印鑑の彫り直しについて
はんこ屋のオヤジ・伊藤東です。
オリンピックが始まってテレビを見る時間が増えました。
普段はテレビは家にあるけどあまり見ません。
予想以上の日本選手の活躍にウキウキしてしまいます。
さて、今日は印鑑の彫り直しについてのお話です。
多くのはんこ屋さんでは印面の彫り直しは行っていないのですが、
当店ホームページの彫り直しに関するページを見たお客様が比較的多くご来店されます。
彫り直しとは現在の印面の部分を1~2ミリ削り取り、一度真っ平の状態にしてから新たに文字を彫っていくことをいいます。
すべてのお客様のご要望にお応えしたいのですが、当店で対応できるのは象牙や水牛類までで水晶などの石類には対応していません。
石は固すぎて当店の彫刻機では針が折れてしまいます。
ご理解のほどよろしくお願いします。
なお、彫り直しは運気が下がるとか言って新品を勧めるはんこ屋さんも多いですが私個人の見解としてはそうとは思っていません。
それよりも特に象牙のように限られた資源を再利用するという気持ちのほうが強いからです。
お客様の中には「大好きだったおじいちゃんの使っていた実印を形見として使い続けたい」と言って彫り直しを希望されるお客様も多いです。
こういった気持ちって人間が心豊かに生きていくうえで大事だなぁと思っています。
感謝!