ユーチューブで大規模修繕委員会の違いを学ぼう

 

高槻・島本マンション管理ネットワーク

山口 俊一です。

 

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1.     専門委員会とは

管理組合の運営は理事会によって行われるが

専門知識が必要だったり、長期にわたって取り込む

必要がある場合、継続的に扱う必要のある案件や

 

日常の管理レベルを超えた業務量の案件など、理事会

のみでは対応できないことがあります。

また、実施に際しても同じような問題があります。

このため、「理事会の運営をスムーズに行う」ため

 

理事以外の組合員の参加を得て対応する方法が

考えられます。

このための組織を専門委員会と称しています。

 

マン管センターの細則モデル作成にあたってポイントの

中では次のように記載されています。

 

「専門委員会を設置する意義は次のようなことがあると

考えられる。例えば大規模修繕工事を実施する場合を

考えてみると、構造から工事実施まで、必要な工事内容

の調査、区分所有者全員への情報提供、意識付け、工事

施行者の選定、工事実施等と2~3年を要するとともに

その内容は専門的である。

 

理事会は、管理組合の業務執行機関として通常業務でも

多忙な状況であること、理事は1年ないし2年で交替

するのが通例であること、大規模修繕工事を実施する

時期にその分野に詳しい人が必ずしも理事に就任して

いるとは限らないこと等の理由から、大規模修繕工事の

実施に関する実務を円滑に進めるためには、興味のある

人が他の管理組合業務に忙殺されることなく、継続的に

従事することが有効であると考えられる。

 

これが専門委員会設置のメリットである」

 

Ⅱ専門委員会の立上げ

専門委員会のメンバーは、輪番制による管理組合の役員

選任と異なり、有志によって参加者を募ったり、組合員や

理事会の推薦により理事会の決議によって選任するのが

一般的です。よって、熱意を持たれている方が参加する

専門委員会だから、管理組合にとって有意義かつ心強い

組織です。

 

ただし、専門委員会は理事会からの諮問に基づき理事会

業務の一部について調査、検討してその結果を答申する

「理事会の諮問機関」という位置付けており

 

理事会をサポートすることにあり、最終的な決定権は

理事会にあることを認識する必要があります。