※2021/3/29 訂正
そろそろ新しくゲーム用 兼 持ち出し用の WindowsPC が欲しくなりまして、何を買おうか悩んでみてたのですが、少し奮発して RAZER BLADE STEALTH 13 を購入したので、レビューしたいと思います。
RAZER BLADE STEALTH 13 (Late 2020) 購入レビュー
さてさて届きました。RAZER BLADE STEALTH 13 ですが、パッケージは 環境配慮パッケージということで簡素ですが、RAZER のロゴイラストがかっこ良いです。
本体の上面にもロゴがマークされています。シールのようにも見えますが、刻印されているので剥がれたりしません。でもシールに見えちゃうので、もう少し深く彫り込んでてもいいのになって感じもしますね(笑)
購入したのはこちらの製品。120Hz の FHD モデルになります。
STEALTH 13 は Razer の中では軽量な携帯性重視のモデルで、それほどゲーム性能は高くないのですが、ゲーミング PC にも携帯性を求めてしまうタイプの私のような人には、ちょうどよいモデルになっています。
そして、ここが購入の決め手だったのですが、RAZER BLADE は純正外部 GPU キットの RAZER CORE X シリーズを接続することで、グラボ性能の向上を図ることが可能になっています。外に持ち出し中は携帯性重視でそこそこの性能で動かせて、家では外部 GPU つないでバリバリにゲームを楽しむなんてことができちゃうモデルなんです。
上位モデルの OLED パネル搭載モデルも気になっていたのですが、マット液晶の方が外では見やすいですし、タッチパネルではない方がバッテリーの持ちから考えても有利ですし、さらに、70gも?w軽くなるので、こっちかなって思いました。それに価格対効果比的な面も考慮して選びました。
液晶は 120Hz 駆動で、100% sRGB 対応になっていて、1台1台 モニタキャリブレーションがなされています。とても綺麗です。ただOLED モデルになるとさらにP3対応になるので、クリエイター目線で考えたら、OLED モデルのほうがおすすめなのかもしれません。
RAZER BLADE STEALTH 13 の性能
GTX 120Hz モデル (型番: RZ09-03272J12-R3J1) |
GTX OLED モデル (型番: RZ09-03272J82-R3J1) |
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プロセッサー | 第 11 世代 Intel Core i7-1165G7 (クアッドコア) | |
メモリ | 16GB LPDDR4X 3733MHz デュアルチャンネル オンボード メモリ | |
ディスプレイ | 13.3 インチ マットパネル 120Hz FHD (1920 X 1080) 100% sRGB キャリブレーション済 |
13.3 インチ OLED タッチディスプレイ FHD (1920 X 1080) 100% DCI-P3 キャリブレーション済 Gorilla Glass |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti Max Q デザイン 4GB GDDR6 VRAM | |
ストレージ | 512GB PCIe M.2 | |
バッテリー | 53.1Wh | |
キーボード | Razer Chroma RGB 搭載キーボード | |
タッチパッド | Microsoft 高精度ガラスタッチパッド | |
接続 | Wi-Fi 6 - Intel Wireless-AX 201 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax) Bluetooth 5.1 |
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I/O | 2x Thunderbolt 4 (USB-C) 2x Type-A USB 3.1 Gen 1 3.5mm コンボジャック |
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カメラ | HD 720p, Windows Hello | |
オーディオ | ステレオ4スピーカー | |
サイズ | 高さ: 15.3mm 幅: 304.6 mm 奥行: 210 mm |
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概算重量 | 1.41kg | 1.48kg |
CPU は intel の第11世代(Tiger Lake)の Core i7 -1165G7になります。クアッドコアの、どちらかというとモバイル性重視の CPU ですね。後でベンチマークテストをして性能をチェックしてみたいと思います。
また、GPU については GeForce GTX 1650 Ti が搭載されて、旧モデルよりも少し性能が向上しています。RTX シリーズを積んだ別製品も検討対象としていたのですが、なかなか本体の大きさ重さを考えると、ちょうど良いものがなくて、最終的に RAZER BLADE STEALTH 13 を選択することになりました。その重量は 1.41Kg で軽量モバイルノートとぎりぎり言える重さです。先日購入してレビューした、ASUS 「 ZenBook 13(UX325EA)」と比べると、260gの重量増ということで、かなり重いですがw
