氏神様と産土神社の話 | 八ノ矢の森

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不思議な話を書いています。
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今日はあいにくの雨で花見が中止になったけれども、父母は私がいないと思って友達を呼んで麻雀をする事になっていたので、花粉も少ないので映画を観に行ってきましたニコ

原作を数巻読んでいただけですが、作中の主人公のジャズが聞きたかった「BLUE GIANT」を観ました。

 

 

映画は時間の関係や、練習音だけ聞かせるのもどうかと思ったのか、ちょうど私が読んだ仙台の高校時代は飛ばされて、東京で本格的に人前でジャズを演奏する為に奮闘する主人公と、その仲間の話となっていました。

最後のエンディングの最中にけっこう帰ってしまっていた人がいたのですが、エンディングロールが終わった後に主人公がミュンヘンに行く空港で雪折に電話をするシーンがあったので、大事なエピソードを観ずに帰ってしまってもったいないと思いました汗

 

演奏もたっぷり聞かせてくれたので、2時間とは思えないほど長く感じました。

秋冬の夜のリラックスタイムは、部屋でスロージャズをBGMにする事が多いのですが、こういう迫力のあるのは聞いた事がなかったので、とても新鮮でした。元々はこんな感じの音楽だったんでしょうか。知らなかった。

 

ジャズのアニメだし、空いてるかなと思って上映30分前に行ったら、ほとんど満員で前方の端の席しか取れませんでした汗

とはいえ、大変満足して帰ってまいりましたドキドキ

 

実は先日、アカデミー賞を総なめした通称「エブエブ」(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)も観たのですが、あまりに長い上に話が分かりにくくて、私はもう映画というものの良さが分からないのかと悩みつつ、これって苦行かな状態だったので余計に良かったのかも…。

 

映画を観た後に買い物をして家に戻ったのですが、まだ皆さん麻雀をしているので、以前書こうと思って書きかけだった記事の続きを書くことにしましたニコ

 

氏神様は地域の神様を祀った神社なので、我が家は毎月1日にお詣りに行っているのですが、氏神様以外にも大事な神社があると聞いたことがあって、それは産土様でした。

 

産土様とは、生まれ落ちた瞬間から一生守ってくださる神様で、生涯に掛けて深いご縁があるので、人生の節目節目にお詣りをすると良いそうです。

 

私は産土様は、お宮参りをした神社だと思っていて、母に私はどこの神社にお宮参りに行ったのか聞いたのですが、あまりに昔過ぎて憶えていないというのです汗
たぶん目黒区の実家に里帰りをしていたので、近くの八幡様だったんじゃないかと思うとは言うのですが、母の記憶は怪しいのであまり信じられず。

その後、産土様は生まれた病院の近くの神社だという説も聞いたのですが、地図で調べると近くに3つ神社があって、これもどれか分かりません汗

 

これはもうご縁がなかったという事で、氏神様だけでも大事にしようと思って長年A神社を参拝していたのですが、一昨年でしたか新たに「母親が妊娠した所の近くの神社が産土神社」という説を知りました。

 

母に私を身ごもった時に住んでいた場所を聞いたら、このマンションに引っ越す前に新婚の時に住んでいた家だったと言います(私が生まれた後に父が転職したので、1年位はその家は人に貸して、川崎に住んでいたそうですが)

 

そうなると今現在月に1回参拝しているA神社が産土様ということで、問題はなさそうだったのですが、ハタと気づいたのです。

 

うちの近くには、もう1つB神社があったんですね。

 

グーグルマップで観ると、少しだけですがそちらの方が近かったのです。

そういえば以前近所の人に毎月参拝している氏神様の話をしたら、「あら、A神社じゃなくて、B神社が氏神様じゃないの? そちらの方が近いでしょう」と言われたのを思い出しました。

地図を定規で測れば、確かにB神社の方が距離的には近いのですが、私が生まれた当時にはそこに行く時は、川や大きな道路を超えて行かなくてはならない上に、町名も変わるので同じ町内の今行っているA神社を氏神様だと思ったのですね。

 

どちらにしても、B神社はえらい坂の上にあって行くのが大変だったし、場所も月に一度の氏神様参拝を祖母に勧められて始めた時に、当時はお正月に初詣に行っていたA神社の方に行く事にしていたのです。

 

ただ、そういう人間の事情と神様の思し召しは、またちょっと違うのではないかなと思い至り(町名も実は私が小学校くらいまではB神社と同じで、今のものに変わったのは後からなんですよね)、とりあえず産土様かもしれない神社の方にも行ってみることにしました。

