Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

安保と鉄道 その⑤

2022-08-12 10:45:57 | 国際・政治

今日 8/12は、先の大戦と共に忘れるべからざる 群馬・長野県境にて生じた、日本航空機事故から 37回忌。今回は 原因など詳細は割愛致すが、拙記憶が正しければ 記録ある航空事故史上最大の犠牲 520人を生じた B747大型旅客機墜落の件。犠牲各位への改めての弔意と共に、事故回避に全力で当たられた関係各位への敬意をも新たにし この様な悲劇の再発防止を祈念したい。前述戦争の犠牲被害の方々へ向けた表敬は、当然だが来る 8/15に改めて行おうと思う。

本題です。「あの様な戦争を、二度と繰り返してはならない」とは、後半生の拙者も 最低年一度は聴いてきた。これまでの拙人生で 少なくとも数十回は耳にしたという事だ。「あの様な戦争」とは、始期から終期まで全体を見通し 展望を行い、その上で周到精緻な戦略を構築し積み重ねる姿勢のない 犠牲も大きい云わば「泥沼戦争」の事であり、我国の独立と国内の安全担保の為の 警察力行使とはあくまでも区別されなければならない。

もう世界的にも劣る所少ないとされる三自衛隊にしても、あくまでもやむなき場合の前述行使の為に整備され、関係各位が日々の訓練と準備に当たられているのだ。これには勿論 この所北日本が見舞われ悩まされている大雨など風水害を初め、災害への対応も兼ねるもの。

左派容共側が折々揶揄する 対外侵略企図など決してないものだ。そも 現憲法での厳しい制約の下、文民統制シヴィリアン・コントロールでの高度な安全制度装備を持つ三自衛隊が、緊迫した状況下でも旧軍の様な危険な動きをする事などあり得ない。我々はまず その事に留意の上で、三自衛隊への敬意と労いの心を持ち続けたいと願う者だ。

一昨日 岸田改造内閣が発足。折しも 安倍元総理突然の訃報で表面化した、大韓民国発・カルト系の旧統一教会と与野党政治家複数の「近過ぎた距離問題」への対応の意もあったとされるが、この手の話は 拙学生時分からチラホラと聞こえてきた事で、複数の高額被害を伴う「霊感商法」を初めとする反社性を顧慮しても ここへ来ての過大問題視もどうかという気はする所だ。

霊感被害者弁護団による、政治家各位向けの「早めに 旧統一教会とは手を切られよ」との従来からの表明は留意するが、それにしても報道各社局、特に左傾側のそれは 以前から察知していた情報を、タイミングを見計らって公表した様な所も見受けられるとの指摘も聞く。

新閣僚各位にしても、同教会との多少の繋がりは これからも散見される可能性があろうが、そこは「説明が大事」。政治家や実業家に留まらず、日本人はすべからく表現力、発信力が弱いとされる。「こういう事は言わなくても分かるだろう」と、特に与党の関係が思い込んでいるとしたら間違いだろう。通じたとしても、それは昨日まで。きちんとはっきり説明しなければ、今日の世論は理解しない事を これまで以上に肝に銘じて頂きたいものだ。

その上で 今回の内閣改造に少しだけ触れたいが、全体に経験者複数も交えた 無難な人事とはよく言われる所。拙者としては 髙市前政務調査会長の閣僚復帰は一応評価。河野党広報本部長も デジタル担当相として復帰されたが、留任の林外相と共に 賛否が分かれるといわれる。まぁ少し様子見かなという所。河野新デジタル相就任には、大型掲示板 2ch設置で知られる ネット事業家「ひろゆき」こと西村博之さんらが一定評価との話も聞いた。

そしてもう一方の目玉「防衛」については、これも経験ある 浜田靖一(はまだ・やすかず) 防衛相の再任が決まった。往年の名物議員、浜田幸一・元衆議(故人) の子息としても知られるが、父君の様な「勇猛」は世論も期待しないだろう。どの途防衛分野は増強やむなしの所なので、ここは冷徹な姿勢での向き合いを願いたい所。同相の表明につき、昨日の産経新聞ネット記事を引用して 少しみて参る。

