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映画『斬る』(1968)岡本喜八 監督 仲代達也 高橋悦史

2021年11月23日 | 映画

映画『斬る』(1968)岡本喜八 監督

山本周五郎の『砦山の十七日』が原案
「岡本喜八と村尾昭が共同でシナリオを執筆
岡本喜八が監督
撮影西垣六郎。

1968年製作/114分/日本
原題:Kill!
配給:東宝

役目の上で親友を斬り武士を棄てヤクザとなった源太(兵頭弥源太 仲代達矢)と
百姓が嫌になりなんとかして武士になりたい半次(田畑半次郎 高橋悦史)が
空っ風の吹きすさぶ上州で出合う。ともに空腹であった。ときは天保4年。

同名のほかの作品もあり、また似ているようで似ていない作品もいろいろ思い浮かぶ。黒澤の「用心棒」『椿三十郎』など。

小此木藩は城代家老溝口佐仲の圧政で領民の不満が絶えない、
腐敗政治が許せない青年武士たちにその溝口が斬られる。
そこで藩政をわが物としようと次席家老鮎沢が動く。
そして対する改革派の青年武士の一人には若き笈川哲太郎(中村敦夫)が・・
と聞けば話としては、剣技描写が秀逸な藤沢周平の武家もの(架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」を舞台にし作品群)の小説がいくつか思い浮かぶ。
が画面の印象としてはだいぶ違う。

重厚な役の多い仲代達矢と意外に三枚目がにあう高橋悦史の軽妙なやりとり。
(どこか滑稽だが滑稽そうに見えない)

斬る(1968)
劇場公開日 1968年6月22日

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