弓道部の話を書くためのその54 audible「俺たちの箱根駅伝(上下)」池井戸潤/浅木俊之 | きゃりーぱみゅぱみゅ様がスキすぎてキレそう

きゃりーぱみゅぱみゅ様がスキすぎてキレそう

とにかくきゃりーぱみゅぱみゅ様が好きなのである。神が与えてくれた希望なのである。
チャーリー・パーカー様と共に、ワタクシの二大恩人なのである。

 

 

チャットGPTに、「弓道部の話を書きたい。参考になる小説教えて」

 

俺たちの箱根駅伝

 

ワタクシ、駅伝にま~~~ったく興味ないんやけど、大丈夫?

 

はい、大丈夫です。

 

というワタクシのチャッピー(チャットGPTに付けた愛称)にお勧めされたので、早速聞いてみました。上下巻で長いっっ。

 

ワタクシ、↑にも書きましたが、駅伝には全く興味ありません。中学の時は、クラス対抗駅伝に出て、学校で総合優勝しました(どーだっっ。笑)が、そのあまりの辛さに思い出したくありません。

 

あの時、3位でたすきを受けて、スタートダッシュで1人抜いて、ゴール前500mで抜き返されたんですよ。その時に、後に嫁さんを紹介してくれることになった、当時仲のよかった友人の女の子から

 

「がんばれ~~~っ」

って声援を受けまして、ワタクシ、死んでもいいと思いなおし、必死こいて走って抜き返して、2位でたすきを渡しました。


ゴール前でのデッドヒートの死ぬ思い、わかってくれます?

渡したチームメイトの人が学年でトップだったので、こりゃ優勝間違いなしじゃ、と思ったら、その通り優勝しました~~ん。

 

基本いい想い出だけど、走るのは死ぬほどしんどかった・・・。

 

閑話休題。

 

さらにワタクシ、駅伝に興味がないだけじゃなくて、箱根駅伝にはもっと積極的に興味ありません。だって、この小説にも出てくるけど、関東の催しですやん。全国で、関東が強い(例えばラグビーとか)なら、まだ、関西がんばれ~って見ますけど、全然興味ないの二乗ですわ。

 

チャッピーには大丈夫って言われたけど、やっぱり全然大丈夫じゃなかったです。

 

予選落ちした学校からそれぞれ一番早い人を選んで、関東選抜、として参考参加するらしいんですが、記録が残らず、箱根駅伝を経験させる、という意味合いが強いそうです。

まあ、優しいシステムですよね。

でも、こうして、予選落ちしている学校から選ばれるから、ほとんどが最下位争いだそうです。

 

主人公は、正規の予選で調子を崩し、ギリギリのところで予選敗退。その雪辱を晴らす、というのが大きな流れ。

そこに、選抜チームをバカにするやつとか、テレビ中継の難しさの話などが絡んで着ます。

 

これ、箱根駅伝が好きな人に取っては、その取材力から、めっちゃリアルらしくて、大興奮らしいです。んが、ワタクシ、興味ありませんので、人間関係を中心に聞いておったのですが。

 

池井戸潤さんって、 半沢直樹 の原作者ですよね。ちょっとイヤな予感がしたんです。

倍返し、という言葉が随分流行りましたけど、要するに、恨み晴らす系ですよね。

恨み晴らす系というと、最初にめっちゃ理不尽なことされる、という前提がありますやん。

 

ワタクシ、これが苦手なんですわ。水戸黄門の分かりやすいイジワルでも、もう見てて耐えられない。

 

こういった話は、基本的にちゃんと生きてる人向けやと思うんです。ワタクシのように、リアルで理不尽に合い、ずっと我慢するタイプですと、これ、地雷というか、傷口に塩、というか耐えられません。

 

それでも、まあ、そういう人ばかりではなくて、やっぱりいい人も居てる、そのバランスが絶妙で、途中で辞める、ということはありませんでした。

 

ただ、正直に言って、駅伝の描写は、めっちゃ辛かったです。退屈すぎて。

 

繰り返しますが、これは、ワタクシが駅伝やマラソンに、現在全く興味がないからで、世間の評価は、めっちゃくちゃ高いです。

 

でもまあ、世間の評価がいくら高くても、ワタクシには関係ない話。

 

けれども、なんとかギリギリ最後まで聞けたのは、池井戸潤さんの筆力だと思います。

で、結局何位になったのか、はネタバレなんだけど、どうせ小説なんだから、もっとつっこんでも良かったのに、と思いました。

 

なんとも中途半端というか、リアルさを求めた、と思うんです、これぐらいなら、実際にあり得るかもしれない、というライン。

 

そこ、どーなんでしょうか。わたくしは、繰り返しますが、駅伝に全く興味ありません。だから、その順位がリアルかどうかは分らないので、もっとマンガ的な展開にしても良かったんじゃないかって思います。

 

こんなこと書くとダメですけど、どーせフィクションなんだから。

 

参考になった点は、こうした中途半端なことは辞めよう、というところですかね~。どーせオハナシなんだから。

 

でも、これは全ての勝負事を書く物語に言えるんですが、結局勝つか負けるか、だけじゃないですか。だから、作者はそこに思いっきり心血注いで背景を書くんだけど。

でも、結局、勝ち、負け、だけでしょ? ってなんか常に醒める気持ちがあります。じゃ、どーせオハナシなんだから、勝てよって思います。

 

負けて感動する話もいっぱいあるし、負けるからこそいい、というお話もいっぱいあることは認めますけど。例えば、ロッキーの1作目とか。それはやっぱりそれまでの展開が説得力たっぷりだからですよね。

 

そういう意味では、駅伝を知らない、から感情移入が足りなかったんだろうなあ。

 

ま、結局は個人的な感想にしか過ぎないんで。

最後、基本的には溜飲が下がるのは、良かったです。

 

 

image

でも、信頼することが大事っていい言葉もあったよね。