遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

龍の玉

2023-01-14 09:41:31 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年1月14日(土)

龍の玉 : 龍の髭の実

ユリ科の常緑多年草「龍の髭」の実をいう。
龍の髭は平地や林の陰地に自生し、民家の庭等にも見られる。
群生して葉は暗緑色で長さ20~30cm幅2mmの線形。
初夏に葉の間から花茎を出して、淡紫色の小花を総状に咲か
せる。

花が終わると直径7mm位の果実を付け、冬場になると濃い
瑠璃色の球形の実は美しく宝石の様な光沢が在る。
よく目立ち硬くて弾むので、子供達は弾み玉と言って遊んだ。

そろそろ松の内も明け、正月気分も抜けて平常が戻る。
まだまだ寒さは厳しく、道行く人達は防寒着で確り着ぶくれ
ている。
港で落語会が行われると訪れる寺の門前から庭を覗き見る。
境内の奥、籬の傍に手水場があり、青々とした葉(龍の髭)
が、時折の風に揺らいでいる。

境内に入り葉の間を、、、、葉をかき分けて中を覗き見る。
アッた、、真っ青で鮮やかに輝く玉、、龍の玉である。

子供の頃に石段等に弾ませて遊んだ覚えがあるが、その名
を知らなかったが、以前吟行で白鳥庭園近くに在る寺院で
これを見つけ、句仲間に「この葉っぱは龍の髭、この実は
龍の玉というのヨ」と、教えていただいた。
白鳥山法持寺、ここは大相撲名古屋場所になると一門
の相撲部屋がここで興された。
過っての名横綱・北の湖は此処で修行したようで、
多くの石碑がある。


子の手水場近くに龍の髭、玉が在る。



以来この時節になると、寺を見つけると境内に入り
探し見ている。


今日の1句

秘かなる天女の泪龍の玉   ヤギ爺


最新の画像もっと見る

コメントを投稿