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熱中症予防に有効な「暑熱順化」とは

2022-06-26 10:32:36 | 健康・医療
まだ6月というのに真夏の暑さとなり、梅雨明けをしたかのような猛暑となっています。

一般に歳をとると暑さに鈍感になり、熱中症の危険性が高まるとされていますが、私は昔から暑さには強い気がしています。私の部屋の机の上にデジタルの時計があり、これは温度と湿度が表示されています。

この温度が30℃を超えると暑く感じ、エアコンを入れるのが私の唯一の熱中症対策かもしれません。この熱中症予防法として身体を暑さにならす「暑熱順化」という方法が出ていました。

人間の身体は暑さを感じると自律神経が働いて、末梢血管を広げて皮膚に流れる血流を多くしたり、発汗させたりして体内にこもった熱を放散させ体温を下げます。

しかし高温の環境に長時間置かれると、脱水症状となって皮膚に集まった血液の流れが滞り、熱放散による体温調節ができなくなります。こうした状態が続くとおこる熱痙攣や熱失神、熱射病などをまとめて「熱中症」と呼んでいます。

身体が暑さになれていない時期に気温が上がった日や、急激に暑くなる梅雨開けなどは特に熱中症への注意が必要な時期になります。適度な運動で体温を上げ、身体を暑さにならすことを「暑熱順化」というようです。

暑熱順化を行うと発汗量を増やすなどの効果があり、汗などによって体内の熱を逃しやすくなるため、熱中症に強い体を作ることができます。日本気象協会は2021年「熱中症ゼロへ」プロジェクトの重点項目に暑熱順化を盛り込みました。

この中で健康な人ならば、やや熱い環境でややきついと感じる運動を毎日30分ほど数日から2週間続けると、暑熱順化できると説明しています。

このおすすめはウオーキングで、1回30分を目安に週5回行い、帰宅時に1駅分歩くなど日常生活に組み入れると良いようです。

またジョギングやサイクリングの他、ストレッチや筋トレなども効果的で、入浴時にしっかりと湯船につかったり、買い物や庭仕事をしたりするのでも構わないとしています。

しかし私にとっての大きな問題点は、歩くのが嫌いなことです。やむを得ず最寄り駅まで13分ほど歩くことがありますが、帰りは本当に嫌になるくらい嫌いです。

ここでは速歩きとゆっくり歩きを3分ずつ交互に行う「インターバル速歩」を提唱しており、1日5セット(30分間)を週4日程度行うのが目安としています。こういった暑熱順化は歩くことが基本となるようですので、まあその人に合った運動をすれば熱中症対策になるのかもしれません。

私はとても出来そうにないというより、やる気はないのですがこんなことが実践できる人はそもそも熱中症にならないような気もしています。



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