櫻井ジャーナルより転載

2021.10.20

 

WHOも診断の補助手段としているPCRの大規模な実施はCOVIDの幻影を作り出す

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202110200000/

 

ーーー転載開始ーーー

 

 現段階でも「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)対策」として、大規模なPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査を繰り返し実施すべきだと主張している政治家がいるようだ。

 PCRを利用した診断手順はドイツのウイルス学者、クリスチャン・ドロステンらが昨年1月に発表したもので、WHO(世界保健機関)はすぐにその手順の採用を決めて広まったが、しばらくすると、その手順に科学技術的な間違いがあるとする指摘が出されるようになる。今年1月20日にはWHOでさえ、PCR検査は診断の補助手段にすぎないとしている。

 パンデミック宣言を正当化するために「無症状感染者」という概念が導入されたが、PCRの信頼度が崩れたことで、この概念は大きく揺らいでいる。PCR検査は補助手段にすぎないとするならば、その検査で陽性になっただけでは「感染者」とすることはできないはずで、「爆発的な感染拡大」という主張に説得力がなくなるからだ。


 COVID-19を引き起こすのは「SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)」だとされたが、少なくとも診断手順が決められた時点で単離されたウイルスを使えなかったことをCDC(疾病予防管理センター)は認めている。つまりウイルスは単離されていなかった。
 

 本ブログでも繰り返し書いてきたが、PCRは特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術で、その増幅サイクル(Ct)を増やしていけば医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になり、偽陽性が増えていく。偽陽性を排除するためにはCt値を17以下にしなければならず、35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されている。WHOが昨年12月14日、PCRのCt値を高くしすぎないようにと通告したのはそのためだ。PCRを開発、1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスはこの技術は分析のものであり、診断を目的にしていないと語っていた。

 

 これも繰り返しになるが、PCRの問題はニューヨーク・タイムズ紙が2007年1月22日の時点で指摘している。同紙に掲載された記事よると、アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマース・ヒッチコック医療センターで2006年4月に百日咳の感染拡大が疑われるという出来事があり、医療センターで働く1000名近くが簡易検査を受けた。

 

 その結果、142名が感染しているとされ、数千名がワクチンを接種する事態になるのだが、騒動が始まってから8カ月後、関係者は伝染病が発生したとする警報はまちがいだったことを知らされる。こうした間違いを引き起こした原因のひとつがPCRのような高感度の簡易検査だと記事では指摘されている。

 

 実際、COVID-19のケースでも、安易なPCR検査が偽パンデミックを作り出した可能性がある。そこで接種が推進された開発途上の「ワクチン」が病気を引き起こしているのだ。大規模なPCR検査はCOVID-19の幻影を作り出すだけである。医療利権の宣伝を垂れ流すようなことはやめるべきだ。

 

ーーー転載終了ーーー

 

 

 

 

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