遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

草の花

2022-10-21 16:05:31 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年10月21日(金)

草の花 : 千草の花

秋草の花、名も知れぬ野草には秋に花咲くものが多い。

桔梗、撫子などを「草の花」と詠んでも差し支えない
草の花は秋で、木の花は春と俳句ではいわれている。
草の花は、秋の山野や庭、路傍を彩る草花全てをいう。
千草、百草と称して歌曲にも多く謳われ、総じて小さ
く可愛い花が多く親しまれる。


儚さも感じられて主情的な表現をされる。
秋の七草として数えられる有名な草花よりも、それ以
外のあまり知られていない草花を、一括して詠うには
便利な季題である。
これらが入り乱れて咲く野を「花野」という。
「春の野」と混同せず、春よりも秋を佳しとした処が
詩人等からいう「侘び、寂び、栞」を愛した心根が、
偲ばれる。





ミズヒキソウ、
ワレモコウ、




吟行などで野山や庭園などを訪れると、秋は本当に草
花が多いが、それらの花の名はほんの僅かしか知らず
句仲間に聞き、或いは後に図鑑等で見聞している。

全く花の名を知らなかった私も、次から次へと教えら
れ、都度頭に入れるも直ぐに忘れてしまう。
近頃は直ぐに忘れ行く事の方が多い、、、、、、、
即座、忽ちに、、である。

今日の1句

名も知らず儚く哀れ草の花   ヤギ爺


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