ワタクシ、学生の頃は数学と現代国語が好きだったのである。
理解してくれる人が居てくれることを望みますが、大抵理解できん的なことを言われました。ワタクシには現代国語の問題を解くって数学と同じイメージなんですけど。
分かってくれる人居てますか~~。
んでも、ワタクシ、古文と漢文は全く出来ませんでした。なんでじゃというと、努力しなかったからなんでございましょう。
んでもんでも、いつの頃からか、古文にすっごい憧れるというか、古文の表現、まあ文語表現にすっごい憧れができてきたんですよ~。
でも憧れは憧れのまま置いておいてはイケナイ。少しはやっぱり勉強というものが必要だ。
と思い立って、図書館で何か古文入門となるような書籍を探して借りてみました。
それがこちら。セクシィ古文という本。
ぜってー勉強目的じゃね~。
さてさてさてさて、昨今の貞操感というのは、そもそもがですね、明治以降に、西洋、キリスト教文化というものが輸入されて以降のものでありまして、それまでの日本は、もう本当におおらかな国民性でございました。
それが良い悪いと言っているのではございませんことはご注意を。
ですので、古事記にもかなりおおっぴろげな描写があるとは、噂には聞いておったのでございます。
この書籍のいきなり、オープニングがまさに古事記でのオープンな催しの描写。
うむ~~。
解説がまたなんというか悪意あるというかその・・・。
昨今保守系の政治家さんが、日本の伝統を重んじるように発言されたりしておりますが、それも、ほとんど明治以降の伝統である、ということは抑えておきたいところ。
繰り返しますが、それの是非を問うているのではございませんので、ご注意を~~。
例えば天皇陛下が離婚とかもう全く考えられないですし、国民のみなさんの感情から絶対に避けて欲しいと思っていると思うのですが、そもそもの日本の神様が離婚してるって、古事記には記されてたりするんだすよ。(17ぺーじ)
それにしてもタイトルに嘘偽りのない、セクシィな文面の数々。
思わず笑ってしまいます。
昔から、艷笑というジャンルはもう完全に成立していたということが分ります。それも日本最古の文化誕生の時から。
そして次は漢詩。漢文も読めるようになりたいと思っているワタクシにはもう理想の展開。
けれども内容はその・・・・。「美しくてお下品て名文」(24ページ)とはまさに言い得てます。
ここまでいきますと、ほんとに出典があるのか、この作者の創作じゃね? という気までしてきます。
この次は「新猿楽記」という聞いたことのない書籍からですが、
「晩に発いて暁に萎ゆ」(よいにおいてあかつきになゆ)
意味分りますか? でもこれは現代でも歌になってます。
サザンオールスターズの「ミス・ブラン・ニューデイ」に同じ意味の歌詞がありますね。
「終わらない彼と寢てる Night Time」(作詩/桑田佳祐 MISS BRAND-NEW DAY)
昔から理想の男性なのでしょうか?
ちなみにこの文章の落ちはこうです。
敢テ嫁ルル女ナシ。
やはりそれだけではあかんってことなのでしょうかって、今回、ワタクシはいったい何を書いているのでしょうか?
この他にも、ボーイズラブなどもあり、人の営みにはいろんな形があることを思い知らされます。
そいえば源氏物語もそか。
日本の古文を読めるようになると、このような肥沃な表現にも出会えるのでしょうが、あくまでそれは、副次的なもので、ワタクシの理想は、
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。
てな感じでエッセイを書いてみたいと思うのでありました~~~。
ゼッテー違うな。ママに言いつけてやる。
ああ、まだキャンディレーサーの感想書いてない・・・。