戦ではジョコビッチにイタリアの19歳シンネルが挑みましたが、良い試合はしたものの4-6、2-6とストレートで敗退しました。クレーキングのナダルをはじめ、注目の若手選手も順当に勝ち上がりました。

波乱は3回戦のジョコビッチとイギリスのエバンス戦から始まりました。エバンスはバックをほとんどスライスで返すという戦法を取りましたが、ジョコビッチがややこれに苦戦しだしたのです。

スライスはバウンドした後跳ね上がりませんので、ジョコビッチの得意の鋭いショットを出せなかったようです。まさかの4-6、7-5というストレートでジョコビッチが破れてしまいました。この辺りはクレーコートという条件も影響したのかもしれません。

ナダルは相変わらず力のこもったショットで順調に勝ち上がりましたが、準々決勝でロシアの第6シード、23歳のルブリョフとの対戦となりました。ルブリョフはナダルのスピンの効いた重い球にも良く反応し、良い動きで1セットを6-4で取りました。

ナダルがクレーコートでセットを落とすのは珍しいことですが、2セットはナダルの力強さで6-4と取り返しました。ファイナルセットに入るとナダルにミスが出始め、なんと2-6で簡単に破れてしまいました。

準決勝はジョコビッチを破ったエバンス(30歳)とルブリョフ(23歳)、チチパス(22歳)、ルーマニアの新鋭ルード(22歳)が残ったのです。

ギリシャのチチバスとエバンスの対戦はやや一方的な試合となり、若手筆頭のチチバスが6-2、6-1と簡単に勝利しました。ルブリョフとルードの若手対決は、やや安定性が勝るルブリョフが6-3、7-5で取り決勝進出となりました。

このようにレジェンドと言ってもおかしくないジョコビッチとナダルが破れ、次の世代である錦織(出ていませんが)、デミトロフなどを追い抜き20代前半の若手世代が台頭してきたといえます。

チチバスが優勝したこの大会だけで世代交代が進んできたとは断言できませんが、旧ビッグフォー(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレー)が交互に優勝するという時代は終わりつつあるのかもしれません。

グランドスラムである全仏オープンに向けてクレーの前哨戦が続きますが、目が離せない状況になってきたことは確かです。


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