Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

防衛抑止力策・・米製巡航ミサイル導入は良いが

2022-10-28 14:10:53 | 国際・政治

2013=平成 25年暮れ近くに京都府にて生じた、餃子で知られる 時の王将フード・サービス社長が凶弾に斃れた事件は多くの各位に知られるだろう。慎重捜査の末 現場に残された煙草の吸殻にあった DNAが、別のゼネコン社用車を襲ったかどで 服役中の特定危険指定暴力団幹部構成員のそれと一致。今日中にも再逮捕の運びとなる様だ。所謂未解決事件が一件でも解決をみるのは喜ばしいし、是非とも全容解明と 犯人の厳正な処分を強く求めたい。事件の背景には、被害者がトップを務めた会社の 多額に上る不適切な会計問題があったとかで、こちらの解明も是非望みたいものだ。

本題です。前述の様な事件との対峙の為にも 強い意思を持っての防犯対策が望まれるが、近い姿勢で臨まなければならないのが 我国の防衛安保問題だ。長らくの財政危機が叫ばれる折 防衛予算の適正もそれは考慮されなければならないのは分かるが、それに留意も 必要な設備装備、それに人的手当てはしっかりと行われるべきも事実。近年は、我国の周辺情勢緊張度も増してきているのだから 尚更だ。新たに導入が見込まれる巡航ミサイルの件につき、以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「日本政府が、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入を米政府に打診していることがわかった。米側は売却に前向きな姿勢を示し、交渉は最終局面に入っている。日本政府は、保有を目指す「反撃能力」の手段として 国産ミサイルの改良計画を進めているが、早期に配備できる「トマホーク」が抑止力強化に不可欠だと判断した。

複数の政府関係者が明らかにした。「トマホーク」は米国の主力精密誘導型の巡航ミサイルで、射程は 1250km超だ。全地球測位システム(GPS)衛星の位置情報などを使ってピンポイントで目標を破壊する。1991(平成 3)年の湾岸戦争で実戦投入されい以降、数々の実戦で用いられ 高性能ぶりを発揮している。

日本政府は 年末までに改定する国家安全保障戦略で、自衛目的で 敵のミサイル発射基地などを破壊する反撃能力の保有を明記する方向で調整している。「トマホーク」を反撃能力を担う装備とする考えだ。海上自衛隊のイージス艦の迎撃ミサイル用の垂直発射装置を改修し、搭載することを想定している。発射位置によっては、朝鮮半島などが射程圏内に入る。

米巡航ミサイル「トマホーク」購入、日本政府が詰めの交渉…抑止力強化に不可欠と判断(引用ここまで)

世界屈指の広い排他的経済水域を擁し、その一方で 中、露、朝といった非友好諸国に囲まれた 地政学上も難しい我国の立地的立場を想えば、抑止力に限る事としての 巡航ミサイル配備自体は理解する。ただ、それに際しての条件は それなりにあるのではないかと心得る。今後国会にても 野党勢力から糾されるかもだが、政権与党は配備の必要性と意義につき 粘り強い説明を心がける事だろう。

第一は 費用対効果の問題。以前から問題視される事だろうが、同盟国の立場からも 米製装備はともすれば相手側の「言い値」になりがちな様だ。ここはそろそろ 野党側からも提起される「費用対効果」の所に真摯に目を向ける必要があろう。つまり 進行中の国産巡航ミサイル開発研究も継続して行い、米製「トマホーク」はそれまでの中継として 抑制的な導入にすべきではないのか。第二に 発射場所にしても、イージス艦の艦上からに限らず、一時導入が検討されるも見送られた 地上版の「イージス・アショア」が再評価され、設置地域を精緻に再調査の上で又の導入に道を開いておく考えも必要ではないか。防衛面に明るい某与党幹部によれば、巡航ミサイルも波の影響ある艦上より 地上から発射の方が大いに安定しているらしい。

芳しいとは言えない 近頃の我国周辺情勢と対峙すべく、最近は沖縄以外の与那国島、そして本土九州の自衛隊基地でも 米軍航空機の発着がみられる様だ。無理筋の海洋政策を変えようとしない中国大陸、それを援護するかの如く 弾道ミサイル発射を続ける北鮮、それに対ウクライナ暴挙をやめない一方、経済制裁を続ける我国への報復的所作に出るロシア国と、身構えざるを得ない国は複数に上る。それに留意するとしても、これまで重い負担ほ強いてきた 沖縄本島の基地負担を少しでも緩和すべきも事実である。

今回の巡航ミサイル導入、そして沖縄以外の自衛隊基地なども利用し始めた米軍の動き。これらが願わくば、二次的であるにせよ 沖縄の基地負担緩和を伴なうものである事を望みたい。普天間飛行場の辺野古地区移転問題も 勿論視野に入る。この移転が少しでも環境面などを含めて影響の少ない抑制的なものにできれば 沖縄県民の我国防衛安保策への理解も深められ、併せてこの地域で跳梁する所謂沖縄左翼や 存在が指摘される中・朝工作員の意図を挫く事もできよう。むしろ そうしたあり様の方が、日本及び日本人の利益にも叶うと愚考する者だが。今回画像は、最近覗き始めた当地南郊・JR笠寺駅付近を行く 東海道本線下り貨物便の様子を。時折自衛隊の輸送列車が現れる事もあり、その撮影候補地探しの意味もありまして。


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