「浜田防衛相、反撃能力念頭に『もっと踏み込むべき』」

浜田靖一防衛相は 8/10の就任記者会見で、政府が検討する防衛費の増額について「現下の安全保障環境に対応できるように 必要な事業を積み上げ、防衛力を 5年以内に抜本的に強化していく」との考えを示した。

浜田氏は 2008(平成 20)~ 09(同 21)年にも 麻生太郎政権で防衛相に就任し、今回再任となる。前回との違いについて、同氏は「今とは全く違った時代で、今回はかなり厳しい環境の中で 大変緊張感を持って職に就かせていただいた」と述べた。

その上で、相手に日本への攻撃を躊躇させる「反撃能力」の保有による抑止力強化を念頭に「『存在する自衛隊』から「行動する自衛隊』(へと変化した) と言われて久しいが、まさに地域の安定性を考えた時、やはりもっと踏み込んで考えなければいけない」とも語った。

また 中国(大陸) が 8/4に台湾周辺海域で行った軍事演習で、弾道ミサイル 5発を 日本の排他的経済水域(EEZ) 内に着弾させたことに関し、これまでの南西諸島への部隊配置を強化してきたことを指摘。その上で「南西諸島における防衛体制を 目に見える形で強化していきたい」とも強調した。(引用ここまで)

ここは、浜田防衛相の表明を静聴しようと思う。しかしその上で、やはり今回の中国大陸の対台湾向け「危険な出方」も理解するが、他方面への注意も引き続き願いたいとする者だ。特に東欧ウクライナ危機の鎮静化にもう暫く期間を要しそうな以上、北方への配慮も欠かせないのではないか。

今回の月間表題たる「安保と鉄道」の事共にも 勿論関わる。詳しくは 今月の終わりに詳しく触れるつもりだが、北海道新幹線の札幌開通後に問題となる JR函館線の五稜郭(函館市北郊)~長万部(おしゃまんべ・渡島半島北部で JR室蘭線と接続) の存続のあり方が議論され始めているが、この路線は我国の安保上も思った以上に重要なもの。対応を誤れば、北方に迫るロシア国の脅威をも増大させかねない。それ以外にも、安保上保全を図った方が望ましい JRなど鉄道路線が複数存在するはずで、浜田防衛相も触れられた「必要な事業の積み上げ」中に、是非とも鉄道輸送への一定関与も視野に入れて頂きたいと願う者だ。

今回画像も振り返りで恐縮。当地西郊の愛西市付近にての JR関西線貨物便の様子。昨年まで活躍の 旧国鉄 DD51型ディーゼル機。初の東京五輪直前の高度成長期に初デビュー。蒸機引退の後継指名を受けた頃は ファンから石を投げられんばかりの嫌われ者だったも、災害救援輸送の出動も多数。特に東日本大震災時の緊急燃料輸送と西日本豪雨時の迂回輸送では大いに注目され、引退した今となっては「国難を救った名機関車」と称えられるまでに。


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2 コメント

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浜田防衛相 (onecat01)
2022-08-14 19:19:33
HAKASEさん。

 浜田防衛相について、貴方と私の意見は違っているようですね。氏は田母神空将を退任させたときの防衛大臣で、千葉では公明党に鞍替えすれば良いと酷評される、石井準一議員を支援しています。

 父浜幸氏と違い、自民党内のリベラルつまり「反日左翼」と私は見ています。しかし、政治家は状況により変化しますから、貴方のように期待できるのかもしれません。

 私も、そのような気持ちで見守りたいと思います。
是非留意したい (HAKASE(jnkt32))
2022-08-15 10:19:02
onecat01さん、こちらへもご見解を有難うございます。
「時に、少しの見解相違」やむなき事と心得ます。

そうなんです。浜田防衛相につき、ご指摘の所はざっと
の所 拙者も伺っておりまして。

田母神元空将は極めて秀逸な幹部自衛官だっただけに
、あの時点での退任は避けるべきでした。些か無定見
の気配も、それは留意されるべきと思います。

防衛相に再任された以上は、貴指摘の様な問題点を
排除し、職責を果たして頂くべく 拙者は現状見守る
つもりでおります。まずは お礼まで。

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