ですが、薄型軽量なこのサイズとこの重さで、そこそこな性能のディスクリート GPU を搭載しているというのがすごいです。
GPU は 今となっては旧モデル的な GTX シリーズですし、VRAM が 4GB しかないですので、多少心もとないかなと思ったのですが、そもそもバリバリに動かしたいときは、外部 GPU をつなげば良いですから、その欠点はさほど気にしなくてもよいかなって思っています。
キーボードはゲーミングノートらしくカラフルに光らせることが可能です。添付のCHROMA STUDIO を利用して、光らせ方を変化させることができます。ビジネス用途に利用するときは白の単色にしておいて、家で遊ぶ際にはカラフルにして色が経時的に変化するようにしてみたりとかできます。設定を TPO とか、気分に合わせて変えることができるのでついこだわりたくなりますね。ただ、STEALTH は1キー単位での色の指定はできなくて、キーボード全体での設定にとどまります。
キーボードの操作感は、MacBook Air M1 と大差ない感じです。ストロークがは浅いのですがしっとりとした打鍵感はあります。キートップに湾曲がないのと塗装の質感のおかげでソリッドな感じですね。
キーの配列自体は、ほぼオーソドックスなのですが、右側のリターンキー周りのキーが幅が狭くなっており、多少押しにくいかもしれませんが慣れの問題でしょう。
拡張性としては、本体の左右にそれぞれ USB Type-C と Type-A が配置されています。Type-C のポートはThunderbolt 4 のポートになっています。
Thunderbolt 4 対応ということで、USB PD 対応の充電器やモバイルバッテリーを利用しての充電が可能なことも選んだ理由の一つです。ただし、消費電力量の関係で、モバイルバッテリーからの充電では使いながら充電し動かし続けるというのはかなり厳しいです。高性能なモデルゆえに仕方ないかなと思うところです。
RAZER BLADE STEALTH 13 のファンの音は意外と静かで、熱さもほどほど
RAZER BLADE STEALTH 13 には本体の背面に吸気口を設けて、2基のファンが搭載されています。そのファンの音が意外と静かなんです。
いえ、もちろんですが全然音がしないとかではないです。高負荷な状況ではかなりヒューンと音は出ちゃいますが、ゲーミングノートであることを考えたら静かなほうです。もっとうるさいのもいろいろあるので、それと比べたらって感じです。
ちなみに排気口は、本体後面と裏面とにあります。高負荷時にはかなり熱い風が出ますので、膝の上で使うとかは向かないかなって思います。
意外に超高温にはなりません
非常に薄いモデルなので、熱が心配になるところですが、高負荷をかけていても熱くはなるけど、耐えられないほどではありません。2基搭載されたファンのおかげで、触れないほどに熱くなったりはしません。さらにノートパソコン用のクーラーを利用しておけば、キーボード面は全然許容範囲の温かさで、不快な感じはあまりありません。
RAZER BLADE STEALTH 13 のベンチマークテストの結果は・・・
GeekBench 5 CPU
GeekBenchの結果は、今まで私が WindowsPC のメインとして利用していた MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC) の1.5倍の性能です。でも想定通り Macbook Air M1 と比較するとだいぶ負けています。
そして意外なことにというか、残念なことに先日ビジネス用に購入した、ASUS 「 ZenBook 13(UX325EA)」にも負けているんです。こっちは、i7 積んでいるはずなのに、i5 のZenBook に誤差範囲とはいえ負けているとは、なんだか微妙に残念な気分です。
間違えていました。上記の結果は、設定が「バランス」モードでの結果でした。より高性能になる「ゲーミング」モードにしたところ、全然値が変わりまして、
下記の結果の一番上が正解です。Core i7 らしい性能になって、これなら満足です(苦笑)
GeekBench 5 Compute
GPU の性能がものをいう、Compute のテストでは、手持ちのPCの中では圧倒的に高い性能になりました。最新の RTX シリーズを搭載している機種には負けますが、GTX 1050 の2倍以上の性能で、MacBook M1 と比較しても2倍程度の高性能です。軽量なモバイルゲーミングとしては十分な性能です。
GFXBench
GFXBench のテスト結果でも、GTX1050 を搭載した「MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC)」の結果と比較して、1.5倍から2倍のフレームレートをたたき出しています。ディスクリート GPU を搭載していない、MacBook M1 とか、ZenBook との比較でも、同様に1.5倍から2倍のフレームレートになっています。まあそれらは、ディスクリート GPU がないにもかかわらず、GTX1050 なみの性能があることに驚きますが、ゲームをするなら断然こちらを選んだほうが良いですね。
今回のベンチマークテストの結果は、まあおおむね想定通りでした。近いうちに外部 GPU Box の RAZER CORE X を購入すると思うので、また購入したら比較をアップしますね。しばらく趣味用のPCとして楽しく利用できそう(遊べそう 笑)です。
CineBench R23
CineBench の結果も追加します。