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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」シェラザード読み終わりました。

2022-01-17 14:38:29 | 読書

 登場人物は、羽原とシェラザードと呼ばれている女性の二人。羽原とは一体何者ですかね?シェラザードと呼ばれている女性が日常の買い物などをしてくれる人みたいです。そんな羽原は、体力は結構有って、シェラザードが肉体の欲求も処理してくれます。羽原は、買い物が出来ないようにも思えませんが。

 シェラザードとは「千夜一夜物語」に出てくる、美しい女性のようですが、ここでは全くそんなことはない女性です。中年になりかけで、贅肉もあっちこちについてきてますし、美人とは言えません。但し、羽原の欲求を処理した後、(欲求自体は、全面出てきません、シェラザードの一種の仕事みたいに描かれてます)その後、話をするのですが、それに羽原は惹かれます。

 シェラザードの前世は、ヤツメウナギだったとか、高校生の時、好きだった男子学生の家に忍び込んで、鉛筆を盗んできて、代わりにタンポンとか自分の髪を置いてきたとか、四回ほど侵入します。しかし、男子学生の家でも、おかしなことに気づいて、玄関の鍵を替えます。シェラザードはもう、男子学生の家に忍び込まなくて良くなって、ホントにギリギリで救われたと言うか、犯罪者にならないで済みます。本当は犯罪者ですが、レッテルを貼られないで済んだのかもしれません。

 その男子学生がエロ本を巧みに隠していたことを見つけます。爽やかなスポーツマンの学生です。その事があったためか、次第に男子学生に対しての、異常なまでの執着心が消えてゆきます。

 それから四年後に偶然彼と出会って、彼のお母さんも登場することになっていくのですが、「その話、聞きたい?」シェラザードは言いますが、何時ものように、それはこの次、で終わります。

 作者は何を言いたいのですかね?青春の時は、歯止めの効かない衝動に襲われることが有るということですか?それが若さであり、エネルギーです。正しく導けば、役に立ちますが、一歩間違うと、犯罪者になりかねません。


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