山田先生に学ぶ「緩やかな糖質制限」の極意 | 熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜

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【楽しく、続けられる治療を】


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やかな糖質制限、ロカボを糖尿病の方が選択できる治療の一つとして頑なだった日本糖尿病学会に認めさせた一番の功労者、北里大学の山田先生にお会いしてきました!


ずっとお会いしたかった先生です!


糖質制限にハマり、ケトン体の恩恵を体験できるようになると、緩やかな糖質制限というスタンスはどこか、緩いというか…肯定的なイメージを持てない方が多くなると思うのですが…。
 

山田先生のアイデンティティは「糖尿病専門医」「予防医学」であって、大学という現代医療の開拓という使命感をもつ先進医療機関で、糖尿病という病気に真摯に向き合ってきた先生だということを忘れてはいけないと思います。



山田先生は、糖尿病治療は一生続くものだからこそ、楽しく、無理なく続けられる視点も大事だと言われていて、私はここにとても大きく共感しました。



【QOLの向上に注目】 



食べる幸せが罪悪感に変わるのが糖尿病で、診断を受けると一生涯における食事の楽しみがグッと減ると皆さん、言われてました。

一度きりの人生です。そして食べることは最大の楽しみの一つです。見た目ボリュームや、味付け、低糖質調味料などを工夫することで、自分が制限を受けていると感じないような、我慢にならない、続けられる糖尿病の食事療法。うん、素晴らしいですね。


厳しい糖質制限が出来る方、そしてそれを楽しめる方はよいと思うのです。だけど、ほとんどの方は糖質に少なからず未練があり、時に食べれない自分を寂しく思う事があると思います。



慢性的な我慢、ストレス状態って、続かないんですよね。我慢出来なくなった時の反動も大きいです。「食べてはいけない」から、「工夫すれば食べられる」と矛先を変えた緩やかな糖質制限は、文字通り、精神的にも緩やかな安心感を与えるものです。



【百利あって一害なし】


緩やかな糖質制限は、百利あって一害なしと言われています。緩やかな制限である以上、糖尿病の方は1食40gの糖質を摂ると、食後血糖値が180を超える事は避けられないと思いますが、その為に薬があり、その為に医師がいるという事もできます。


薬を使わない、というスタンスは立派だとも思いますが、意固地になり、慢性ストレスを溜めて定期的な糖質祭り→後悔を繰り返す位なら、現代医学の力を借りて、肩の荷を降ろすことも選択の一つです。


病院にかからないということは、必ずしも素晴らしいことではないと思っています。定期的に採血をしてもらい、相談できるかかりつけ医をもつことはとてもよいことだし、定期的に身体全体をチェックして貰え、病気の早期発見をすることだってできます。


また、定期的な採血は糖質制限が今後、一般に広く浸透していく為に安全性、有効性の検証のエビデンスの蓄積として残っていき、私達の次の世代につながります!これだって、実践者だからこそできる、立派な社会貢献だと思いますけどね。



【SGLT-2阻害薬への期待】

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今回は、SGLT-2阻害薬「カナグル」の業者さん主催の勉強会でした。SGLT-2阻害薬は、様々な種類が今出ています。

・スーグラ
・フォシーガ
・ルセフィ
・アプルウェイ
・デベルザ
・ジャディアンス

SGLT-2阻害薬は、尿中に過剰なブドウ糖を排出するという新しい治療薬です。

薬理的な糖質制限の模倣ができる薬剤として、注目されています。

朝1回、1錠飲むだけでよいので、飲み忘れは少なくてすむし精神的な負担は少ないですね。


尿糖を試験紙でチェックしてみればわかるのですが、
血糖値は70とかでも尿糖が+でます。流されるのはあくまで過剰なブドウ糖ですから、単剤では低血糖にはなりません。


ブドウ糖は、タンパク質の取り過ぎや、糖新生の過剰でも出来ますので、いまいち糖質制限だけでコントロールが上手くいかない方にも相性がよいと思います。


座長の森園先生なんて、糖質食べすぎた時のレスキューでSGLT-2阻害薬を使われている位ですから😅


そういう使い方も「あり」だと思います。



【増える糖尿病治療の選択肢】


糖尿病薬はどんどん進化しています。

今はインスリン以外の注射薬も随分増えてますよ。

例えば、針が内蔵された、トルリシティという、週1回注射すればよいタイプの注射薬。これ、おススメです。

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トルリシティは血糖値が高くなると、インスリンを分泌するよう信号を出すGLP-1受容体作動薬です。

血糖値が高い時だけ作用する仕組みで、自前のインスリンを使いますから比較的安全性が高い薬ですね。

針が内蔵されていて、
注射器のボタンを長押ししてるだけでゆっくりと針が降りてきてよくわからないタイミングで一瞬だけ針が刺さり、勝手に注入してくれます。

怖がりさんや、先端恐怖症の方、
面倒くさがりの方によいと思います!


【キープ、アンダー160】


基本は低糖質な食事で血糖値をコントロールすることが重要ですが、様々な理由でなかなか出来ない方も多いと思います。

食後高血糖を放置すると、全身の細胞が糖化→酸化し→慢性炎症を引き起こして、あなたの人生の質は間違いなく低下します。

緩やかな糖質制限で、食事の楽しみをキープしながら、必要に応じて上手に薬の力を借りることで食後高血糖を防ぐことも、人生を楽しむステキな工夫になるんじゃないかなと思います!


GAGAでした!