 

B神社は数年前に、神社の御朱印集めをしている友人に頼まれて行った事があって、その時は特に何も感じなかったのですが、あらためて産土様かどうかを意識して行ってみたら、何かご縁を感じるという事もあるかな?と思ったのです。

 

でもって、昨年の1月の終わり頃だったと思うのですが参拝してきましたニコ
もしかしたらご縁のある神社だったのかもしれないので、あらためてのご挨拶になるのかしらと、私なりのおめかしを致しました。

といっても、お気に入りの小鳥のブローチを付けて、愛用の小鳥の靴下を履いただけではありますが。

 

B神社の神様は古い梅の木の神様で、昔このあたりで疫病が流行した時に村を救ったとされているのです。

梅がらみのためでしょうか、長い年月の間に飛び梅で有名な藤原道真公も祀られるようになったようで、境内には梅の木とセットになった座った牛の像もあります。

 

運動不足で坂を上るのもゼ~ゼ~状態で、途中2回休んでしまったヨワヨワの私でしたが、なんとか神社に辿り着けば、とても良い花の香りがします。

境内の入り口の紅梅が咲いていたのですね。元々の梅の木は残念ながら今は無いようですが、梅の木がたくさん植えられています(その時は、他はまだ咲いてなかったですが)

 

お宮に向かうと、中では宮司さんが祝詞を上げていて、女性が2人お祓いをしてもらっていました。
疫病から村を守ったという神社なので、コロナ禍の中でしたし平日でも参拝する方がけっこういるようです。
小さいけれど明るくきれいなお宮で、裏の方に小さな竹林があったので、拝んだ後にそちらの方に行ってみました。
 
すると鳥好きの私には大変嬉しいことに、裏の竹藪でキジバト夫婦がいて、宮の横の生垣にはなぜか数羽のスズメがすごい勢いで中を移動して遊んでいるのが見られました。
数十センチ近くまで行って見ても全然気にせず逃げもせず。
ふと上を見ると、今度は木の枝にメジロがいます。
 
ここは楽園かな…。
 
というわけで、このB神社は私の産土神社ということにしました(あっさり)
こんなに可愛い小鳥がいっぱいいるなら、何度でも参拝したいですしね。
氏神様として通っているA神社も地元で愛されてはいますが、そんなに大きくなくて、でも大きな木が何本もあるので清々しくて、とても気に入っているのですが、B神社はなんていうか、A神社よりも更にこじんまりして小さいんですけれども、坂の上という事もあって高台ではありますし、道を歩いていると開けた感じがいいというか、胸が晴れ晴れするような気持ちになるのがいいんです。
 
私はフィンドホーンという自然や植物の精霊を信じる場所にご縁があったし、日本の有名どころの神様よりも、梅の木の神様が産土様というのは、なんだか合っているような気もしたんですよね。
 
考えてみると梅にはご縁があったというか、何人かの梅の字がつく人との付き合いは長いし(桜は1人もいないのに)、初めて一人暮らしをした所は地名が梅園だったし(今はなきアパート名も梅園ハイツ)

境内の梅の木の写真を撮ろうとスマホを出したら、スマホの待ち受けがそもそも梅柄の壁紙だったし(1月だったのでそれにしました)

ふと気づくと梅の花グッズの方が桜よりも多いし、自分ではまったく意識してなかったんですが、梅の花がけっこう好きだったみたいだし、勝手に産土神社認定をしてしまっても、いいんじゃないかなと。

 

帰りがけに社務所のような場所があったので覗いてみると、ちょうど10日後くらいに、この神社のお祭りを撮った自主映画の上映会があるというので、父を誘って見に行きました。

 

思ったよりも歴史もあって、地域の方達に大切にされている行事でしたし、なにげに子供の頃から知ってる八百屋さんが出ていたりもして、地元感があって良い映画でしたニコ

 

父は、この神社に初めて来たそうで、こんなに近いのに何十年も来た事がなかったなあとしみじみしていて、更にその行事は火を使って日本的な感じもとても良かったので(消防団員も何人も来ていました)、もっと早くにこのお祭りを見にくれば良かったと私と一緒に残念がっていました。

コロナ禍でここ3年は氏子さんだけの参加のようですが、一般解禁したら行ってみたいですね。

坂が大変なので、毎月は参拝しに行ってはいないのですが、お天気の良い日にひょこっと行っていますニコ

 

というわけで、産土様は何かあった時には必ず守って下さるそうなので、お子さんのいる方は、お子さんの産土様もお詣りすると良いようですよ~ニコキラキラ

 

 

 

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