盗まれた自転車。 | i'm a dancer not one's perfect

盗まれた自転車。

 
ごきげんよう!!!!
 
プルミエが終わってからの次の舞台が2回、先週にあったのですが、既に怪我人出、全然休まる間も無くバタバタしておりました。
全員出てる作品だから、誰かがかけるとパズルです。
土曜の舞台では二人怪我で代役を準備していたら舞台始まる直前に、背中から手にかけての激痛、それに伴って手の感覚がないということが起きたダンサーがいまして・・・
ドイツのバレエ団は朝と夜の2ブロックに分かれて仕事する場合、原則朝のリハーサルから次の仕事時間(舞台の場合はメイクが始まる時間)まで4時間の休憩を挟まなければなりません。
うちのバレエ団は舞台リハーサルと舞台以外は朝から夜まで続けて仕事しますが、舞台があったこの日は4時間休憩を挟んだ日。
そんな中、昼寝をするダンサーはもちろんいます。
私もそうでした。
たまには10〜20分程度のパワーナップから、1時間ちょっと寝ることも。
今回舞台前に激痛を伴い起きた彼は昼寝起き。
バレエ団のフィジオの手解きの元、踊らない方がいいという事になる、急遽アレンジ。
今やっている作品、とにかくヘアメイクに時間がかかるので代役の子たちもメイク終わってないという現実。
公演開始45分前から何とかし、なんとかなりました。
バレエ団のダンサーたちのプロフェッショナルな反応、仕事ぶり、心強かったです。
 
そして待ちに待った3連休。
同僚とその彼女、その彼女のお姉ちゃんとお母さん(前回書いたダニエルのお姉ちゃん二人にお母さん、ダニエルは今香港)を招待してのディナー。
まずはアペロ。

 

鶏飯(けいはん)。

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と、肉じゃが。

 

朝にお味噌汁を飲んでからこの時まで自分食べてなかったくらい準備に追われた。w

 

と、いうのも、前日、夫の自転車が盗まれたのです。

しかも家の敷地内、私たちの部屋の目の前。

朝仕事に出ようと自分の自転車の準備をしていたら、ん〜、なんか変な感じがして、ふと目を横にやったらそこにあるはずの夫の自転車がなく、代わりに見た事ない自転車が。

すぐさま家に戻って「自転車、地下の物置にしまったん?」と聞いたら「え、外だよ」と。

あーーあ。

代わりに置かれていた見たことのない自転車、鍵がかかっていない。

盗んできた人が夫の自転車と一緒に引き換えに置いていったのだろうが、なぜだ。w

そして、買い物を頼んでいたのだけど歩きでできる距離ではないし、時間の無駄。盗んできたであろう自転車を乗って買い物をすることに。

だが、その自転車には鍵がない。

「安い鍵を買う」という夫に「そんなどこの誰のだか知らない人のもののためにいくら安くても鍵を買うのも嫌だ。」という私は

「だったら新しい自転車買っておいで」と。

物を買うのにとにかく時間のかかる夫、結果、30キロもその代用自転車に乗って町外れの自転車屋を回ったようで、私が来局準備をする間、家にいなかった。掃除は夫の担当だったんだけど、勘の鋭い妻は「今頃時間ないってパニクってるんだろうな」と予感し、調理の合間合間に掃除を始める。

買い物だけはもちろんしてきてくれた。

掃除も料理も全部時間前までに余裕を持って終わらせたぜ。

 
結局、私が提示した250ユーロ以内なら自転車買っていいよという条件内で納得いく自転車がなかったらしく、また代用自転車で帰ってきた。

そう、時間を費やしただけだったのだ。

確かに、こっちの自転車は高い。

日本のように2万円ごときの値段で良い自転車は買えない。

私の提示した250ユーロというのはとにかく今足になれば、という気持ちからだったんだけど、それこそ勿体ない。

しかし、自転車がないと結構不便な日々の生活。

困ったものだ。
 
今まで使っていた夫の自転車は14年以上前のだけど、自分用にカスタマイズしてもらった、とても愛着のある自転車らしく、その気持ちはとてもわかる。
盗まれたりした時って、撮られたそのことよりも、そこに詰まった時間や思い出が一瞬で失われた悲しさ、虚しさの方が大きいと思う。
 
 
話が長くなりまくったけど、この日のディナーは翌日ブラジルへと戻るダニエル母の出発の時間に合わせて早く始め、早めにお開き。飲み過ぎなくて最高である。
汁に浸ったご飯というのはリズム良く食べないとふやける。そして美味しくない。
ダニエル姉と、同僚(以前書いたよく喋る&人の話を聞かない同僚w)は食べ慣れているのだけど、もう一人のお姉ちゃんとお母さんはお箸も使い慣れていないので時間がかかっていたのでご飯が汁を吸いまくっていた。
次回はそこら辺もしっかり交えてメニューを考えなければと反省。
でも美味しい美味しいと食べてくれたのでありがたい。
 
 
 

ということで、グダグダ悲しんでばかりはいられない、うちのヘリメスを紹介します。

ヘリベルト+エルメス=ヘリメス。

美男子だわ。

 

 

締めは、夏に小㞍 健太君と、健太ママ、うちの母と一緒に行った赤坂菊乃井さんでの写真を紹介しながら、お別れしたいと思います。

 

 

私が誕生日だったので、ということで出してくださったお赤飯。

私、赤飯大好きやねん。


 




 

 

 

 

 

 

日本全国、緊急事態宣言解除、おめでとうございます!!!

あーーーー長かった。

これからも気は抜けないけれど、皆さんの生活に少しでも潤いが戻ってきますように。

 

 

 

明日から始まる新しいリハーサルのために作品復習しなければなのでこの辺で。

 

 

ビズ!!!