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青空ーすべてはバランス

iPS細胞 PART4 iPS細胞と再生医療

2021年10月21日今日は晴れて、そとで陽にあたるとすがすがしい。午前中、インフルエンザワクチンを打ちに病院まで歩いた。CDでショパンのピアノ協奏曲第一番を聴きながら。最高に気持ちがよかった。
なんだかインフルエンザワクチンが足らなくなるなんてことを聞いていたので今日接種できてよかった。
山には雪が。寒いはずだ。


昨日はショパン国際コンクールのニュースが入ってフィーバーしたから、今日はiPS細胞の続きを。大体基本的なことを大雑把につかめた。なるほどねという感じ。

今では世界中の研究者が様々なiPS細胞の作製方法を開発しているようです。4つの遺伝子も違う種類の遺伝子を使ったり、レンチウイルスやアデノウイルスを運び屋として使ったり、遺伝子ではなく化合物を用いて成功している例もあるそうです。
いろんな方法を試してみて、より安全性の高い方法を確立していると言えますね。

私は「がん」のことを考えて記事にしていた(がん細胞とウイルス - 青空ーすべてはバランス)(がん遺伝子ー1 生命の根源にかかわる? - 青空ーすべてはバランス)ことから、細胞の遺伝子をいじることでがん化しやすくなるのではと思っていたので、iPS細胞の場合はどうなのだろうと思ったのですが、やはり危険性があったということで、改善されています。
例えば、c-Myc遺伝子はがん化の危険性を高めると考えらていたそうですが、これをL-Mycに変更したそうです 
ウイルス・ベクターは、細胞が持つもともとのゲノム情報を傷つけ、がん化を引き起こすというので、*エピソーマル・プラスミドを使ってヒトiPS細胞を作製することにも成功しています。

*エピソーマル・プラスミドというのは、細胞のゲノムに組み込まれない非ウイルス性のベクターですが、自律的に複製します。

どんどん改善されてるのですね。それで、これを医療に使うわけですね。再生医療とはどういうものかな?

再生医療とは、病気や怪我などによって失われてしまった機能を回復させることを目的とした治療法とある。
 iPS細胞がもつ多分化能を利用して様々な細胞を作り出し
例えば、
糖尿病であれば血糖値を調整する能力をもつ細胞を、
神経が切断される傷を負った場合には、神経ネットワークをつなぐことができるように神経細胞を移植するなどのケースが考えられるそうです。 
つまり iPS細胞から作られた細胞を移植する細胞移植治療への応用が期待されているわけですね。



例えば、脳内にある神経細胞が変化して起こる病気は、外側からアクセスして調べることが難しい。また死んでしまった細胞はどうすることもできないし、
患者さんの正常だった時の細胞はどうだったのかを知ることもできない。

しかし、そんな難治性疾患の患者さんの体細胞からiPS細胞を作り、それを脳内にある神経細胞に成長させ、安全性を確認してから移植できれば、不治の病ではなくなる可能性もある。

細胞は、心筋や血液そして肝臓、膵臓などのいろいろな患部の内臓の細胞などに分化させ、その患部の状態や機能がどのように変化するかを研究し、病気の原因を解明する研究が期待されている。(注:下欄)

(注)
ただし、内臓などに関しては、立体的な内臓まるまる一つというものはまだ作れません。
でも、研究は進んでおり、平成25年に発表されている内容によれば、横浜市立大学大学院医学研究科臓器再生医学 谷口 英樹 教授、武部 貴則 助手らの研究グループは世界で初めて血管構造を持つ小さな肝臓を創り出すことに成功しています。

また、その細胞を利用すれば、薬剤の有効性や副作用を評価する検査や毒性のテストが人体を使わなくても可能になり、新しい薬の開発が大いに進むと期待されている。

患者さんの年齢は関係あるのか?
今、6歳から81歳まで様々な年齢の日本人の皮膚細胞からiPS細胞の作製に成功しているそうです。それらのiPS細胞の多能性に大きな違いはないそうです。

なんか怖いけど期待がふくらむ。悪用されないようにしなければ・・・。
具体的にどんな病気に研究がどの程度進んでいるのかな?


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